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マーケティング初心者 「Bリーグ」マーケティング戦略調査 #マーケティングトレース

どうもこんにちは。marcyと申します。現在社会人3年目です。note初投稿にして、マーケティングトレース初投稿になります。「初」尽くしです。

自身の勉強をかねて、調査結果をまとめたいと思います。マーケティング初心者なのでツッコミどころ満載だとは思いますが、軽ーーーい気持ちで見ていただければと思います!

今回は、第10回マーケティングトレースミートアップに参加しました。調査対象は、最近ますます盛り上がりを見せている「Bリーグ」です。マーケティングトレースの記事はこちら。

Bリーグ概要

まずは、Bリーグについて、簡単に概要を説明していきます。Bリーグは、2015年に発足した、日本のバスケットリーグです。詳細は下記の記事がわかりやすいので、ご覧ください。

Bリーグのマーケティング戦略を行なっているのが、公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)とBリーグが出資して設立した会社である、「B.MARKETING」という会社です。

Bリーグが自身の使命として掲げているのは、下記の三つです。

(1)世界に通用する選手やチームの輩出
(2)エンターテイメント性の追求
(3)夢のアリーナの実現

要は、今までのバスケットリーグのイメージに革新を起こして、バスケット業界を盛り上げていこう!って事ですね。(説明がありきたりすぎです笑)

特に二つ目の「エンターテイメント性の追及」については、マーケティングにおいては力を入れているようです。これは、最近のスポーツ業界全体で見られる傾向です。

という事で、まずはマクロな視点として、バスケットボール業界全体の現状を見ていきます。前置きが長くなりましたが、ここからがトレースです。

バスケットボール業界を取り巻く現状

最近は、バスケットボール業界だけでなく、スポーツ業界全体が、新たな取り組みを見せていますよね。
例としては、フェンシングのLEDを活用した試合演出、ビジュアライズドが挙げられます。

スポーツ業界全体として、最新技術を活用したり、試合以外の時間に花火やパフォーマンスを盛り込むなど、スポーツの新たな楽しみ方を創出しようとする動きが活発です。
政府としても、2020年の東京オリンピック開催に向けて、スポーツ業界を盛り上げる施策を実施しており、2025年までに市場規模を15兆円に拡大する事を目指すと発表しています。
この辺の情報も踏まえて、Bリーグを取り巻く環境をPEST分析でまとめてみました。

特に技術面の変化はスポーツ界には大きな影響を与えていると考えれらます。スポーツ専門のサブスク動画サービスである「DAZN」やinstagram、twitterなどのSNSが発達したことにより、会場に行かなくても、スポーツを手軽に観戦できるようになりました。

しかし、我々観客にとっては嬉しい進化なのですが、プロスポーツ業界にとっては大問題。プロスポーツの収益比率の多くは観客のチケット購入が占めており、観客動員数が減ってしまうと大変困るのです。

Bリーグの凄さは、この技術の発展をうまく活用しつつ、観客の動員数を確保する取り組みを行なっているところです。

Bリーグの成長要因

Bリーグの成長要因を、マーケティング視点と組織・資金面でまとめて見ました。参考にした記事は、下記になります。

【Bリーグの成長要因(マーケティング)】
・独自のペルソナ「SAMIT」
・SNSの使い分け
・観客向けのイベント開催
・会場での大規模な演出
【Bリーグの成長要因(組織・資金)】
・設立の立役者・川淵氏の推進力
・大手企業とのスポンサー契約

まずはマーケティング目線での成長要因について。最も注目すべきは、Bリーグが独自に創出した、ペルソナモデルである「SAMIT」です。Bリーグは観戦してみたいと回答した「観戦意向者」の調査を実施し、「集団観戦」を好む「若年層・女性」にターゲットを絞りました。次にSNSを活用してバスケのコアファンが好むような動画をアップしたり、若年層・女性が閲覧しそうなハッシュタグをつけた投稿を使って情報発信を行い、集客率を高めて行きました。
また、各SNSによって情報発信手段とチケット取引手段を使い分けたのも興味深いです。確かにSNSって、自分の中でなんとなく用途を使い分けてますよね、、、。ユーザー目線で考えているあたりが素晴らしいと思いました。
また、実際に会場に入ってからの演出もすごい。
画像引用:https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=c1602956

スポンサー契約を結んでいるJBLのスピーカーから音楽が流れて、コートではダンサーがパフォーマンスを披露します。まさにスポーツ観戦ではなく「エンターテイメント」としてバスケットボールの試合を演出しています。
僕はまだ試合を観戦したことがないんですが、この情報を知っただけでも、「行って見たい、、、」と素直に思いました。ミーハーですね笑

そして組織・資金面置ける成長要因ですが、やはり設立の立役者である川淵氏のマインドが活きていることが組織の先進的な考え方に大きな影響を与えていますよね。資金面においては、SoftBankをはじめとする多くの大企業が出資していて、会場のド派手な演出を実現できているのもバックアップがあるこそなのかなと考えられます。

自分がCMOだったら

さて、ここが一番大事なところです。自分がCMO(Chief Marketing Officer、最高マーケティング責任者)だったら、今後どうするのか。まずは今回の調査全体からのこのように求めます。

続いて、施策案を下記に羅列します。今回は、自分で考えた施策と、ミートアップで出てきた意見を総合的に挙げています。

【既存マーケ・成功要因から】
・中年層への人気再燃(SLAMDUNK世代)→親子割 家族割等
・若者・女性ファッションブランドとコラボ
【市場・業界・顧客】
・選手のメディア露出・チームのアイドルを作る(広告塔)
・各地方のスタジアム整備(カフェ・レストランの充実等)
・バスケットボールのフィットネスジム
・各チームのブランド化支援 
・受動的に情報を入手できる媒体での情報発信(テレビ・youtube広告)
・地方自治体とのコラボ
(地方イベントへの参加支援・バスケットコートの整備)
・芸能人のジャンプボール
・試合観戦を含んだ地方観光ツアー
【組織構造・資源】
・大企業スポンサー→ベンチャー・中小企業へ

たくさん書きましたが、いくつかピックアップしたいと思います。

これまで散々いいところを挙げてきましたが、現状、Bリーグの課題は多いです。特に大きな課題は、下記の三つです。

・若年層・女性に絞ったことで、ターゲット層が限られていること
・大手スポンサー企業打ち切られた時の打撃大きいこと
・チーム間での資金・人材格差が大きいこと。

この三つを解決する施策として、先ほど羅烈した中から、個人的に推したいのは下記になります。

・中年層への人気再燃(SLAMDUNK世代)→親子割 家族割等
・バスケットボールのフィットネスジム
・選手のメディア露出・チームのアイドルを作る(広告塔)
・各チームのブランド化支援
・大企業スポンサー→ベンチャー・中小企業へ

独自のペルソナ分析で、ターゲットを絞ったBリーグですが、それが裏目に出て、他の世代にはなかなか馴染みがないことが現状です。そこで、第一次バスケブームを起こした漫画「SLAM DUNK」世代である中年層を取り込むため、親子割や家族割の実施する。また、健康思考の強い中年層・高齢者を狙って、バスケットボールを使ったフィットネスを浸透させて、参加者への宣伝を行うといった施策が有効ではないかと考えます。「SAMIT」のような、独自のペルソナを各世代ごとに考えるのも面白いかもしれません。

次に、チーム間格差についてですが、各チームのブランド化を測ることはもちろん、チーム毎のスター選手にスポットを当てて、スター選手のファンを創出していく。また、地方ごとに広告塔となるようなタレント・アイドルを作り、地方での宣伝を行うことで、地元ファンを増やす等の意見も挙がりました。

そして、最後に資金面ですが、現状、大企業から多くの資金を得ているBリーグですが、最終的に大手企業のメリットが薄くなり、スポンサーが離れていくのではないかという課題があります。というのも、大手企業はBリーグを媒介とした宣伝を行わなくても、十分地名度があるからです。そこで、地名度の比較的低い資金力のある企業をスポンサーとして新たに迎え、より Win-Winの関係が保てる企業を探していくべきなのではないか、という意見も挙がりました。

最後に

以上が、僕のマーケティングトレースです。
今回、ミートアップをして実感してのは、やはり誰かと意見をぶつけることで新たなアイデアが生まれてくるということ。
今後マーケティングの仕事に関わるに当たって、今回の経験を生かした仕事ができればいいなと思いました。
今後の課題は、もっとファイナンス面での分析もしていくことです。

拙い文章でしたが、お読み頂きありがとうございました!

#マーケティング #マーケティングトレース #スポーツ #初投稿 #バスケットボール








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