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ステレオタイプの女からの脱却

私は思い込みの激しい人間なので、自分にコレは出来ないと思ったり、これだったら絶対出来ると思い込んだりする。自分自身をすぐ決めつけて、誰も頼んでないのに自分自身をステレオタイプ化している節がある。

去年、黒沢清監督のダゲレオタイプの女という映画を見たが、思いの外怖くて、一人でビクビクしながら映画館で最後まで見た。面白かった。

それで、映画は写真の話なのだが、写真というのは現像液などを使用するので、廃液は産業廃棄物扱いで、業者に持って行ってもらって処理しなければいけない。有害なので、決して水道などで大量に流してはいけない。

で、映画では使い終わった現像液を貯めておくタンクがあって、そのタンクから実は少しづつ現像液が漏れているという描写がある。それで、その漏れ出ている先が植物のあるところで、土に毒が混ざり、植物が枯れていってしまっている。

そのシーンを見て、写真って少しづつ環境破壊しているんだな、と改めて思った。それから少し、自分が出来る写真への向かい方を考え直そうとも思い始めた。

友人とカラープリント暗室を作っていたが、いよいよ誰も使わなくなってきて、ほぼ機能していない。プリントする時はレンタル暗室に行くように方向転換した。廃液処理が手間だし、そもそももっと沢山プリントをしなければ現像液も勿体ない。先日、廃液を業者に持って行って貰う際に、余っている現像液なども一緒に全て処理してしまった。半端なことして環境破壊するくらいなら、みんなで使っている場所を存続させた方が写真の未来はあるのでは、と思ったからだ。

暗室を始めた頃は、私はもっと写真に没頭して、もっともっとたくさんカラープリントをすると思っていたが、このザマ。本当に半端な奴だと自分の身の程を思い知ったが、やってみなければそれは分からなかった。

少しずつ写真を知っていくように、自分のことも少しづつ理解していく。写真はなんでも教えてくれるから、やっぱり楽しいと思った。

自分を型にはめずに向き合うこと、とても難しいが私には必要だと思うので努力する。

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カメラマン、エッセイスト。1988年生まれ、東京都出身・在住。写真を撮ったり、文章を書いたりしています。フィルム写真とともにブログ「record of tokyo」を日々更新中。お仕事のご依頼はお気軽に。

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born1988 / Tokyo, Japan / female / camera 東京の記録 2
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