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3 水雷屯(すいらいちゅん)

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3.水雷屯カードsmallest

~ 試練、滞り、生みの苦しみ、創造の悩み、困難、苦しみに耐え忍ぶ時、時期を待つ、春雷 ~

− 生みの苦しみの象 = お産の痛みは希望の痛み、顔を歪め苦しみつつ無事をひたすら願う。 −

☆卦辞:屯。元亨利貞。勿用有攸往。利建侯。(ちゅんは、げんこうりてい。《おおいにとおる、ただしきによろし。》ゆくところあるにもちうるなかれ。きみをたつるによろし。)

☆彖伝:彖曰。屯剛柔始交而難生、動乎險中。大亨貞、雷雨之動滿盈。天造艸昧、宜建侯而不寧。(たんにいわく、ちゅんは、ごうじゅうはじめてまじわりてなんしょうず。けんちゅうにうごく。おおいにとおりてただし。らいうのどう、まんえいす。てんぞうそうまいなり。よろしくきみをたててやすんぜざるべし。)

☆大象伝:象曰。雲雷屯。君子以經綸。(しょうにいわく、うんらいはちゅんなり。くんしもってけいりんす。)

キーワード:
芽生え、芽吹き、物事の出発点、水難、進退ままならぬ、多事多難で順調得にくい、欠陥住宅、骨折り甲斐がある など

*四大難卦のひとつ  一月の卦  成卦主は 初爻

☆序卦伝:「盈天地之間者,唯萬物,故受之以屯;屯者盈也,屯者物之始生也。(天地の間に盈つるものは唯万物なり。故にこれを受くるに屯を以ってす。屯とは盈つるなり。屯とは物の始めて生ずるなり。)」
乾の天と坤の地があって、その間に万物が発生しますので、天地乾坤の卦の次に屯の卦があります。屯は盈つるという意味があり、万物が天地に集まって充満している様子を示します。物がはじめて生まれた姿であって、生まれたばかりでまだ発育していない様子を表しています。

★解説&運勢★

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