たかがお茶くみ、されど福あり
社会人デビューは役員秘書だった。男女雇用機会均等法施行の境目だった。給湯室に課ごとに並べられた湯呑が誰のものか、お茶を入れるのか、コーヒーなのか、覚えるのが入社当初の大切な仕事のひとつだった。
平成初期の職場はこんな事がまかり通っていた、ほんの30年前の事よ、ほんの。さらにその40年前に女性に選挙権が与えられたというから、戦後に女性の社会的地位は激変したんだなぁ。
朝と3時のお茶くみをしていた社会人1年目の私を振り返って、特に憤慨することはない。あ、思い出した。別部署から