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頑張りすぎの新社会人に寄り添ってくれる曲

社会人になってかれこれ3年。振り返ってみると、辛いときに頼りになったのは家族と友人、それから、音楽でした。

もともと音楽が好きでよく聴いていたのですが、「救われた……!」と思うようになったのは社会人になってから。

どんな気持ちのときに、どんな音楽に寄り添ってもらっていたのか――。

きっとこの音楽たちは同世代の社会人の心にも届くはず。最後にプレイリストを載せるので、一度聴いてみてほしいです!

社会人1年目と2年目で感じていた気持ち

1年目は、会社における自分の存在意義がわからず、虚無感でいっぱいでした。「やることがなくて辛い」なんて言おうものなら、「贅沢な悩みだよね」って返ってきそうで。なかなか家族には気持ちを打ち明けられずにいました。

2年目で本配属されると、目が回るほどの忙しさに、虚無感は微塵も感じなくなりました。でも、仕事のなんたるかも、先輩や上司との人間関係の築き方も、何ももわからず、もちろん手の抜きどころも知らず……。ついつい限界になるまで頑張ってしまっていました。一人じゃ抱えきれなくて、誰かに「今日あった辛いこと」を聞いてほしい気持ちでいっぱいな感じ。

家族や友人に、毎日のように愚痴るのは心苦しくて、できませんでした。ネガティブな話ばかりだと、聞いてる側もしんどくなっちゃうなーって思うんです。私自身もそうだし。

自分から毎日は話さないことを選んだくせに、話さないとなんだか一人ぼっちで社会と戦っているような、寂しさを感じちゃう。

そんなときに、救ってくれたのが音楽でした。

イヤホンさしたら、一人じゃなかった

小見出しは、official髭男dismの『What's going on?』にあるフレーズ。耳にした瞬間、本当に的を射ているなあ!と共感できました。それは、社会人になって音楽の中に「誰か」を感じるようになったから。

学生の頃は、音楽のなかに「誰か」を感じることはあまりなくて。音楽で泣いたのも、小田和正さんの『たしかなこと』を生で聴いたときぐらいでした。

それが社会人になってからは、このシーンだったらあの曲、こんな気分だからあの曲に頼ろう、とまるで誰かに相談をするような感覚で曲選びをするようになったんです。聴きながら涙した回数も、5倍ぐらいになりました。

特にリピートした3曲

①雨のパレード『Take my hand』
世界中の人たちの、お兄ちゃんになったつもりでつくったというこの曲。

涙をふいて ほら悩んでないで
一緒に探そうよ 不安になるわけを
もう大丈夫 なにも怖くないぜ
つぶれそうな夜も側にいてあげるよ

この冒頭部分から、「本当にお兄ちゃんを感じる……!」と、引き込まれました。ボーカル福永さんの優しい歌声が癒し効果を倍増してくれて、まだ諦めないで頑張ろうかなという気持ちになります。

②official髭男dism『異端なスター』
憂鬱な気持ちと、幸せな気持ちを総取っ替えしてくれるパワーをもつ髭男の曲たち。中でも、この曲は普通の人生を歩んでいる名もない社会人の気持ちを代弁してくれているかのように聞こえます。

「平等だ」って嘘ついた
頭撫でられ喜んだ
いい子になんてならないで

「いい子」であることを常に期待され、それに応えてきた(と思っている)私にとって、このフレーズは衝撃でした。感情を隠さずに自分らしく生きていいんだよと、背中を押してもらっています。

③androp『Star』
どストレートに、聴き手の存在を全肯定してくれる曲。好きなタイプは「私のことを肯定してくれる人」なので、ストライクゾーンど真ん中な性格の持ち主です。

君は独りじゃない いつも側にいるよ
流れた涙はまだ溢れてしまうけど
大丈夫 大丈夫 もうすぐ笑えるから
ねぇ一緒に 明日を迎えよう

社会人2年目で本配属されてから、忙しくてわけわからないし、助けてくれる余裕のある人も周りにいなくて、よく泣いていて。心がそれだけ弱っているときに、ウォークマンからこの曲がたまたま流れてきたんです。独りじゃないって直接言ってもらえたぐらいに救われました。

頑張る心に寄り添ってくれる曲リスト

spotifyに掲載されている曲から、「頑張る心に寄り添ってくれる曲」をピックアップしてプレイリストを作成しました!私の社会人生活の支えとなっている音楽たちです。

(ものすごく聴いてほしい一押しの曲は、配信されておらず……。その一押しを最もリピートしたのですが紹介できないのが残念です。またの機会に)

▼spotifyプレイリストは、こちらから再生できます!


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