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自分のことを伝えるのはそんなに上手ではないが、やってみよう。 #NoteDay1

「今やってることや起業について、Noteに書いたら?」

私のブログを読んでくれた友人からすすめてもらい、少し考えた。

これまでに、講演の機会をいただいたりする中で
「本を出したりすればいいのに」と言われることもあったが、
まだまだそんなレベルどころではない。

もっとまだまだ知見を深めたり、人に出会ったり、いろんな方法を模索する時間を大事にしたいと思っている今日この頃。

Noteは、現在進行形での動きと思考を綴っていくことができるので、
自分の考え方や動き方と合いそうだと思った。

ただの戯言ノートになる可能性もあるが、
自分の見ている世界を伝えることで、誰かに新しい視点や刺激をもたらすかもしれない、一緒に何かを創ることができるきっかけになるかもしれない、なんて、少しの期待がある。

そんな経緯で、このNoteを電車の移動時間などで書いてみることにする。


ではでは、いざ、何を綴ろうかと思いを馳せると、
こんな自分にも人様に語れることがあるのだろうかと心配になった。

とにかく、まず手始めに、今日は『私が何者であるか』について、
少しお話しようと思う。

コミュニケーションの仕事をしているのに「自分を素直に語るのが一番難しいので、ご了承ください」という言い訳を、前もってしておく。笑

いざ。

私は、技術企業のためのグローバルブランディングのコンサルタントとして仕事をしていて、主に海外市場を主軸にしている。

何をしているかというと、日本の機械、電子部品、モビリティ、環境の関係技術のB2B企業と一緒に、経営戦略に基づいたグローバルブランディングの戦略と責任を担ってプロジェクトを実行するお仕事。

ついでに言うと、その会社 Aalto Internationalを自分で立ち上げている。
最初の創業はシンガポールで、ちょうど6年目になるので、起業家6年生でもある。

それと並行して、スウェーデンのSaaS企業Mynewsdeskの日本事業の立ち上げに携わって以来、日本の責任者をしていて、
Webサービスを日本企業に展開している。

それと、今年の4月に、Ocean Tech Japanのディレクターを始めた。
海とテクノロジーのかけあわせで、人と海の共生を目指す、フランスの組織の日本版のローンチに取り組もうとしているところ。

日本とフランス、たまにドイツにいる時間が比較的長い。それ以外の国にもよくよく出没する。

それぞれの仕事については、またNoteで少しずつ語っていく。
長くなるので、今日は詳しくはふれないでおこうと思う。


この6年は、あっという間だった。
起業をしようというより、信じていることに取り組むと決めて、それがたまたま会社という形式だったので、正直、ビジネスとは何たるかをわからずに、走ってきた面が強い。

わからないことにぶつかりまくったし、
何度も転んだし、悔しくて泣きながら仕事をした日も多々ある。

なんだかんだ人に救われて、ここまできた。それはそれは、めまぐるしい物語の中を生きている。

その間は、目標だけ見つめて走ってきて、
気づいたらここにいたという感覚に近い。

こうして振り返ると、なかなかにエッジのきいた人生を送ってきたもんだとも思うが、 それでも、全然、まだ実現したいビジョンの到達まで、
一合目にさえ至っていない。

もっと知りたい、勉強したい、トライしたいという気持ちに対して、
走り去るように、毎日が高速で駆け抜けていく。



仕事で海外のことに取り組んでいると、
「帰国子女なんですか?」と聞かれることもある。
会えばわかるが、そんなどころではない、
元々はコミュニケーション下手な人見知りの関西人だ。

神戸生まれ、阪神大震災で家が全壊して大阪に引っ越し、
堺という仁徳天皇陵で有名な街で育ち、京都で大学生活を送った88世代。

今、海外コミュニケーションを扱う仕事に携わるにもかかわらず、正直、もともとは人見知りで、要領もよい方ではない。

中学までは、人と話すまでに何を話せばいいか、考えに考えまくって、
やっと人と話す瞬間には、顔を赤くして話して、会話が終わったら深呼吸していた。
話すのが苦手なので、よく文章を書いて、予行練習をしていたぐらいだった。

中学・高校はソフトテニスのキャプテンだったが、運動センスが悪く、クラスで走りはビリで、
「なんとかしないと!」と思って、毎朝学校前に走る練習と、自主練をしたりしていた。

そんなこんなの子ども時代であったが、
要領が悪いことは重々承知で、とにかく誰よりも、勉強したり、時間や努力をかけて到達する必要があることを体に染み付けて覚えてきた。

そんなどうしようもない不器用な人間だと認識している。

勉強も、仕事も、コミュニケーションも、英語も、テニスも、 言ってしまえば、なんでも、
とにかく毎日どうやったらできるかと考え続けて、ひたすら試し続けていたことだけは、確かに言える。

だから、今、
海外コミュニケーションに関わる仕事の機会を
いただいているなんて、本当にありがたすぎる話だ。

小さい頃から、時間をかけてたくさん考えて、
試行錯誤してきたことを仕事にでき始めたところ。


「なんでその仕事をやってるんですか?」
そう聞かれて、私が、今取り組んでいることを全部伝えると、
一見色々やってて散らかしている印象を持たれそうだが、実は全てに共通する動機がある。

『その先の世界を見たいから。世界を前に進める力になって、その先の世界をみんなで見てみたい』

漫画みたいな、そんな想いを根底に強く持って生きてきた。

その原点には、実は、6歳の頃に経験した震災がある。
周りの家の人が亡くなり、家が全壊して、新しい場所で生活をやり直した。

ある日突然、予想もしない出来事が降りかかり、
たくさんのことを失うということに直面した。

瓦礫と化した家、周りの人の死を身近に経験して、私は自分自身と人生に、向き合うようになった。

なんで震災が起こったんだろう。
なぜ私は生き残ったんだろう。
と自分に問い続けて毎日を過ごした。


ずっと考え続けて結局たどり着いたのは、
きっと、誰のせいでもなかったということ。

ずっとその場でじだんだを踏み続けていても、
考え続けても、その疑問は解消されない気がした。

だから、それよりも、自分の手で、
『その先の未来を創ること』に、もっと目を向けるようになった。

それが正解かはいまだにわからないが、私の心の中の大前提にある。

その思いを根底にもち、世界を前に進める手段として、いくつかの仕事に取り組んでいる修行中の身。


話せば長くなるので、このあたりにしよう。

Noteでは、私の仕事や起業を通して、
・未来に何を創ろうとしているのか、その先の世界について
・今は何を捉えて、どうやって取り組んでいるか
・関連する機会や人との出会い
など、気長に綴りたいと考えている。

私の話しはいつも、話せば長くなる。

またじっくり次のストーリーで語ろうと思う。
どこかの誰か1人の心にでも届いているなら🙏


あとがき:
写真は、2013年、シンガポールで起業してすぐの頃。一緒に組んでいたドイツ人の経営者とドイツとSkypeしていたが、この頃は、英語でのオンライン会議にまだ自信がなかった頃で、質問を何度も聞き返すしかなく、焦って水を飲んでいるさま。

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