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住宅ローンを完済したぞ

こんにちは。50代世帯主サラリーウーマンです。先日、住宅ローンを完済することが出来ました。借りた額は3千万の30年ローンです。

わたしの名義で家を買った経緯については過去綴っています。正確には2005年にローン契約しているので、18年で返し終わったという事になりますね。今は抵当権の抹消手続きも終わり、ようやく本当に自分のものになったという事です。(現在返済中のみなさん、下の投稿にも書いていますが、完済するまではローン貸主の銀行が実質牛耳っていますからね!)


ローン契約当初の金利は結構高かった

2005年は「自民党をぶっ壊す」で旋風を巻き起こした小泉政権の時代です。当時の平均株価は1万6千円ほどでした。今住宅ローンは変動金利で利息が0.5%以下、というイメージが定着していますが、当時は私は3年間優遇の固定で固定1.5%、ボーナス返済も合わせて、約年間100万円プラス利息を返済していました。

3年後に優遇金利が終わり、固定金利が1.9%になったら、月の返済が3万くらい増えてびっくりして、半年後に慌てて借り換えした記憶があります^^;;
※たった0.4%の金利上昇と思うかもしれませんが、ローン残高が多いと利息が跳ね上がります。怖い怖い。

ローン返済方法は、●●●●返済にしました(これが後々めっちゃ助かった)

住宅ローンの返済方法は、2種類あるってご存知ですか?下記の通り2種類あるのです。ただし、「元利均等返済」が圧倒的ポピュラーです。

  • 元利均等返済

  • 元金均等返済

違いは、少し情報が古いけれどこのブログが詳しいです。現在も、全国展開の都銀と楽天銀行は「元金均等返済」を提供しています。(自分調べ)

住宅購入にあたって、カネは出さずとも、元住宅会社のサラリーマンで宅建の資格も持っていた夫が「借りるなら元金均等返済、ぜったい!」と推していたので、元金均等返済にしたのですが、これを選んで本当によかった。

残高が年々確実に減っていくのが嬉しかった

元利均等返済というのは、月々返済する元金が固定されているので、確実に残高が減っていくのです。私の場合は、3千万を30年ローンで組んでいたので、およそ1年で100万減ります。少しずつだけど、確実に減る。

イコール、残高が減るということは、残高にかかってくる利息も減るのです。具体的に言うと、毎月の引き落とし額が、数十円単位で減っていくのです!! 

「ということは、残高を早く減らした方が後々楽じゃね?」と考えて、子どもたちの教育費がまだかからない小学生の内に、解約可能な個人年金や、株価が上がった保有株などを定期的に解約して、臨時返済に当てていました。
(臨時返済の額は、多い時で250万、少ない時で100万位だったかな。あまり覚えていないし記録もない)

一方、選ばなかった「元金均等返済」は、月々返済する金額が固定されているという返済方法なので、返済期間の半分が過ぎるまでローン残高の減り方は大変少ないです。残高が多く残っている=利息が多くかかる、という図式なので、トータルの支払い利息は元利均等返済の方が多くなります。

カネは出さないが、ナイスなアドバイスをくれた夫よ、ありがとう。この点は非常に感謝してます。

(返済冬の時代)子が中学以降は家計が厳しくなるばかり

最初の頃はがんばって臨時返済をしていたものの、子が中学生になってくると食費はかさむし、学校外教育費も増えていき、毎月と年2回のボーナス払い以外は、返済する余裕がなくなってきました。

特に、下の子が学校外のスポーツクラブに入団していた3年間は、会費や遠征費(交通、宿泊費)、親の同行(車出しの場合は宿泊の他にガソリン代もかかる)があり、体力も家計もボロボロだった。

ただし、元金均等返済だったので、9万円近かった毎月の返済額が、年を追うごとに少しずつ少なくなっていき、、、最後の年は元金に限りなく近づいていったので本当に助かりました。(注:ボーナス返済併用のため、毎月の返済額が低く抑えられておりました)

少子高齢化の日本におけるこれからの家の買い方

タイミング的には、転職から少し時期が遅れて完済したわけで、実質転職後の収入に対して、ローン返済を入れると毎月の支出額の方が多い赤字収支だったわけですが、終わりの時期が分かっていたので自分は納得しています。
そして、こうして完済できたから嬉しいです。

ただし、20年も住んでいたら、そろそろ別の場所に住んでみたいという気持ちも出てきました。夫や子どもに家守りしてもらって、私だけ別のところに住むっていうのもいいかもな、、と思ったりします。もうね、仕事や住む場所に長い時間拘束される事に飽き飽きしてきているのです。

そう考えると、35年ローンを組んで家を買うなんて、絶対途中で飽きる人もいるんじゃないか?と思うのです。数十年先も資産価値が変わらない場所など、少子化の日本では限られるでしょう。これから家を購入するのであれば、

  • 資産は下がるものと割り切って、自分が自由に使える家の価値として購入する

  • 元金均等返済を選択し、途中どんどん臨時返済をして早めに完済することが可能な計画で買う

のどちらかが良いのではないかと個人的に考えます。
みなさんの参考になれば幸いです。




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