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独り易学研究会 娘の念願に雷沢帰妹の初爻

さて、本日は、前回の昭和29年の易学研究より易と卦と筮、実占輯録から、「厳格で夜間の外出を禁じていた娘が放課後、親戚のところへ行くと言い残し登校したと妻から聞かせて心配になった。娘は無事帰宅するのか?」についての占いについての続きをお話ししていきましょう。

娘は何故、親戚のところへ出かけたのかといいますと、娘はかねて望んでいた腕時計を得ようとし、購入するに満たないお金を持ち、遠くの叔父の時計店まで出向いたそうです。今時は腕時計をする人が減りましたね。私は昭和の人間なので、外出時腕時計がないと何となく落ち着きませんが、今はスマホがありますものね。私が生まれるずっと前の、昭和29年といえば、腕時計は高価で誰もが欲しいと思ったものと思います。さて、その腕時計、果たして娘の望みは達せられたか、叔父が不在などでダメなのではないか(当時はスマホもLINEもありませんでしたしね)筮すると、帰妹の初爻を得たようです。
そばに居た友人は、易を勉強しはじめて数ヶ月と浅かったようですが、それでも「帰妹なんて、ろくでもない卦だ」と、ぼやいていたそうですが、皆様はどうご判断されるでしょうか?本当にろくでもない結果なのでしょうか?娘は叔父に会えて腕時計を購入できたのでしょうか?それとも会えずに購入できなかったのでしょうか? 貴方なら如何解釈しますか???
私はいつものように、この卦を、そして得た爻をじーーーーっと穴のあく程見ました。神経を集中させ、じーーーーーっと見ました。

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