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「くまもとあか牛」には、熟成ジュヴレ・シャンベルタン

「和牛」といえば〝黒毛和牛〟を思い浮かべるひとが多いのではないでしょうか。それもそのはず。和牛4種のうち、95%以上を黒毛和牛が占めているからです。

そのなかで、忘れてはならないのが、褐色の毛をした〝褐毛(あかげ)和牛〟。黒毛和牛より脂肪交雑(サシ)が少なく、赤身が多いのが特徴です。一方、赤身部分に含まれる旨み成分(遊離アミノ酸)が黒毛和牛より多いことが立証されるなど、ヘルシーかつジューシーな和牛として注目を集めています。

放牧されるあか牛は、十分な運動量が確保されるため、その脂身は力強く、かつ上品でエレガントな旨みを呈します。スイートバジルのような、チャーミングなハーブ香は、牧草由来でしょうか。なかでも、阿蘇の大草原で育った「くまもとあか牛」は、自然との調和がもたらす、まろやかなコクが絶品です。

そんな「くまもとあか牛」のシャトーブリアンと、〝熟成ジュヴレ・シャンベルタン〟との相性は言うまでもありません。今回は《ジャン・リュック・エジェルテ》の2003年ヴィンテージ。濃厚な〝ワインの涙〟がポテンシャルの高さを物語っています。赤~黒い果実のリキュールを想わせる甘やかな芳香と、経年16年以上に感じる、球体のように美しく、丸みを帯びた熟成味。とろりとした質感で、あか牛を包み込むと、上品な旨みと甘みが密度を増し、一層ジューシーにいただけるのです🥩🍷✨


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