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MARIPPAKAMA?

前にご紹介した「さるっぱかま」。西会津国際芸術村の理事長に見てもらいました。そしたら「やーだ、まりさん。それは『さっぱかま』って言うのよ」と言われました。形も理事長のお持ちのものとはシルエットが違うとか。ははは。
当たり前ですー。あの断ち図しかないわけですから解釈次第で形も変わるというもんです。「猿袴」「さるっぱかま」そして「さっぱかま」。いろんな地方でそれぞれなりの形と名前があるのでしょうね。だから、「MARIPPAKAMA」、どうですか?ん〜、だめかなぁ。

さて、この形でいくつかのバリエーションを作ってみました。

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これは、浴衣を解いて作ってみました。前回、この生地で派手な唇マスク、作りましたけどね。お揃いでいかがかしら?

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こちらは帯地。木綿型染ですが、裏側に廻る部分は黒の無地。さらに手になる部分に印のための白線が引いてあります。その柄の配置をそのまま使いました。シャキッとした張りのある生地ですからウエストはゴムにはせず、一般的な袴のように紐使いにしました。でも、ひと工夫するのがまりネェ流。後ろを留めるのはマジックテープです。

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ほら、こんな感じ。あ、モデルが悪いのはお許しを。

この生地、1箇所だけ「残念!」なところがありました。なぜか落ちない茶色のシミ。

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頑張って、しみ抜きしたんですよ。でも、これ以上抜くそこだけ白が目立つし、そばのがらも少し色が抜けてしまいましたし。で、考えた。「墨」だからね。

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見て!だったら、柄の一部になっていただくのが一番ですよね。そういう修復を嫌わない方にお嫁に行くといいなぁ、と思っています。

そろそろ、アップしなくちゃと思っております。乞うご期待。名前は…、MARIPPAKAMAにしようかなぁ。ん〜、やっぱ、ダメ?

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