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改めて成功者とは何かについて考えてみた

世の中の多くの人は成功したいと思っています。
そして、その中の多くの人にとって成功者のイメージとは、一例を挙げると、
ビジネスか何かで大儲けして億単位の資産を築き、
「毎日働かずに好きな所で好きな人と好きなことだけをやって人生を楽しんでいます!」
的なアピールをしている感じの人ではないでしょうか。

例えば、下図のような感じです。
最近はあまり見られませんが、一昔前はネットビジネスで成功したという人のイメージ画像として、よくこんな感じのものが見られました。

一昔前によくネットで見られた「成功者」のイメージ例

海辺でノートPCを使っている時点で明らかにおかしいのですが、いずれにせよ、こういった画像からイメージされるものは、
喜び、安らぎ、(精神的、金銭的な)自由
といった、ある種の「感情的な心地良さ」ではないでしょうか。

成功者になりたい人というのは、つまるところ、
「とりあえず大金を手にすれば(成功すれば)、上で挙げたような3つに代表されるような『感情的な心地良さ』が手に入るはずだ。」
という信念や思い込みをもっているわけです。

つまり、本当に欲しいのはお金そのものではなく、お金を持つことによって得られるに違いないと思っている「感情的な心地良さ」なのであり、お金というのは、あくまでその最終目的を達成するための「手段」という位置づけなのです。

たしかに、この人間社会では、お金さえあれば何でも手に入るかのように見えても仕方がないところがあるので、昔から多くの人が、
お金をたくさん持つこと=幸せな人生を送れる
という、変わらない固定観念を持ち続けています。

では、
お金をたくさん持つことによって幸せになれるかというと、残念ながらNOです。

お金をたくさん持ったところで、期待したような、喜び、安らぎ、自由といった「感情的な心地良さ」を持ち続けることはできません。

仮に、お金をたくさん持つことによって「感情的な心地良さ」を得られたとしても、それは一時の話であり、時間が経つとそれらはいとも簡単に無くなってしまいます。

つまり、感情的な心地良さ、というのは内面から発せられるものであって、お金や物など外部の物理的条件には本来左右されないものなのです。

なので、元々から感情的な心地良さを持っていないと、外的条件がどんなに変わったところで、あまり変わらないし、変わったように感じられても一時的なものになってしまうでしょう。

結論を言うと、真の成功者とは、外部の物質的条件に関わらず、
「心が豊かな人」
ということになります。

多くの人は、
お金がたくさん手に入れば心も幸せになれる、と信じているかもしれませんが、順番が逆なのです。

だから、私がいつも言っていることは、まず心が豊かになることが大切であり、そのためには、仕事においても、給料の高い低いに関係なく、まず自分が本当に心から興味関心を感じるかどうかを基準に選ぶべきということです。

最後にもう一つだけ付け加えると、常に、
「今自分は何をしたら自分を一番喜ばせることができるだろうか?」
ということを考えて生きることを大切にしましょう。

このことを常に意識することが「真の成功者」への近道なのです。

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