娘とわたしと父、そして本

昨日唐突に長女が「お話を書く」と言いだし、ルーズリーフに物語の導入部分の文章を書き始めた。

文字数にして100文字程度。ツイート1つ分にも満たないが、ざっと要約するとこんな感じ。

○○は冒険へ出た。森に着いたところで「夕飯にしよう」と考えていると、「がっおー」と熊が出てきた。 ~つづく~

次の展開が気になるところで一旦話を区切り「つづく」としているのはなかなかセンスがあるな、と親ばかなわたしは思った。

また、輪をかけて親ばかな夫が言うには

・「さく:やまだ はなこ(仮)」というように、著者である自分の名前をフルネームできちんと記していること
・「○○ちゃんは×才の女の子です」というような説明を敢えてしていないこと

これらの点において「この子は物語を読み慣れている」と感じられる、と。



確かに長女は本が好きだ。

昔から絵本の読み聞かせはよくしていたし、自分で字が読めるようになってからは放っておいても勝手に読むようになった。

保育園でもかなり読んでいたようで、お友達のお母さんに「長女ちゃんに影響されてうちの子も本を読むようになったんです。ありがとうございます」とお礼を言われたこともある。

ちなみに小学校に入学した長女に「保育園と小学校、どっちが楽しい?」と聞いてみたところ、「小学校。保育園より本を読む時間が多いから」という返答だった。

よかった。

今の時点で本を楽しんで読めるのであれば、おそらく今後読書に苦痛を感じることはないだろう。



わたし自身はそんなに読書家だったという記憶もないけれど、それは生活の中で本を読むのが当たり前すぎたからかもしれない。

わたしの父は「とにかく本をたくさん読みなさい」と常に言っていた。

実際父はかなりの読書家で、父の本棚には本がパンパンに詰まっていた。盗み読みした宮部みゆきのミステリやサスペンスが面白くて、次々に読み進めたのを覚えている。


父の死後、母がこっそり教えてくれたのだけど、父は自分でもちょっと小説を書いてみたことがあるそうだ。ただ、才能がないと気づいてすぐにやめたらしい。


お父さん、文学青年だったあなたの娘は、紆余曲折あって細々とライターをやっています。

お父さん、文学青年だったあなたの孫は、ルーズリーフに意気揚々と冒険譚を書き始めました。

わたしの娘でありあなたの孫だからすぐに飽きる可能性も高いけど、「本好き」の血は明らかに受け継がれているよ。


サントリーの角瓶の水割りでも飲みながらニヤニヤ見守っていて下さいね。

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鞠 ようこ

紀南地方(三重・和歌山)でライターをやっています。noteではさらさらと綴ったエッセイ的なものを更新します。

つれづれようこ

ライター/二児の母/脳腫瘍患者を兼任する鞠ようこのエッセイマガジン。家族のこと、日々思っていること、病気のことなどをつれづれなるままに綴ります。

コメント2件

にまにましながら読ませてもらいました。長女ちゃん、素敵だなー。
私も子どもが幼稚園時代に書いた(?)絵本(数枚の紙をホチキスでとめたもの)を大事に取ってあります♪
ayanさん、ありがとうございます!長女先生の連載の続編はまだできあがらないようで、続きが気になってます 笑
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