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未完成の美。

最近、出会って心動かされてしまった本。

「自分らしさを言葉に乗せる 売れ続けるネット文章講座」さわらぎ寛子・著

とてもいい気づきがあったので、現役女子大生ネットショップ店長なりに(長い)書き留めたいと思います!
ちょっと長いけど、おつきあいください。

9月16日に本屋で見つけてピピッときて買ったのですが、なんと一日前に発売されたばっかりの本だったんです!その日に読破したので、発売後日本最速で読んだのでは、と思ってます。

ずーっと、模索中なんです。ネットショップの売れ行きは好調とはいえないので。
でもその状態でも、前を向いて続けていくこと、発信し続けることを、この本に肯定してもらえた気がします。

「この人から買いたい」と思ってもらえるにはどう発信をしていけばいいのか?というのがこの本のおおまかなテーマです。

自分では自分のことをよくわかっていても、外からみるとすごくもやがかかった状態。とくに直接会うことがないネット上はそうだと思います。

自分の価値観や目標の根源を掘り下げてみて、ストーリーにすること、そして日常も自分らしさを出すコンテンツにしていくことで、ファンを増やすとよいのだそう。ちょうど、求めていたような本に出会いました。

そして私なりに価値観の根源を探ってみると、今まで気づいていなかったキーワードが出てきました。

ネットショップを起業してからも、その前も、「まだこんなに若いのに!?」とよく言われてきました。それは、「やりたいことは夢にせずいまやろう」という自分のポリシーを持ってきたからです。

このポリシーをもつようになったきっかけ…
思い出してみたら、それは父の死からでした。

小学四年生が終わろうとする頃、私の父が突然死しました。人生ではじめて参列したお葬式は、いちばん身近だった、父の葬式でした。

正直、生きていることが怖くなりました。
自分だって明日、今日、いや1秒後に死ぬかもしれない。
人の命のあまりの儚さに気づいて、夢なんか持ったって無駄だって、一時期は自分なんていつ死んだっていいやと諦めていました。

しかし時を経て、やりたいことが増えて、人生を再び楽しめるようになりました。そのとき、死にたくないと思う代わりに、私はこう決めたのでした。

「明日死んでも後悔しないように生きよう。」

それから、やりたいことは夢にせず、いまやろうと、大胆な挑戦もできるようになりました。

これが私の行動力、価値観の根源です。

このお店をやっている理由も、人生を楽しむために必要なちょっとした心の余裕を、抹茶で生み出したいという気持ちが実は強いのです。

また、私の行動で人生の「今」を楽しめる人が増えたらいいな、という想いもあります。だから高校生の前でお話させていただくのもすごく嬉しかったし、同じようにチャレンジする人が出てきたらいいなーとも思っています。

ここで最初の話に戻るのですが、「未完成の状態」でどんどん出していっていいと思うのです。どれだけ準備しても、勉強しても、完璧な状態でスタートを切るのは無理だから。志半ばで死ぬ前に、はじめてしまったほうがいい、と私は思います。

常に迷いながらでも、続けてみる過程で身につけていけることが沢山あります。店をはじめたことで出会った人から多くのことを学びました。そして人生のできごとすべてが学びのように最近感じています。

まだまだ勉強中だし、この店に満足はしていないけれど、前を向いて自信をもって続けていこうと、勇気をこの本にもらいました。
お店の成長の過程を、これからもどうか見まもっていただければとおもいます。

この気持ちをどう店のプロフィールに反映させていくかが、第一の課題かな。

今日からまた、がんばります!

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