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はじめてのオーディオシステム

皆さんこんにちは。
今日は遥か昔、それまで使っていたおもちゃのようなモジュラーステレオからはじめて本格的なオーディオを購入した当時のお話をしていきます。


・中学生から高校生時代
はじめてしっかりしたオーディオを買うまでは中学生の時に親父にせがみやっと買ってもらったモジュラーステレオを使っていました。
ぼくはその頃からオーディオが好きでよく百貨店のオーディオコーナーを見に行ってました。まだ子供でしたから店員からすると商売にはならないだろう…とあまり相手にはしてもらえなかったと思いますが、たまーに運よく「聴いてみる?」なんて言ってもらえることがありました。そこで聴く音はもう家のモジュラーとは雲泥の差で、もしこんな音で毎日音楽を聴くことができたらもう何もいらないな…とまで思っていました。
それこそ雑誌やカタログを穴が開くほど見てはどれにしようか考える日々でした。
なんとか現状の音を少しでも良くできはしないかとDIYショップへ行き何の設計図もない状態で合板と安物のツイーター、ウーハーを買い自分で作ってみたりもしました。…結果、音はぜんぜん良くなかったですけどね。

・遂にオーディオシステムを購入
そして大学3年生の時、必死でバイトをして貯めたお金で遂に夢にまで見たオーディオシステムを購入しました。
満を持して秋葉原へ行き、店頭での当てにならない試聴を繰り返し購入したシステムが以下の通りです。

・アナログプレーヤー:PIONEER PL-30L
・プリメインアンプ:Victor A-X5D
・スピーカー:YAMAHA NS600

日本のオーディオ業界が隆盛を極めていた頃の中心価格帯の製品で、学生に買える精一杯のレベルでした。
…今思えば鳴っていた音はたかが知れていたかもしれません。それでも自分にとっては宝物でした。
丁度、兄が結婚し実家を出て広い部屋をもらえたこともあり自分の部屋で音楽を聴く時間が本当に楽しかった。
多分、当時持っていたレコードの枚数はせいぜい20‐30枚程度だったと思います。その数少ない音源を大切に何度も何度も聴いた経験は貴重ですね。

PIONEER プレーヤー PL-30L
オイルダンプのアームを採用していた
ExclusiveのハイエンドプレーヤーP3と共通のデザイン
今見ても古さを感じない
写真はS字アームですが付属品としてもう一つ
黒いストレートアームに差し替えができました
カートリッジは何を使っていたのか…全く記憶にない
Victor プリメインアンプ A-X5D
スイッチ類を下部のフタの中に隠すすっきりしたデザインに心惹かれた
今見ても秀悦なデザイン
YAMAHA スピーカー NS600
当時、国産スピーカーのデファクトスタンダードだった3WAY構成のデザイン
YAMAHAに限らずどこのメーカーも似たり寄ったりのデザインだった
当時の国産名スピーカーNS1000Mへの憧れがあった
PIONEER カセットデッキ T-858
これだけは社会人になった札幌在住時に購入した

そして、過去の記事に書いたヴィンテージオーディオに出会い買い替えるまでずっと使い続けました。
ぼくはとても几帳面な性格で使用していたオーディオはどれも売却したり譲ったりした時まで傷一つなく新品と変わらない状態を保っていました。
今思えば使っていたのは4年程度だったように思います。
しかし、はじめて自分で買ったオーディオとしていつまでもぼくの心に思い出として残っています。

それではまたお会いしましょう。

#オーディオ #パイオニア #ビクター #ヤマハ

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