我が家には１歳３ヶ月になる、黒猫のゾロ君がいます。去年の９月頃、ある不思議なご縁によって、我が家の家族となりました。

私は生まれた頃からずっと、黒猫と縁があり、大変身近な存在です。
今生において私が一番最初に身近に居た猫は、玉三郎とう黒猫の男の子でした。祖母が名付け、私はいつも玉三郎と一緒でした。玉三郎は外へも自由に出かけて行き、早朝、獲物を玄関にお土産として持ち帰る事も少なくありませんでした。（祖母が玄関掃除の度悲鳴をあげていました）
玉三郎はいつも私と一緒でした。お昼寝をする時は、私の側でゴロゴロ喉を鳴らし、私のブランケットをフミフミしていました。

大人になってからも黒猫とは不思議と縁があり、ある暑い夏頃、「子猫の里親募集」という貼り紙を偶々見て、いつもならそのまま素通りするところ、何故か書かれてある電話番号にすぐに電話をする自分がいました。
「まだ一匹います。生後１ヶ月半の男の子です。・・・黒猫ですけど。」
とのこと。
「黒猫さんなんですね？私、黒猫大好きです！是非会ってみたいです！」
その方が家まで連れてきてくださるということで、子猫を楽しみにしていました。野良の子で、親は事故で亡くなり、保護主の方も既に猫３匹犬２匹いらっしゃって、これ以上は、と思い、里親募集されたのですが、５兄弟姉妹の中で一番痩せてくしゃみをし、ちょっと病弱そうな黒猫の男の子が一匹だけ残ってしまったそう。ですが子猫とは思えない目力、迫力があり、私は不思議な縁を感じ、即、その子は家族となりました。ネロと名付け、可愛がりました。ネロは特に私になつき、ずっと側にいてくれて寝る時も一緒でした。まるで嘗ての玉三郎のような振る舞いをしていました。病弱だったネロもいつの間にか大きく逞しい猫に育ち、２０１０年にはベルギーへ引っ越すこととなりましたが、勿論一緒に連れて行きました。ベルギーから帰国して少ししてから、ネロさんの様子に異変が起き、悪性腫瘍が見つかりました。そして去年６月に、ネロさんは天国へ逝ってしまいました。９歳でした。
私はとても悲しく、大泣きしました。夫や子供達も心配する程の悲しみでした。ですがネロさんが夢に出てきて

「また必ず会える」

と、約束してくれました。ネロさんは⇩目力の鋭いイケメンの黒猫でした。

それから暫くして、またまたとっても不思議なご縁で、私のもとに分不相応な血統書つきのボンベイという種類の子猫がやってくることとなりました。飼い主さんが手放さなければならない理由ができたとのこと。幼い頃から猫といえば野良さんか、里親募集の雑種しか縁がなかったので、血統書つきのお坊っちゃまが、我が家へ急遽、来ることとなり、ドキドキしました。

その子もまた、黒猫で、もしかすると、この子はネロさんの生まれかわりかも、と、ネロに似た名前で、もっと、強く、病気知らずな元気な名前を付けたいと思い、ゾロと名付けました。ネロさんは、病弱で、すぐ胃腸の調子を悪くしましたが、ゾロくんは未だ体調を崩したこともなく、元気に丸々、福々しく育っています。(^^)
お顔はネロさんのようなシュッとした感じではありませんが、愛嬌があり、ネロさんや玉三郎との共通点は、兎に角、私にとてもなつき、常に私の側にいてくれるというところです。

猫の寿命は１０年〜１５年、長生きすれば２０年といいます。私は現在５０歳。今生で仲良くできる黒猫は、きっと、ゾロ君が最後と思い、日々仲良く過ごしています。(^^) 

そうそう、黒猫といえば、我が家には推定８歳の、アンゴラ系黒猫ナイトさん（女の子）がいます。この子は２０１０年にベルギーへ引っ越した際、毎日のように裏庭に遊びに来る子で、いつの間にか我が家の一員となり、２０１３年に日本に連れ帰りました。

今は日本の生活にすっかり慣れて、ゾロ君の遊び相手となってくれています。(^^)

ゾロ君のお話から黒猫ばかりになりましたが、我が家には黒い犬もいます。
ミニチュアシュナウザーとミニチュアダックスのミックス犬、女の子のルナさん、１１歳。

漆黒のゾロ君と並ぶとグレーのように写りますね。(^^) 

ルナさんまで紹介したのですから、我が家の姫も紹介させていただかねば叱られます。我が家には大変気位の高い白猫のビアンカ姫もいます。推定年齢７歳。段ボール箱に入れられ公園に捨てられていたのですが、自分の事を人間だと勘違いしているのか、とても偉そうで我儘、だけど心優しい猫さんです。

ネロさんのことが大好きだったビアンカ姫、頻りにネロさんを追い掛け回していましたが、

ネロさんが居なくなった今は逆にゾロ君に追い掛け回され必死に逃げ回っています。（笑）

ゾロ君のお話をしようと思っていましたら、我が家の犬猫さんたち全員のお話になってしまいました。(^^)　（私の肩に乗るゾロ君⇩）