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天・果たして何を祐くるや 〜 火天大有

14.火天大有カードsmallest

易経、火天大有の卦に関しまして、心より敬愛します、加藤大岳先生が易学研究 昭和41年1月号 の、「天・果たして何を祐くるや」という コラムにて

『~ 私は其のような「神」に対して願を掛けても、それが許容されるとは信じないくせに、凡庸な愚かさのために違いないが、我が身の上は兎も角として、妻子や、親しい門下や、一つの道を奉ずる同学、そして嘗ては親しく愛とおしみあいながら、今は消息も絶えている旧知の人たちの為に、この年が天祐の恵みのあることを、年の首めに当たって 祈念せずにはいられない。 ~』

と、お話しています。

我が身のことは兎も角・・・大切な誰かの為に・・・ 自分を計算に入れず・・・ これらは全て、「妄己利他」(己を忘れ他を利するものは慈悲の極みなり)の精神になりますよね。このように考えられることってなかなか難しいですが、我先にではなく、自分のことは兎も角、誰かの幸せを祈りたくなる気持ちって、とても素敵に思います。
自分が生きていることが誰かの喜びに繋がるような、そしてまた、そのことによって、自分も喜びを感じられるような、そんな生き方ができたならそんな幸せなことはないな ・・・なんて思います。

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