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Saraswati〜サラスヴァティ

神話から感性で読み解くシリーズ
女神のパワーオラクルカード


あなたの中にまだ眠っている
表現手段、言葉、技芸に磨きをかけてください。


安易なところから抜け出して
芸術の高みにしていくには勇気が伴う事です。


始めは賛同者も居ないかも知れない。
技を熟達させるには来る日も来る日も地味で地道な反復の連続に多くの時間を費やすことでしょう。


熟達することだけは引き寄せの法則も通用しません。


あなたがあなたを信じ あなた自身があなたを向上させるしかないのです。

それらを乗り越えた人だけが他に追従を許さないダイヤモンドになれるのです。

楽をして熟達は手に入らないのです。

覚悟はありますか?

あなたが紡ぎ出す真の創造力、奏でる音楽、歌、知識を知恵にそして言葉にする。

芸術全般を示すもの。

サラスヴァティはいつも見守っています。

あなた自身が光になり
世の中を照らしましょう。




*神話的背景
サラスヴァティ(サラスヴァティー)Sarasvatiはヒンドゥー教の女神様。最高神(トリムールティ)のひとりブラフマーの神妃、芸術・学問を司ります。
ブラフマーとサラスヴァティーの間には、人類の始祖であるマヌが誕生。
サラスヴァティーは多くの絵画に4本の腕で描かれ、そのうちの2本の腕には数珠とヒンドゥー教の聖典であるヴェーダ、もう1組の腕に琵琶に似た楽器ヴィーナを持ち、白鳥または孔雀に乗た姿が描かれています。
日本の仏教伝来に際しては、金光明経を通じて中国から伝えられ、弁財天として信仰されるようになります。
 サラスヴァティはインドの最も古い聖典「リグ・ヴェーダ」においては、聖なる川・サラスヴァティー川の化身。
「流れる川」から、流れるもの全て、音楽・言葉・知識を司る神。
韻律・讃歌の女神ガーヤトリーと同一視され、ヴェーダ聖典や儀礼に用いられる祈祷の化身とされています。
サンスクリットでサラスヴァティとは「水(湖)を持つもの」を意味し、川の女神として五穀豊穣と招福をもたらします。
また、人類の始祖であるマヌを出産した母でもあるサラスヴァティは、ヒンドゥー教において最上の女神として信仰されています。

サラスヴァティは日本に仏教が中国から伝来した際、仏教聖典のひとつ「金光明経」において国を守る諸天善神の1柱、“弁財天(弁才天)”として伝えられています。
弁財天は学問・智慧・弁舌・音楽などの芸術全般を司る神として以外にも、財運や招福、長寿を授けるとされ、七福神の中のただひとりの女神でもあります。
また弁財天(サラスヴァティー)は、神仏習合思想のひとつ「本地垂迹(ほんじすいじゃく)」(日本の神々は仏や菩薩が化身した権現(ごんげん)であるという思想)においては、市杵嶋姫命(いちきしまひめ)(アマテラスとスサノオが誓約を行った際に霧から生まれた水の神)と同一視されます。

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