こちんだ/放送作家 文字で奏でます

初著書「世界一カンタン!テレビを見るだけで雑談力が爆上がりする魔法のスキル~半径3mの…

こちんだ/放送作家 文字で奏でます

初著書「世界一カンタン!テレビを見るだけで雑談力が爆上がりする魔法のスキル~半径3mのメディアに隠された極意」 発売初週 有隣堂横浜西口店 総合&ビジネス書ランキング1位 Amazon放送メディアランキング3位

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たまっていますか

noteを利用しているみなさんには、読書家が多いのでは? 読書量が増えると、蔵書も増えて、置き場に困りませんか かつての自分は、読み終えた本はチェーンの買取店に持ち込んでいました。 ただ、スーツケース一杯分でも査定額は2000円前後。 帰り道に、何か食べようものならお代はほとんど残らず、 残るのは言いようのない虚無感ばかり。 しかし、1年ほど前にこの問題の解決策が見つかりました。 図書館が無償で引き取ってくれることを知り とりあえずトートバック一杯くらいの本を持ち込

    • つづけますか

      「プラシーボじゃね?」 しばらくぶりに会った友人に半笑いで言われて、そんな気がしてきた… プラシーボとは医学用語の一つ。「偽薬」のこと。新薬の開発段階で、効果を試験するために用いる。 たとえば、お腹を下している人を10人集める。「これからお腹に効く薬を飲んでいただきます」と伝え、5人には本物を、5人には偽物を与える。 すると偽物を服用したにもかかわらず症状が回復する人が現れる場合もある。これは暗示のような心理的効果、思い込みのケースも考えられる。 プラシーボという言

      • みとめますか

        「だんだん名刺交換しなくなるんだよねぇ」 ある知人の話。中学や高校の同窓会に行くと、20代、30代の頃はクラスメートと名刺交換をしていたが、40代になると名刺交換をしなくなったという。 「最初は会社名や肩書など、小さなマウントの取り合いのような気持ちもあったけど、40代になると、およそ先が見えてくるというか、今さら名刺交換って気分じゃなくなるんだよね」と、聞かせてくれた。 そういえば2021年の秋、サントリーの新浪社長が「45歳定年説」を唱えて、世の中がザワついた。企業

        • たたきますか

          「♪なんでだろう、なんでだろう、なんでだ、なんでだろう?」 noteから半年以上ごぶさたしておりました。おひさしブリーフ!  と、言えば「ゲッツ!」でおなじみのダンディ坂野さん。 「なんでだろう?」は、テツandトモさん。Z世代には伝わるだろうか? テツトモさんは青いジャージと赤いジャージ。ダンディさんは黄色いスーツ。 その昔、自分が仕事で関わっていた、とあるテレビ番組の話。当初、新しいエンターテイメントを届けるというフレコミで立ち上がり、ミュージシャン、マジシャン、俳優

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        • ウェルカムルーム
          15本
        • パーティルーム
          9本
        • レコメンルーム
          2本
        • ショウルーム
          9本

        記事

          かえしますか

          「さきほど “しさん” というスーパーの表記に誤りがありました。」 テレビでは「スーパー」という文字テロップが多用されます。 音声だけでなく文字も併用することで、わかりやすく伝えるのが狙いで 「演出」の範疇に入ります。 いわば視聴者への「おもてなし」みたいなものです。 しかし、肝心のスーパーが誤っていては元も子もありません。 先日、ある経済ニュース番組で、「資産」と示すところを「試算」と出たため数分後のスタジオ部分でキャスターが「訂正」を入れました。 こういった「

          したがいますか

          「年齢確認ボタンを押してください」 コンビニやスーパーでアルコール類を買おうとすると、レジの人が年齢確認します。 このシステムが始まった当初は「自分って大人に見えないか?」とか「若く見られるのかな?」とか一喜一憂、心の中で「どう見えてんの?」とツッコミを入れることもありました。 今となっては、いちいち押さなければならない面倒な動作です。 店側もマニュアル通りにやっているだけで、相手が本当に未成年の疑いあれば生年月日を訊くことになっています。 怠ると大変なことに、とい

          つくれますか

          「まん防あけたら行きましょう😅」 仕事の取引先との夜の会食は仕事の一部です。 同じ釜の飯を食うというと大げさかもしれません。 が、人間の根源的欲求を一緒に満たすということで連帯感が生まれやすくなります。 夜の会食が無くなったこの2年間で気づいたことの一つが距離感です。 リアルで会っていた人とすっかり会わなくなった一方オンラインでつながる人が急増しました。 会社では新入社員のリアル出社機会が少ないため、オンラインで顔や声を知っていても実際に対面したことないってザラです。

          はらいますか

          「一番向こうのレジで対応しています」 いつも行くスーパーマーケットで 「この問題は放っておけんかも」と思うことがありました。 普段利用するスーパーのレジは4タイプあります。 1 完全セルフレジ 自分でピッとやって、タッチパネルで決済 2 完全セルフレジ 商品5個以内なら自分でピッとやって、タッチパネルで決済 ※チャージした専用カードのみ対応 3 セミセルフレジ 店員さんがピッとやって自分でタッチパネル式機械決済 4 アナログレジ 店員さんがピッとやって店員さんが決

          つたわりますか

          「ごめん、今んトコ、理解できなかった…(汗)」 遠慮なく言えるようになったのは、ここ数年のことです。 それまでは、相手の話を理解していなくても「わかったフリ」をして聞き流していました。 しかし、消化不良でいると、あとでもう一度訊かなければならないので お互いに不幸だと気づいたからです。 ただ、話を遮るのは少々はばかられました。当初は、自分の理解力不足で話を止めるのは失礼かと思ったのですが、最近はむしろ「わかったフリ」の方が相手に失礼だと思うようになりました。 なので

          きますか

          「あるサイトを教えてあげるといいらしいです」 手段が目的になっていると覚えにくいことを思い出しました。 高校生の頃、定期試験で地理を翌日に控え、全く地図の名前を覚えることができませんでした。 地図にはいろいろな種類があります。グード図法、メルカトル図法、ランベルト正積方位図法といった横文字の名前がついています。 地球は球体なので、平面で表現しようとすると何かしら無理が生じるため、その無理を解消しようと先人たちは苦労したわけです。 地図を見るのは好きですが、地図の種類

          のぞきますか

          「最後のお願いにまいりました~~~!!!」 選挙カーの声に聞き慣れてきたせいか、投票当日のひっそり感ったらねぇ… 普段、仕事場の窓も出入り口も開放しているので、屋外の音や匂いが通過しまくりでほとんどアウトドア。なので、候補者のがなりも聞こえ放題です。 かつてなら「お願いされてもな~」という気分でしたが、共感できるようになりました。 というのも、ようやく初著書が世に出る日が近づいてきたからです。 数ヶ月前、書き上げた頃は、知人に「今度、本が出るから立ち読みしてよ」など

          みつけますか

          「できることとできないことのギャップを埋めるだけ」 天才はいるんだな。カンブリア宮殿という番組に天才発明家が出ていました。絶対に緩まないネジを開発した人です。 そもそもネジは振動で緩むのが常識でした。 たとえば、右回しで締めるタイプなら、外す時は左回しします。いくらきつく締めても振動で左に回ってしまえば緩みます。 そこで、もうひとつ外側にネジを締めるのですが、そのネジは左回しに締めていきます。文字だと伝わりづらくてすいません。もうひとつのネジは左回しで締めていきます。つ

          よめますか

          「マスクの下は笑顔です」 郵便局で窓口の職員さんもマスクをしています。名札の下には、客へのメッセージ。腕には研修中の腕章。背後では年の離れた男性職員が見ています。 研修中に笑っている余裕なんてないですよね。目が真剣。マスクの下は笑っていてほしいな。とか考えながら、郵便局を出ようとした時のこと。 ビルの中へ通じる扉はすりガラスのような作りなので向こうに人影。明らかに扉の目の前にいます。入ってくると思って自分は扉の前で立ち止まりました。しかし、入ってくる気配がありません。

          きゅうしますか

          「落とすと思ったのよね」 スーパーのレジで後ろに並んでいる男の子(見た目小学校低学年)のテンション下がっていまいた。 その5秒前。手にしているいくつかの品物の中からペットボトルが落下しました。そして、ペットボトルを拾おうとして他の品物も落とすという“あるある”でした おそらく男の子は自分の手で商品をレジに持っていきたかったのだと察します。 気持ちよくわかります。問題は母親と思しき人物の言い草です。 「ほら言わんこっちゃない」とでも言いたげなニュアンスに関係ないこっち

          なりますか

          「置くだけで音が広がる♫」 100均ショップで目が釘付けなりました。 こ、これは!! スマートフォンをハンズフリーで使うと、スピーカー音では限界があります。 アンプのように、音を大きくするグッズがありました。 プラスチック製で小さなプランターの真ん中から上部、 さらに上から見て半円分を切り取ったような形。電源不要です。 写真で見ていただくと一目瞭然!なんですが、商品を載せると なんだかステルスマーケティング(ステマ)ブログっぽくなるので、 どうか想像してみてくださ

          まもりますか

          「部下が恥ずかしそうにしていたよ」 打ち合わせが終わって外に出ると真っ暗。 チャリで仕事場に戻ろうと走っていると、ふと一軒の店が気になりました。 緊急事態宣言下で、並びの飲食店が休業中で灯りが消えているせいか 間口の狭い入口から漏れる灯りに思わずチャリを止めました。 中をのぞくとエプロン姿の初老男性がゴルフのクラブを手にしています。 ゴルフショップにしては狭いし、中も雑然としています。看板には「修理」の文字。 普段なら決して気にならない店。ゴルフに興味ないわけではあり