生きてりゃいいや

昨日は月に一度の定期受診の日。高速に乗って車で2時間ほどかかる病院へ行き、脳外科と放射線科をハシゴして、処方箋もらって、会計して、薬局へ行って…と一日がかりの大仕事。

わたしは今、車の運転ができない。てんかん発作の既往があるからだ。なので受診の時は夫が休みを取って連れて行ってくれる。

遠方への通院は正直面倒だし、夫に負担をかけていると思うと申し訳ない気持ちになる。でも、子どもたち抜きでの片道2時間のドライブデートができると思うとそれも悪くない気がしている。夫がどう思ってるのかは知らないけど。

最近は週に1~2回左足がピクピクと痙攣するくらいで今のところは体調も悪くない。血液検査の結果もよくて予定通り化学療法の薬をもらえることになったので、わたしは機嫌よく会計の順番を待っていた。

お会計を待っている間、トイレへ行った夫が戻ってきてポツリと言った。

「今ふと思い出したんだけどさ、ようこがこの病院へ運ばれてきたとき、俺、『ようこが死んじゃう』と思ってこのトイレでめちゃくちゃ泣いたんだよね」

初耳だった。

だから夫は先日こんなこと(↓)を言ったのか、と合点がいった。

「夫に心配かけちゃったなあ」とは常々思っているけれど、病院のトイレで大泣きするほどだったとは。そりゃ「生きててえらい」とか言うわ。ごめんね。いや、悪いのはわたしじゃなくて脳腫瘍なんだけど、代理で謝ります。宿主責任ってやつ?


花粉症で目がしょぼしょぼの長女も、自分の主張が通らないとタオルをぶんなげて大声で怒る次女も、ももクロのライブが楽しみすぎてテンションがおかしくなっている夫も、さしあたってみんな生きてます。そして今後も「生きててえらい!」を積み重ねて毎日過ごしていきます。


日々忙しくしているとどうしても忘れがちなんだけど(こんなこと書いてるわたしもすぐ忘れて子どもたちに怒鳴るんだけど)、とりあえず、「生きてりゃいい」んだよね。何はともあれ、まずはそこからだから。




この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

いただいたサポートは受診時のランチ代もしくはカフェ代として大切に使わせていただきます。

6

鞠 ようこ

つれづれようこ

ライター/二児の母/脳腫瘍患者を兼任する鞠ようこのエッセイマガジン。家族のこと、日々思っていること、病気のことなどをつれづれなるままに綴ります。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。