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専業主婦になりたい〜大学編〜

共働きが主流となったご時世ですが、


私は、「専業主婦になりたい」です。


この気持ち、休職中の今だからこそ湧き上がってきた気持ちではなく、

遡ること、

大学4年での就職活動の頃から思っていました。


ですが、私は本当の気持ちに蓋をして、

本音とは真逆のことをしては、ずっとずっともがき続けて、これまで何度も何度も気持ちがブレました。


専業主婦になりたいと初めて思った大学生の頃から現在までを、自分なりにまとめてみようと思います。


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大学3年生の秋頃

就職活動に向けて少しずつ準備を始めようとした矢先、

リーマンショックが世界経済を直撃。

幸い、私の周りにはいませんでしたが、
その年に就活を終えた方の中には、内定取消となった方もいたほどでした。

リーマンショック前までは、景気が良く、大手企業から内定がもらえるのが当たり前だった就職活動が一転。

日本経済も大きな打撃を受け、これから就職活動が始まる私達は、苦境を潜り抜けなければならない状況下に立たされました。


働くのなら、総合職としてバリバリ働きたい


不況期に突入し、就職活動が厳しくなる中でも、

そんな強い気持ちと向上心を持ちながら、
様々な業種を見ては、エントリーシートを作成し、いくつもの企業に応募していきました。


今思えば、ただ「肩書」が欲しかっただけ。


一見、謙虚な姿勢でも「私はすごいのよ!」と、

総合職で大手企業に勤めているという「肩書」から、周りに自分自身をアピールしたかっただけでした。


ありのままの自分はダメ


自分自身に価値を見出すことができないから、

無価値な自分を隠すために、虚勢を張ろうとしていたのです。

自分に自信が持てないからこそ、

本当は何がしたいのか
どんなビジネスパーソンになっていきたいのか

10年後、20年後の展望を見据えることもできないまま、企業にただただ体当たりしていく日々が続きました。

同時期に、両親の離婚やその他諸々の出来事もあり、

精神的にも限界でした。


「就職して当たり前」

という言葉で、常に自分自身を駆り立てては、自分で自分にダメ出しをして鞭を打ちながら過ごしていたため、

精神的に脆く不安定になる自分は、周りの人より弱いからだ、私がおかしいんだ、とずっと思い込んでいました。

強烈な思い込みが先行し、さらには、これまでもずっと自分自身を駆り立てることで物事を成し遂げてきていたので、

自分自身を俯瞰して見ることどころか、自分自身を受け止め、認めてあげることすらできませんでした。


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大学4年生の頃

大学4年生になってすぐ、付き合っている彼に内定が出ました。

彼がもらった内定から、

「私の性格は、専業主婦の方が合ってるのかも」

ふと思い、就職活動を一旦ストップさせたのです。

ふと思ったきっかけを、はっきりとは覚えていませんが、結婚したらという話を彼としていて、

「専業主婦」という言葉が出てきていた気がします。


今思えば、「専業主婦になりたい」という明確な目標のために、以下のことをやるべきでした。

・お料理教室に通う
・家事などから母親をサポートする
・心理学を勉強する(彼を支えられるように自分のメンタルトレーニングも踏まえて)
・専業主婦になりたいことを彼に伝えて話し合う

自分の身のまわりのことは、自分でしっかりできることを前提とする上で、

専業主婦として必要なスキルや内面を磨くことはもちろん、彼に気持ちを伝えて先々のことをしっかりと話し合うことなど、

自立するための行動が必要となるのに、

一時的な感情に流されては、的外れな行動ばかりしていました。


そして何よりも、

まずは、自分自身の精神的安定さを保つために、自分には何が必要なのか、ということを、

模索していくことがとても重要であるのに、

自分自身の精神状態や心には全く目を向けず、

母親からの煽りと、内定をもらった友人達の報告に焦りだし、
大卒になるのだから一度は就職しなければという思い込みから、

周りの人々や環境に振り回されては、自分の本当の気持ちさえも見えなくなり、

不安と焦りから、気持ちは益々ブレていきます。


「専業主婦になりたい」


真の気持ちは置き去りにされていき、「専業主婦になりたい」と思うことは、

就職活動から逃げるための口実で、私のわがままと甘えなのではないか…と、感じるようになりました。

身勝手な甘えから脱却すべく、

無理しながら的外れな新たなことに挑戦しては、これは違うと感じたらすぐに撤退する

ということを繰り返しているうちに、あっという間に卒業する時期になっていました。

焦って駆け込むように就職活動を再開し、企業研究もままならないまま内定をもらいました。


就職先が決まり、一見は安心できる状況に見えましたが、

現実は、本来自分がやりたいことを無視しているので、気持ちはブレたまま。


母親の理想を押し付けられるかのような煽りを含め、周りの人の意見や自分のいる環境によって、

本当に自分がやりたいことを見失い、気持ちは流されては、自分の思いがブレてしまうのだから、


当然の如く、精神的にも不安定でした。


不安定な気持ちは、彼との関係にも影響してしまい、

些細なことで喧嘩しては、連絡をとらなくなることを繰り返していました。


今後について、彼とはほとんど何の話もできず、喧嘩したまま社会人生活を迎えることになるのです。

自身の経験を踏まえて、心が軽やかになる言葉や文章を発信できたらと思います。 ホッとひと息つける、憩いのページとなりますように😊 ほんの少しであっても、皆様の温かいお気持ちは大きな励みになります。