見出し画像

#167 備忘録:音楽と男たち⑤ 「恋は月の蔭に」

いつも、恋は突然に降りかかってくる。

色んな人のことを好きになって、恋をしてきた。試行錯誤して、沢山幸せな瞬間を過ごして、辛くて悔しいことも沢山あった。

また、私は恋をしている。私が恋をし始めた時の合図は、”恋をした時用"のプレイリストをアップルミュージックから引っ張り出してきて聴き出した時だ。あるいは、恋愛の音楽を聴きだした時に、気持ちに気づき出す。

このプレイリストの一番上には、「恋は月の蔭に」というLampの曲が入っている。私のお気に入りの一曲。リラックスもできるし、ゆっくり落ち着きたい時にも聴いている。この曲が入っている「恋人へ」というアルバム自体も好き。その他の曲からも、こんな表現もあるのか、と歌詞からも気づきがある。

この曲も好き。

Suchmosのえもすぎる曲。「SNSよりBeachで愛の言霊をささやいて」という歌詞が非常に刺さっている。

映画「BABY DRIVER」のこのワンシーンで、
バリー・ホワイトのこの曲を使ってくるのも、とてもセクシーで好き。
ハラハラ、でも、切ない。

このシーンも好き。

恋愛している時は常に音楽とともに生きているので、恋が終わった後にその時聴いていた曲にアップルミュージック内で出くわすと、心がちょっと痛くなる。最近はそれも人生のスパイスかなと思って、ちょっと楽しめるようになってきた。

恋をすると、心と身体がほわほわし出して、偏差値2になる。なんとか自制心を保って生きれるようになってきたけどそれでも、恋は人の人生を変えてしまう。太宰の「人間は恋と革命のために生まれてきた」という言葉が、今だったら分かる気がする。

恋をすると、人生で過ごす1分1秒が幸せな気分になったり、何気ない、何の変哲もない帰り道が突然楽しくなったり、また明日起きるのが楽しくなったりする。

人のことを好きになれるって尊い、とも思う。そもそも人のことを好きになるって、どうなんだっけと、大人になるにつれて、だんだん分からなくなってくる。たぶん色んなモノサシで純粋な心を忘れてしまうから。だから、恋は奇跡だと思う。

最近はあまり見ていないのだけど、Fさんという人の言葉がとても好きだった。下記はFさんの1冊目のエッセイ本で、何回も読み返しては心が潤う。このタイトルの「いつか別れる。でもそれは今日ではない」という言葉も、今だったら分かる気がする。

こちらは2冊目のエッセイ本。スキ。20代で出会えてよかったと思う1冊。

もう一回、読もうかな。いや、何回でも読みたい。本当だったらFさんに直接会いたい。多分、恋をすると思う。すでに長年恋しているけど。どうしてこんな素敵な言葉が書けるのかしら、、、と。人生で一回くらい直接会ってみたいな。

今日は、下弦の月が空にある。
遠く離れた従姉から月の写真が送られてきた。

月は私たちを優しく照らしてくれる。癒してくれる。
それが私の”20代で得た知見”。

この記事が参加している募集

映画が好き

いつもありがとうございます!