見出し画像

節分と立春のおまじない

今日は節分ですね☆

ということで、節分につきましてお話致します。(^^)

「鬼は外、福は内!」という「鬼やらい」は、病気や災難を齎すとされる鬼(凶運、悪運、一年で溜まった悪い霊障、厄など)を追い出す行事で、古くは宮中で大晦日に行われた追儺(ついな)の儀式に由来し、それが次第に民間に広まったそう。これも立派なおまじないですよね。(^^)

豆をまく厄払いの行事は、室町時代に中国から伝わったものだそうです。豆=魔目や魔滅に通じますので、鬼は外、福は内、と唱えながらまくと、禍が逃げ、家や心の中に入り込まないようになります。 また、年の数より一粒多く豆を食べると身体が丈夫になる、といいますが、子供の頃は少なく感じた豆の数、今やこんなにも食べられないわ、と思えるような数になってしまいましたが。^^;
(故郷北海道は節分の豆まきに、落花生を殻つきのまままくのです。 北海道に住んでいた頃は、それが普通と思っていましたが、関東へ越して驚きました。逆に友達からも驚かれましたが) 

豆まきの豆に、神の力が宿るよう、福豆は前日から神棚にお供えし、豆まきの前にお掃除をして家を清めることで、沢山の服を内に招き入れる事ができて効果が高くなるようです。

また、2月3日の夜、家の戸口に焼いた鰯の頭を刺した柊をかけておく風習も各地に残っていますね。2月3日は立春の前日ですから、本格的に春を迎える前に、一年分の疫病や禍、災害を追い払って、家族の健康と幸せを祈る為、様々な節分儀式が行われるようになり、そのひとつが柊鰯。鬼や悪魔、禍が柊のとげに刺さって痛がり、鰯の臭いに驚いて逃げ去っていくと考えられたようです。

節分行事に恵方巻きをいただくというものがありますが、恵方巻きは節分に食べる太巻きの事で、商売繁盛、無病息災、願い事が叶い、幸運が訪れる、厄除け等の意味を持つのです。太巻きを丸々一本用意し(福を巻き込むことから巻き寿司が良いとされ、縁を切らないよう包丁を入れずに丸ごと1本ということです。) 七福神にあやかり7種類の具が入った太巻きが望ましいそうですが、太巻き一本を食べるのは結構苦しいですよね。^^; 巻き寿司を鬼の金棒に見立て、それを退治する意味もあるらしいです。 
恵方を向いて(恵方は毎年変わります。2017年の恵方は北北西です)、無言で一本食べつくすのです。お喋りすると、運が逃げてしまうので、願い事をしながら黙々と食べるのです。

皆様のお家は豆まきの準備はされましたか? 一年で知らずに溜まった厄の大掃除を、この機会にしてしまえるといいですね。 寒いかも知れませんが、家の窓やドアを全て開けて、悪い運を追い払ってしまいましょう。 運は確かに循環しています。風を通して厄は消え去り、代わりに福が運ばれて来ると思いますから・・・☆

(画像は友人からいただいた、招き猫入り豆撒きセット☆枡の外側には鬼、内側にはお多福のイラストが(^^)。まさに鬼は外、福は内の縁起物で、とっても可愛らしいです。伊勢のおかげ横丁のお土産品です)

画像1

*追記*

本日は節分、そして明日、2月4日は立春ですね。

というわけで立春に行うと良いとされる開運おまじないを紹介致します。

暦では一年は立春から始まると考えていましたので、その年一年を無事過ごせるよう、厄除けのおまじないをしました。

「立春大吉」という文字を半紙に縦に筆か筆ペンで気持ちを込めて縦書きに墨書し(行うのは早朝が望ましいです)、家の一番大事な柱玄関に貼ると、その一年は災難に遭わないとされています。
文字が全て左右対称なので、裏から見ても同じように見える不思議なお守り、タリズマンなのです☆
文字からパワーをいただけますよう、丁寧に書いて、これからの一年、禍に遭わないよう祈りながら貼りましょう。

皆さまも立春の早朝、是非試してみては如何でしょうか☆

画像2


有難く頂戴致しましたサポートは、動物保護施設への募金及び易経研究の為に使わせて頂きます💓