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48 水風井(すいふうせい)

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48.水風井カードsmallest

~ 慈愛、変わらないもの、繰り返し ~

- 継続の象 ~ 汲めども尽きることなく人々を養う井戸水の如く
見返りを求めず慈愛を以って智慧をシェアし助け合い協力し合う時。-

☆卦辞:井、改邑不改井。无喪无得。往來井井。汔至。亦未《糸|(橘-木)》井、羸其瓶。凶。(せいは、ゆうをあらたむれどもせいをあらためず。うしなうなくうるなし。おうらい、せいをせいとす。ほとんどいたらんとし、また、いまだせいにきつせず、そのつるべをやぶるはきょうなり。)

☆彖伝:彖曰。巽乎水而上水。井。井。養而不窮也。改邑不改井。乃以剛中也。汔至。亦未《糸|(橘-木)》井。未有功也。羸其瓶。是以凶也。(たんにいわく、みずにいれてみずをあぐるはせいなり。せいはやしないてきわまらざるなり。ゆうをあらたむれどもせいをあらためざるは、すなわちごうちゅうなるをもってなり。ほとんどいたらんとし、また、いまだせいにつるべなわせざるは、いまだこうあらざるなり。そのつるべをやぶる。ここをもってきょうなり。)

☆大象伝:象曰。木上有水、井。君子以勞民勸相。(しょうにいわく、きのうえにみずあるは、せいなり。くんしもってたみにろうしたすくるをすすむ。)

キーワード:
養い、不動静居、労働、生活必需、過不足ない、始め障害後に通じる、油断して失う、三陰三陽の卦、現状維持、尽きない、日々の繰り返し、縁の下の力持ち、継続的、いつもと同じ、変化を求めてはNG、独断NG、助け合い、協力、根気と努力、気配り、思い遣り、労い、励まし合い、人に施し幸慶 など

☆序卦伝:「上に困しむ者は必ず下に反(かえ)る、故に之を受くるに井を以ってす。」
沢水困の次に水風井の卦があります。上の方へ升って升り過ぎて困難に陥ると、必ず下の方へ引き返してきます。ですので困の次に井の卦があります。井は井戸の卦。井戸は地を深く掘り、地の下から水が湧き出てるところです。そのように、自分の身をできるだけ低いところへ下げるのです。沢の水は乾涸びても、もっと低い所の井戸は絶え間なく湧き出る水があります。それと同じく、上へ升って困難に遇う時には、必ず井戸のように低い低いところへ自分の身を引き下げます。尽きる事のない水が湧き出るところの井戸の道を説くのが、この井の卦なのです。

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