高すぎる化粧意識のハードル、下げていこう1『裏面の斜め読みをしよう』

こんにちは、樽沢まりと申します。

みなさんは、お気に入りの化粧品とかってありますか?
化粧品、スキンケアまで考えるとものすごーくいろんな種類があって、選ぶだけで面倒…いえ楽しみが増えますよね。
私は製品に対するこだわりはないのですが、裏面のカタカナに妙にうきうきしてしまうタイプの人間です。

最近は、肌に優しい天然の成分を使ったものが多くて、ネットで調べると、この成分って危ないんだー!!とかびっくりすることも・・・

いや、本当にびっくりするんですよ。
ちょっと間違った知識が進んでいないかな?と。

実際にアレルギーを持っている方や皮膚の弱い方はいますし、化学物質を使っている以上よくないものは使ってほしくありません。
ですが、健康な方がそんなに気を遣う必要が・・・?と思うと、意識が高すぎるのも選択の幅を狭めているのではないかと思うんですよね。

つまり、もっと気楽に化粧品を選びたい!意識高い方に『あらそれって危ないのようふふ』とか言われても『いや大丈夫なんで…w』って心の中で呟く人を増やしたいなと。
あとは、今更聞きにくい化粧品の役割だったり、メカニズムを知ることでもっと身近のものになってもらいたい・・・とそういう算段です。

第一回は、
『裏面の斜め読みをしよう』

裏面っていうのはあれです。化粧品の裏っかわもしくは箱についてる成分表示のこと。
意識高い人はすでに読んでいるかもしれない。
パッケージ前面の見出し『しっとり!』『うる艶!』で判断してもいいんですけど、裏面を読むとこの成分のおかげなのかふむふむと知った気になれるのでぜひ。逆に言うとこの記事読んでも知った気にしかなれないので、最終的には成分一個一個はちゃんと調べるという力業が必要になってきますが。まずは、こんなにいろんなものが入っているんだよ!っていうところを知っていいただければと思います。

ではさっそく、例をあげますね。

水、シクロペンタシロキサン、水添ポリデセン、DPG、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ペンチレングリコール、イソステアリン酸ソルビタン、・・・シリカ、エタノール、ヒアルロン酸Na、ローヤルゼリーエキス、メチルパラベン、ソルビン酸、(+/-)タルク、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄

ええもう長すぎるので途中すっ飛ばしました!この呪文のような長いカタカナはスタバの注文を彷彿とさせますね。これ全部解読出来たらそれでお仕事できますよ・・・。
使う分にはほどほどでいいです、ぼんやりと『こんな感じかなー?』と斜め読みしていきましょう。

① 一番多い原料はなんだろうか
② 水っぽいかな油っぽいかな
③ (+/-)って書いてある!
④ *って書いてある!

このくらい見とけば大丈夫だと思います。
私肌弱くてこの成分が・・・って方には申し訳ありません。大体大丈夫だろうというずぼら女子の裏面の見方になっております。

① 一番多い原料はなんだろうか

上の方は食品と同じく多い順に並んでいます。この場合は水ですね。水が主成分かー、化粧水かな?保湿液かな?となんとなく思っておきましょう。

② 水っぽいかな油っぽいかな

なんで見る必要があるかといわれると、好みに関わるってことがメインです。化粧品の成分って、大きく分けると4種類くらいしかありません。
水(っぽい成分)
油(っぽい成分)
その中間成分
香料や着色料です。
  たまーに有効成分
  
  最初の方なんであるの!って思うかもしれませんが、化粧は着色をよく肌になじませるためのドレッシングみたいなものです。着色料だけ塗ると、チョークで黒板に引いた線みたいにすぐぼろぼろと粗が見えてしまうので、それをドレッシング化してあげることでうまーく綺麗に見えその上落ちにくく作っている・・・とはいえ汗かいたら落ちるんですがね。水よりか油よりかでその人の肌に合った化粧品のタイプが選べると思うので、『しっとり』とか『さらさら』っていう文字を見たら裏面を見てその正体を突き止めて私みたいにカタカナ見ながらこいつのおかげかー!とにやついてください。

 よし見分ける簡単な方法ですが、○○―ル、○○タン、○○チルそこらへんは油っぽいです。省略されてるけどDPGのGはグリコールの略なので、こいつも油の仲間ですね。あ、でもソルビタンはちょっと違うなあ・・・一概に油といっても強い油なのかそうでないかを知りたければ調べるのが早いのですが、斜め読みするくらいならあー入ってるねーくらいでいいかなと。この部分知りたい方はご意見いただければもうちょっと広げます。
二番目のシクロペンタシロキサンも油っぽい成分ですが、これは中間のドレッシングみたいなやつです。界面活性剤っていう漢字五文字で説明してるところが多いです。
水が主成分で、油成分もいっぱい入ってて、その間を界面活性剤が調節している・・・ここまでわかれば7割わかったといっても過言ではない(過言)。

③ (+/-)

ってなに、プラスなのマイナスなの?って思いますが着色料の成分を説明するときに書いてあることが多いです。口紅とか同じシリーズで色味ごとに成分表示をちょっとずついじるの大変じゃないですか。大体この成分を使って調色していますよ、という表示ですね。大体というのは、『この成分使ってないけど同じシリーズのこの種類には使ってるから書いてある』っていうこともあるんです。だから(+/-)。製作者の都合とか言ってはいけない。

お、着色成分が入っているということは化粧水ではなさそうですね。タルク、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄・・・どれも有名な成分ですが、酸化チタンは白、酸化鉄は赤みがかった色をしていることが多いです。これも後々ちょっと細かく書きたいなあ。酸化チタンは悪者扱いされていてかわいそうなイメージがあるので・・・。話がそれましたが、水っぽい製品で肌色の着色に仕上げている製品なわけです。なのでこれは化粧下地かリキッドファンデかなあ、ということが言えますね。

④ 『*』

今回の成分表示には加えていませんが、たまーに化粧品で見かけたこと、ありませんか?これは有効成分の表示です。基本的に化粧品ではなく、化粧水などの医薬部外品の成分についていることがあります。
「え、ここにもヒアルロン酸Naとか、ローヤルゼリーエキスとか、効きそうなやつ入ってるのに有効成分じゃないの!?」って思うかもしれません。有効かもしれませんが、ここで言う有効成分は、ちゃんと効果が定められていてそれにのっとって書いているので、化粧品よりも制約がいっぱいあるんです。有効成分だけど、医薬部外品ではなく化粧品として売るためにあえて有効成分表示をしないこともあります。(水素水とか、効き目があることを医薬品として認めたら普通の飲料水として売れないので逆に困っちゃうんですよね・・・だからあんな効果があやふやで根拠がない紹介しかできないんですよ。いや根拠が本当にあるかどうかはさておき。)
『*』を見つけたら、あ、効きそうな成分入ってるけど目的に合ってるかなー?と調べてみてください。

長くなりましたが第一回のまとめです。
『裏面の斜め読みをしよう』
① 一番手の成分は一番多く入っている
② 水と油を調節して作ってるのが化粧品、肌のタイプに合わせたい
③ (+/-)着色料の印、必ず入っているわけじゃない
④ 『*』は有効成分の印、気になったら調べてみよう

以上になります!
だらだらと読むにはちょっと長いような気もするけれど抜粋して寄り道を減らしたつもり・・・ですがどのくらいがいいんでしょうかね?ご意見などありましたらお寄せください!

次回はタイプのいくつかあるメイク落としについて予定しています。
『水に濡らしちゃいけないやつと洗顔兼用ってなにか違うの?』ってお話を・・・。


化粧品の話で気になることがあればコメント?か何かでお寄せください!といっても成分や選び方くらいのお話しかできませんが・・・。
〇:化粧品のこの成分って危ない?とか
×:アイラインがうまく引けないけどコツ教えて!→私には無理です
もっと細かい説明して!!って方がいましたら化粧の別シリーズを作って書いていこうかなあと思ったり・・・。

あと小文字とか伏字って、noteでやる方法があればついでに教えてくれる方お願いします。

2018/10/12

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