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「僕は今、野球がとても楽しい!」強肩捕手18歳は伸び盛り!

VOL16  捕手 岡垣昂佑(おかがき・こうすけ)背番号25・新入団

PROFILE
2005/7/31 18歳 169㎝/70㎏ 右投/左打 鳥取県出身 鳥取商業高

「溌溂」とは、彼の今を言い表す最適の言葉だ。充実しているのだろう、「僕の力はまだまだ。勉強することばかりです。でも、野球することが毎日楽しいんです」と、18歳の若者は言葉を弾ませる。

 鳥取市内で生まれ育ち、小学3年頃から軟式野球を始め、中学のボーイズチームを経て鳥取商業高に進んだ。同校は鳥取県の野球強豪校で甲子園出場の常連であり、彼も在学中に2年連続して夏の甲子園を経験。彼は主に3年の春からレギュラーのキャッチャーとして活躍したが、それは努力の末に掴んだものだった。「僕は体が小さくてセンスや技術もなくて、足りないことばかりだったので中々試合に出られませんでした。そこで2年の冬から懸命に練習し、誰よりも努力しました。朝一番にグラウンドに来て夜は最後まで残ってやりました。好きな野球ですから辛くはなかったです。すると体も強くなり、試合に出られるようになったんです」。

猛練習と左打ち変更で頭角表す

黙々と送球練習を繰り返す岡垣選手

そのころ彼は丁度、右打ちを左打ちに変えた。長打力はさほど意識していなかったが、左打ちに変えることで「バットが綺麗に出てバッティングが上向きました。遅い変更でしたが、左打ちに適性があったんだと思います」。彼は3年の春を境に攻守ともに頭角を現す。もともと肩の強さには定評があった。すると、一生懸命なプレースタイルとも相まって、NPBのスカウトが視察に来ることがあった。「あとで聞いた話では、キャッチャーとしていいものを持っていると評価してくれていたようです。光栄なことです。ただ、『ドラフトで指名するレベルには至っていない』とのことでした」。そんな彼の評判はパイレーツにも届いていた。パイレーツはその将来性に魅力を覚えていたのだった。彼は同校卒業後、迷わずパイレーツの門を潜った。

実戦の2塁送球タイム磨く

「僕のセールスポイントはやはり肩です。2塁送球のタイムは自信を持っていますし、それを磨いていきたいと思います」と率直に話す。最近の練習では1.8秒台をキープし、「先日のシートノックでも1.83秒を記録しました。毎回測っています」という。NPB平均は1.9秒台半ばとされていて、それを大きく上回るタイムだ。しかし、「NPBは実戦の中のタイム。僕はシートノックだしランナーもいないし、バットも振られていません。ですから僕が実戦で1.95秒を再現できるかというと、そのレベルではありません」と、理路整然と説明する。また、送球タイムには「肩の強さもさることながら捕球してからボールを握り変える速さが大事」とし、その一連の動作が整ってこその「盗塁阻止になります」と付け加える。

一方、打撃を指し「高校までは金属バットなので手だけでもボールは飛びましたが、今は木製バット。体全体を使わないと飛びません。その感覚を今体で覚えつつあります。練習では自信も生まれ、マシーンでホームランが出ています。後は実戦です」。

彼は入団以来、強みの素早い送球を磨き上げるとともに、バッティング等の底上げを図っているところだ。「毎日が短いです。練習にもっと時間が欲しいです(笑)。監督さんなどに教えて頂きながら先輩選手の凄いところを色々と吸収させて貰っています。『楽しい』なんていうと不謹慎かもしれないですが、本当に楽しいんです」と岡垣選手。試合や練習でテキパキと走り回るその姿は、高校野球のそれを彷彿とさせる。「今後は試合や練習以外の時間も体のケアをしっかり行い、プロの意識で頑張ります」、生き生きとした口調が印象的だ。

ひとくちメモ
趣味:釣り
血液型:O型
愛称:「がっきー」
好きなタレント:特になし
好きな食べ物:焼肉
苦手な食べ物:特になし

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