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ぎりぎりじゃなくて余裕を持って

私は運がいい、と思っている。
ただ、詰めがめちゃくちゃ甘いのも紛れのない事実。

運だけで乗り切るには難しいことも出てくるし、やってしまった(てへっ)が出来るキャラでも年齢でもないのでそろそろちゃんとしたい。

この時期になると思い出す、詰めの甘さ。前のブログにも書いた気がする。笑い話ですんだけれど、気をつけないと……。

*

どこかへ行こうとするときにお天気に恵まれることが多い。1週間雨続きだったのにその日だけ晴れるなんてことはよくある。
不思議なことに無事に出発できるかひやひやすることも同じ数だけある。


大雪が降った2月の東京では私が乗った次の便から出発できなかったこともあった。
8月に台風が沖縄に近づいていて、朝一の便だったから台風直撃の前に逃げられた、とか。
KAT-TUNもちょっとは驚くぐらいにはぎりぎりでいつも生きている。

石垣島に行こうと意気込んでいた前々日、台風が3つも関東に接近していた。珍しいトリプル台風はトリプルスリーの山田哲人みたいだね、なんて言っていたけれど、このままだとどう見ても出発の日に直撃する。
1つならそれる可能性かもしれない。でも、まだ2つある。さすがにかわせない。

早々と諦め、関西発に振り替えて事なきを得た、と思っていた。

実家に泊まり、朝ごはんをのんびり食べて着いた伊丹、大阪関西空港。

いざ発券しようとした時に映し出される「対象はありません」の文字。不思議に思って、出発時刻を示すボードを見ても当てはまる時間に出発する飛行機もない。

携帯の画面を見直すと書いてあったのは「関西国際空港」。

伊丹から関空までは1時間以上かかる。
その時すでに45分前。

終わった……!

次に乗れる便を必死に探す。元々那覇経由での飛行機だったので乗り換え時間には限界がある。石垣島直行便はその日にはもうなかった。

どうにかならないかと、カウンターのお姉さんに泣きついた(比喩じゃなくて本当に)が、どの飛行機も満席。

「ここ最近の動向だと可能性は低いですが、この便にキャンセルが出たら間に合いますね……」

とりあえず荷物を預けて呼ばれるのを待っていた。
「いや、振り替えた時に係の人に伊丹ですよねって念押ししたのに」「朝のんびりしなかったら間に合ってたのに」と押し寄せる後悔。

永遠に続くんじゃないかと思うぐらい、本当に長くて絶望の時間が続く。(実際には10分かそこらだったんだけど。

ふいに鳴るアナウンス。

「キャンセル待ちでお待ちの〜」

番号を呼ばれたとき、ちょっと泣いた。
運よく2席空いたらしい。
私の後ろに2人でキャンセル待ちをしていた人がいた。もし、順番が逆だったら本当に絶望していたと思う。

*

総合的に、多分運は良かった。
いや、でもひやひやする必要もなかったと思う。

日頃の選択の積み重ねってきっと大切。なぜかぎりぎりで生きていると、ぎりぎりアウトな瞬間が訪れるんじゃないかと不安になってくる。

そんな戒めの金曜日。良い週末を!


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