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認知症の母が教えてくれたこと

「キレイ事言わないでください✋」

今からお伝えする話は、
センシティブな内容なので、

そう感じる方も
いらっしゃるかもしれません。

ただ、生きる上で大切な事を
お伝えしているので

興味がある方のみ読んでください。


野崎です、
実家がある大分に帰省しています。

普段なら、
久しぶりの家族団欒で
ルンルンの時間を過ごすのですが、

今年からは、
ズドーンと重い雰囲気.....。

というものの、、

年末から母親の
認知症が発覚したんですね。

・同じこと何回も言うなぁー
・物忘れがひどくなったな(過去は覚えている)
・家から出なくなったなー
・ワガママになったなー
・料理もしなくなったなー

と思っていたのですが、、、


その症状も
“認知症”と診断されて、

不謹慎ですが
ちょっと安心しました。

ただそうは言っても、
起きてしまったものは
仕方がありません。

心配しても時間と気力のムダ。

今できることをやろうと思って
今回の帰省は人生で一番
親孝行しています^^

仕事をサボって買い物に連れだし
一緒に夕食を作ったり、

母親を連れ出すために
食事会を企画したり、

のほほんとした一瞬一瞬を
胸にきざんでいます。

5分前の記憶がなかったり、
会話が噛み合わないこともありますが、

「話しかけてくれるだけ幸せ。
いつも父親に怒鳴られているから
ちゃんと向き合って話を聞こう」

そんなマインドでいると、
少しばかりフラットでいられるものです。


具体的には、、、

・相手の事をジャッジせずに
まずは話を聞く。

・やってくれたことに対して
 感謝を伝える。

・〇〇やれ!と命令するのではなく
 〇〇やってくれたら嬉しいと頼る

・出来ない事を責めずに
 出来ている事に目を向け責めない

・動かないことに関しては
「一緒に〇〇しようと誘う」

など、、、

怒鳴って力づくで行動させるよりも
行動したくなるような言葉がけをする

そうすると、
母親も以前より楽しそうで、

自分から行動する頻度も
上がったんですね。

手前味噌ですが、

自己啓発本をいっぱい
読んできたことが
少し役立ってきました。

、、、、

実はこの母親の話、

イソップ童話の「北風と太陽」
の教訓にも通づるところがあります。

参照 https://www.youtube.com/watch?v=pxtCl5WLcao


「え、イソップ童話?!」
急に昔話が出てきたので、
びっくりした方も多いでしょう。

簡単にあらすじをお話しすると、、

ーーーー

むかしむかし、北風と太陽が、
「旅人の着ものをぬがせたほうが勝ち」
と勝負をしました。

北風は思いきり強く、
「ビューッ!」と吹きつけました。

すると旅人は「さみー」と震えて
もう一枚着物を重ねました。

一方で太陽は、
ぽかぽかと温かく旅人を照らしました。

すると旅人は着物を自分から脱いで
近くの川へ水浴びににいきましたとさ。

-おしまい-

超ざっくりですが
そのようなストーリーです。

冷たい風で無理やり
旅人の着物を脱がせる
「北風」よりも、

温かい日差しで、
自ら着物を脱がす
「太陽」の方が、

人は行動しやすいことが
読み取れたと思います。

コピーライティングを
書くときと同じで、

母親とのコミュニケーションも、

相手を理解して、
相手の感情に憑依(ひょうい)する


母親のおかげで、
人間理解のトレーニングを
させてもらっています(感謝)


なのでもしあなたが、、

・何度言っても動いてくれない
・相手にイライラしている
・話が通じない

などコミュニケーションで
悩んでいましたら、

「自分の感情は横において
相手の感情に憑依する」

これを意識してみてください。


人を変えることはできませんが
自分はいくらでも
変えることができます。

最後までお読みくださり
本当にありがとうございます

追伸:

このお話をメルマガで
させていただいたところ、

このようなメッセージを
いただきました。

Nさんありがとうございます🥺


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