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風来 車中泊旅に出た(完)~帰途

高知の格安ホテルで緊急地震速報に遭遇した翌日、牧野植物園を散策し、帰途に着いた。

3~4年前にもGo To トラベルを利用して高知に来た。5~6月の霧雨の降っている日、「モネの庭」に行き、出遇うと幸運にあやかれるというブルービーを花の間に見つけた。実際、数ヶ月後に嬉しいことが起こった。
今回、再訪したい気持ちもあったが、何となく萎えた。緊急地震速報のアフターエフェクトかもしれない。

高知道~松山道経由で150 km ほど。十分帰れる距離ではあるが、急ぐ必要はない。西条市の石鎚山ハイウェイオアシスで車中泊することにした。温泉もつばめの巣もある。いつものようにトイレ近くのスペースに停めて寝た。

オアシスはSAとつながっている
温泉やキャンプ場もある
つばめの子育ても順調そう

翌朝、朝定食で満腹にし、しばらく木陰で「移動祝祭日」を読み進めてから帰宅した。

朝定食にはうどんも付いている

玄関ドアを開けて真っ先に見たのはクンシランの鉢が載った縦長の花台。震度4くらいでは倒れないらしい。よかった。

震度4によく耐えた

「よんでんコンシェルジュ」という四国電力の電力使用アプリで日別使用量を見ると、9日に出て19日に帰って来たことがよく分かる。つまり、10泊11日の風来旅であったということ(8車中泊2ホテル泊)。昨年の北海道風来旅と比べると半分以下。
究極の希望は終わることのない風来旅・・・途中のどこかで人生を閉じても。

折れ線の最高気温と最低気温も

不在中の3キロワットほどの電力使用はなに???
冷蔵庫と風呂場の換気扇、便座ヒーターくらいしか思い浮かばない。生活してなくてもこんなに電力使っているのか?


道中の遺失物・・・①と②は旅の終わり頃、車内で発見
① 読書用の老眼鏡
② 歯磨きセット
③ ナンプレ用のけしゴム

しばらく非日常を過ごして帰ってくると日常を新鮮に感じる。日常が日常でなくなる。日常が日常に戻ったらまた行きたい。

・・・End.

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