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梅雨真っ只中。
今日も雨。
でも、大降りではなく程よい感じ。
学生を連れて信貴山に入る。
幸運にも信貴山のお世話をしている方と知り合うことができ、
今回で3度目。
前回も雨。
しかも大雨だったので、今日の天候はそれほど気にならなかった。
どんどん道なき道を分け入り、勾配のキツイ山道だったので、
見事に滑って尻もちをついた。
気持ちが良いくらい。
自分で笑いがこみ上げるほど。(笑)
その後は滑ることは何とも思わなくなり、出来るだけ腰を低くして
安全に滑り落ちることさえできるようになる。
格好悪いけど、一番安全なのだ。(´艸`*)

今日は学生の事も考えて、安全な道を。
それでも、滑るのは当たり前で・・・。
気持ちいい程滑った学生が一人居た。
残念ながら私はその瞬間を見逃した。(笑)
他の学生はさすがというくらい上手に歩いていた。
先に進んだ学生が後の子を気遣い、手を差し伸べ、
注意を促す。
学校を出た時はなんだかみんな他人行儀で知らな人同士が
車に乗り合わせているようだったけれど、
みんな森の中では表情豊かで自然なふるまいだった。
森の中のスズメバチさえ刺激を受けたのか飛び回り始めた。

森の中ではたとえ人間であっても
自然の摂理に従わなければならない。
スズメバチが私たちを追い払いたがっているのだから
当たり前のように私たちは退散。

何気ない風景に見えるけれど、明らかに元気な森であった頃とは
違ってきていると言う。
木々が元気に育つことが出来なくなってきている。
枯れた木があちこちに存在する。
木は何十年も経たなければ立派な木に育たない。
今育てている木は私たちが死んでから、立派な成木となる。
自分たちの為ではなくこれからの未来のために育てている。
過去の人たちがそうして来てくれたように。

山の枯れ木や竹に浸食された山は私たちに伝えたいことを
私たちは感じ取る必要があるのだと思う。
便利なこと、怠けることになれてしまった私たちはこのままではいけないんだと言うことを。

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