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Step1-3 Googleビジネスプロフィールのページを放置していると危険!?

◀Step1-2 Googleビジネスプロフィールを運用する3つのメリット

前項目の最後でも触れたように、自分で作っていなくてもGoogleビジネスプロフィールのページが存在している場合があります。
今回は自分が作成していないGoogleビジネスプロフィールページを放置する危険性について、実際の事例を交えながら簡単にご紹介します。

ビジネスプロフィールを放置する危険性

悪意ある情報の改ざん・風評被害

誰でも編集が可能なため、このようなことに…

これは2018年に日本大学のアメフト部問題が合った際、実際にGoogle検索上で表示されていたGoogleビジネスプロフィールです。

Googleビジネスプロフィールはその作りやすさ故に悪意ある情報の改ざんや風評被害に用いられる場合があります。
早期に気づくことができれば良いのですが、気づかなければ間違った情報が世界中のGoogle上に露出し続ける事になります。


間違った店舗情報の拡散

検索上に嘘の情報が表示される場合も…

これは実際にあるプロフィールを元に作った仮のページ「牛野屋 駕町通店」です。このページは第三者であるユーザーによって作成されており、実際の店舗オーナーはこのページの存在を認知していませんでした。
作成したユーザーは純粋な善意で作ったと思われますが、このページにはいくつかの問題点があります。

・店名が間違っている
この店舗の正式名称は実際は「牛乃屋 駕町通り店」です。よく見ると2文字目の「乃」が「野」に、「駕町通り店」が「駕町通店」と間違って登録されています。

・住所が間違っている
この店舗の実際の所在地は「〜〜駕町通1丁目9−10 ●●ビル地下1階 」です。ひとつ隣のビルの住所が登録されてしまっている上、地下1階という記載もありません。

・掲載されたメニューがおかしい
この店舗は牛肉料理を提供していますが、メニューの項目には近隣寿司屋のメニューが登録されています。過去にはこのプロフィールを見て寿司屋だと思ったユーザーが実際に来店し、行き違いからトラブルになったケースが発生しています。

・県外から検索した際、本家より上位に表示される
ここが今回最大の問題です。このお店は県内では有名で、県内で検索をかけると正しいプロフィールがヒットします。しかし、県外から検索をかけると間違ったページの方が上位に表示されます。
これは検索した場所によって検索数の多いものを「最適な情報」と認識するGoogle上のシステムが原因です。たとえば正式名称をしらない県外のユーザーは、漢字一文字が違っていたとしても誤りに気づくことができません。むしろ漢字変換をした際に一番上に出てくる単語の表記のほうが正しいと思ってしまうかもしれません。そのままそのキーワードでの検索数が増えてしまうと、おのずとその名称で自動的にビジネスプロフィールページができてしまうのです。知らない間に誤った情報がどんどん拡散され、更には本家よりも上位に表示されるという恐ろしい結果となってしまいます。
オーナー登録をする際には誤った情報でプロフィールページが作成されていないか、事前によく調べる必要があります。
※ただし県内で検索をしたとしても、その地域で検索数の多い情報が表示されるため、正しい名称でしかヒットせず、気づきにくいという注意点もあります。


まとめ

GoogleビジネスプロフィールはGoogle検索、Googleマップ上にお店の情報を表示できる便利なサービスです。ですが、ページの作成・情報の修正は第三者から誰でも申請可能なため、定期的な更新・運用が必要です。
プロフィールページを放置していると間違った情報や改ざんされた情報が拡散され、あらぬ誤解を生んでしまう可能性があります。

Googleビジネスプロフィールを正しく運用することはネットからの集客力をアップさせると共に、間違った店舗情報がユーザーに届くのを防ぐ役割があるのです。

次の項目では運営の前段階として、Googleビジネスプロフィールに登録する手順をご紹介します。

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