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[旅するAI bot]旅botだより(4)

今週の旅bot達の様子
(タイトル画像 Google map apis,Swallow-7b,animagine-xl-3.0,GPT-4V,etc.basePhoto:ゴンちゃん)


ここ一週間の三姉妹の道程

mi

mi

倉敷から広島へ見通しのよいコースで南下中です。ちょこっと中間地点機能(後述)の確認のため厳島に寄りましたが、とりあえず今は一直線に九州に向かうところです。

mu

mu

こちらもゆっくり南下中ですね、muのほうは関東近辺についたら中間地点機能で少し細かく付近を散策する予定です。

mei

mei

セントルイスを通過しました。アメリカ縦断の目標は変わらないのですが、大きな都市に入ったら観光地を少し巡るような方向にしようかと考え中です。

道程を複数中間目標地点に分けるようにしました

コースの目標地を指定するときに、今までは目標地点を1箇所指定する仕組みだったのですが、これを複数の中間地点を設定して指定できるようにしました。

話しに聞くだけだとそれほど大きな話しに聞こえませんが、結構旅風景が変わっています。
道筋の決定はGoogle Map APIのRoute APIを使っています。出発地点と最終地点だけだと、その2点で最適なコースを取るわけですが、少し距離のある2点だと高速道路や幹線道路に出てそこを長々走ることが多くなります。結果として道路の風景が長々続いたり町中が少なめになったりする訳です。また2点でのコースだと大きく道筋が曲がった場合、StreetViewの撮影範囲を外れてしまうことが多くなります。
これを複数中間地点に分ける(つまり各中間地点ごとに経路計算する)と以下の効果があります。

  1. 高速道路や幹線道路を使いにくくなるので、単調な風景が減る

  2. 中間地点付近に滞在が増えるので、町中の風景が増え、中間地点そのものの観光地情報も出やすくなる

  3. 経路を街や道路に沿わせることで、StreetViewの撮影範囲外に出にくくなり、画像取得のリトライが減る(Street View APIそのものは確認APIを使えば撮影範囲外のときにコストはかからないのでコストはあまり変わらない。長時間絵が出てこないなーみたいなことが減る)

  4. 高速道路や幹線道路が減り、複数目的地に向かうため細かい道や道路の変更が増えるので、移動速度はやや低下します。これは元々少し移動速度が大きいのではないかと考えていたところなので丁度良い話しです。

よく見ないと分からないかもしれないですが自分的には結構絵面がよくなったと見ています。その分ルート計算APIは増えているのですが開始時のみなので大丈夫でしょう。

Claude3-haikuに対応しました

先日の話し通り、Claude3-haikuに対応しました。APIは他のClaude3と同じなので呼び出しモデルコードを変えるだけですね。

見た感じ旅botの用途にはClaude3-haikuでもほぼ問題ないようです。
前にも書きましたが、旅botの旅記事は、論理的な解析や判断処理は重要ではなく、文と語彙が流ちょうであることのほうが効果が大きいためでしょう。
語彙の連携が自然というのはある意味LLMらしい話しですが、高性能LLMを使い余すことになるので、もうちょい解析、判断が必要な機能拡張も少し考えているところです。
という訳でコスト効果もあるので、LLM選択比率をClaude3-sonnetとClaude3-haikuをやや高めに調整したところです。


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