オープニングナイト感想(続き)(ネタバレ)

⚠️ネタバレ注意⚠️👀

彼女しか演じられないと思い、代役も立てずに初日を迎えた「二番目の女」。

マートルの行方がわからず、途方に暮れていましたが、流石俳優仲間、初日を迎える恐怖も痛い程分かり、マートル・ゴードンの素晴らしさ、人間的魅力も知っているので、彼女の気持ちに寄り添い、祈っています。
「一緒に舞台に立ちたい」

やっと彼女は見つかりますが、アルコールで立つのもやっと😥😰

それでも、待たされて今にもブーイング👎をしそうな観客の手前、舞台の幕が上がります。

初めは本当にこのまま上手くいくのかな?と言う展開。

でも、共演者等がマートルのサポートをします。

マートルの動きに合わせて、脚本も変わって行きます💦

本来ならマートルの元夫(劇中劇)が暴れたり、殴ったりするのですが、それが出来ずかえって嬉しそう。

2幕目になると、マートルは酔いも少し醒めてきて、夫役の夫😅と丁々発止の演技を始めます。

もう「二番目の女」の内容とはかけ離れてしまって、可哀想なのは女流劇作家ですが💦、夫役(カサヴェテス)とマートルが生き生きと演じていて、演劇の楽しさを思い出した、見出した様に感じられ、観客も大受けしていたので、この奇跡の様な「オープニングナイト」は無事、大団円を迎えるのでした。

予期せぬ展開でハラハラドキドキしましたが、所々くすくす🤭笑いもあり、面白い映画でした。

晴れやかな気持ちで映画館を後にしましたが、後で、初日後の劇はどうなったのか、とても気になりました。

劇作家さん、どう脚本を作り直すのかな。と細部が気になったり、マートルの心を見ない、女優として見ていない男性陣は「どうしょうもないな💦」と思っていたのですが、

今、私はマインドリセット手相講座やインド占星術初期講座とかを受講しているので、感想が少し変わりました。

女性の気持ちはあまり分からないけれど、演出家の彼は、まあ憎めない人。夫もマートルに演技で向き合ってくれたし、彼自身も演技に自信が持てた様で良かったね♪と言う印象です。(夫は、マートルの演技に嫉妬していたみたい。自分は彼女ほど有名じゃないので)

マートルの問題・悩みだった「若さ」や「美しさ」の意識に変化が起こったので、本来自分の心にあった「演じる喜び」、「舞台にかける愛情」に気づけたことで、マートルの魅力はますます輝き始めたんじゃないか。と。

初心に戻って、舞台や物語の素晴らしさ、そしてそれを作り出す仲間等の絆を感じられた事がラストの爽快感に繋がっていると思いました。

ジーナ・ローランズ❗️本当に素晴らしかったです❤️