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ガイド本にはない感性でカードを読み解くシリーズ    


本日のカードは
parvati

GODDESS女神のパワーオラクルカード

Devotion〜深い愛情、忠誠、献身

あなたの心と体と魂がいつでも調和で満たされる選択をしてください。

献身とは自分を犠牲にする事でありません。


自分さえ我慢すればと犠牲を重ね続けた悲しみは怒りに変わり全て破壊してしまいかねないマイナスのパワーとなりえます。


自分さえ我慢すればという心は傲慢さと似た自惚れかも知れません。


人は誰でも心の中に闇を持つ
小さな我慢の積み重ねがいつしか 
怒りや恨みに変わる そんな反転作用を秘めているもの。



無償の愛とは全てを許すことではく
自分にやれるだけのことをやったのなら後は信じて待つこと。


平和的な解決が出来ない
望まない現状にあるならば

今は距離をあけ あなた自身のやるべきことに専念してみてください。


自分にも愛を向けてください。
犠牲を払わないでください。


今あなたの純粋な愛が試される時です。
信じるとは何か 愛とは何かを学んでいる貴重な時です。

自分自身にも
今目の前にあるものにも
共に過ごす人にも道ゆく存在にも愛を向けましょう。


あなたの本当に欲しかった愛が
『本物であれば』
いずれ必ずその人に届くでしょう。

あなたという存在を輝かせ育んでください。


*パールヴァティ神話的背景


夫・シヴァ神に溺愛されているパールヴァティヒマーラヤ山脈を神格化したヒマーラヤ神の娘とされ

同時に破壊神シヴァ神の最初の妻で非業の死を遂げたサティの生まれ変わりと言われています。






〜シヴァ神とパールヴァティの出会い〜

サティの死後
サティーを失ったショックで、悲しみ発狂したシヴァは心を閉ざしました。

そして、いつ終わるとも知れない苦行の日々を送るようになりました。



そんな中 巨人ターラカが神々の世界を侵略しようと企んでいました。

この悪魔を殺す人物は
シヴァ神の息子のみ。


という予言を受けた神々は
シヴァとパールヴァティを
結ばせて、子供を作らせようと画策します。

しかし、死んだサティを想って
ひたすら苦行に耽るシヴァ神には
その思いは届きませんでした


美しいパールヴァティが
誘いかけても振り向きもせず
シヴァは、ひたすら苦行に打ち込むばかり。

そこで、神々は愛と欲情の神
カーマがもつ魔法の矢を使い
シヴァ神に恋心を
目覚めさせようと考えました。

彼の矢に射抜かれれば
どんな神でも愛に目覚めてしまう
というものだそうですが

結果的に その矢で
瞑想中のシヴァ神の心は少しぐらつき目を開いてパールヴァティを
見ますが

しかし、カーマが原因であることを知ると恋に落ちるどころか
苦行を邪魔されたシヴァ神は
第三の目から怒りの光を放ち
カーマを焼き殺してしまいます。


パールヴァティの苦行
愛の神をもってしても
シヴァ神の心を開かせることが
出来なかったパールヴァティですが

それでもシヴァを諦めませんでした。

彼女はシヴァ神と同じ苦行を行うことでシヴァ神への思いを伝えようとしました。

山に籠り、苦行を行う彼女を見た
シヴァ神は
パールヴァティの気持ちを試すこともします。

それは、苦行者の姿に化けて
パールヴァティに近づき、
シヴァ神の悪口をさんざん言ったのでした。

それに対して
パールヴァティは怒って反論し
パールヴァティのシヴァ神への愛は変わらないことを宣言します。


するとシヴァ神はたちまち本来の姿を表しパールヴァティの愛を受け入れ結婚します

パールヴァティ―は苦行の末、本物の愛ゆえにシヴァの妻として認められたのでした。



*パールヴァティはシヴァ神の妻 ガネーシャの母でもある。


*パールヴァティ ドゥルガー カーリー
は同一から化身した多面的側面を表しているとも見える。

パールヴァティ〜愛と光 調和の取れた優しい女神

ドゥルガー 〜近づき難い者 外見は優美だが戦いの女神である。

カーリー 〜ドゥルガー以上に純粋に戦いを好む楽しむ女神とされる。

カーリーはシュムバ ニシュムバとの戦いでドゥルガーの怒りによって黒くなった額から生まれた女神とも言われ諸説ある。

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