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育休中に4ヶ月でTOEICを200点UPさせた方法と育児との葛藤

育休中、正確には産後1ヶ月〜5ヶ月までの4ヶ月でTOEICの点数を200点あげた。

というのも、転職を考えていたのだけど、気になる求人にはどこも応募条件にTOEICの点数があって(どうせ使わないくせに!)、重い腰を上げざるを得なかった。

200点UPといっても、300点から550点にあげるのと、600点から850点にあげるのとではワケが違うので、(恥ずかしながら)点数を公開すると、こんな感じ。

これまでのTOEIC点数推移
▽高校時代(17歳) 500点くらい
▽大学3年次(20歳) 675点
▽出産直後(27歳) 550点
▽現在(27歳) 750点

750点という点数はすごく悪くもなければ良くもない。
それに、あくまでTOEICの点数なのでこれで英語が話せるようになったわけでもない。

ただ、今回は転職するというゴールに対して、
応募条件であるTOEIC 700点を突破したので、成功だと考えている。
使えない点数から使える点数に引き上げたのだ。

そこで参考になるかどうかはわからないが、記録のために私が4ヶ月で行ったことをメモ。

550点→750点に上げるためにやったこと・やれなかったこと

やったこと
<アプリ>
▶スタディサプリ( iOS/Android
ゲーム感覚でできるから娘を抱っこひもでだっこしながら、ミルクを冷ましながら、などスキ間時間は常にこれをやってた。
<参考書>
TOEIC TEST英単語スピードマスター
単語がテーマごとの単語が並んでいて頭の中が整理しやすかった。CDは移動時に車でかけ流し。
1駅1題 TOEIC L&R TEST 読解特急 (TOEIC TEST 特急シリーズ)単行本サイズで持ち運びしやすく、問題を解く際には専用のマークシートアプリがあって採点も便利だった。
新TOEIC TEST パート5 特急 400問ドリル
こちらも上の教材のシリーズで専用のマークシートアプリで解いた。特に文法穴埋めが苦手だったので苦手克服のためにやった一冊。

やれなかったこと
▶︎過去問
過去問を解きまくるのがいいとわかっていたのに、育児中では長時間連続して問題に取り組むことが難しかったため結局できなかった。
▶︎長文読解
これも過去問と同じ理由で、連続した時間が取れず後回しにしているうちに手をつけることができなかった。

こうやって書き出すと大したことしてない...。むしろ過去問と長文読解やらずして点数あげたことの方が奇跡かも。ただ、育児中だとどうしても隙間時間を使うしかなく、まとまった時間がないと解けないような過去問や長文読解は取り組むのが難しいのが現実だった。

そして、勉強するために必要な環境
▶︎家族の協力
私の場合は母や旦那が協力的で、私の転職を応援してくれていたため、一定時間赤ちゃんを見てくれるなど、本当に助けてもらった。
▶︎やる気(のための目的)
産後の身も心もボロボロな中、勉強をするには強い意志と目的が必要だ。私の場合は転職すること。さらに言えば転職してキャリアアップすることで早く自由に仕事ができる身になり、娘と多くの時間を過ごすことが強い目標だった。
▶︎赤ちゃんの協力
これはママの努力ではどうにもならない(笑)うちの場合は、2ヶ月目から割とまとまった時間寝てくれる子だったから良かったものの、そうじゃなかったらまともに勉強なんてできなかったと思う。


赤ちゃんとの大切な時間、育休中に勉強をするべきか

しかし、最も悩んだのは、せっかくの赤ちゃんとの大切な時間なのに英語の勉強なんてしていて後悔しないか?という自分の中での葛藤もあった。

考えれば、赤ちゃんとたった二人で一日中過ごす時間はこれが最初で最後かもしれない。私が復職をすれば毎日一緒に過ごすことはできなくなるし、赤ちゃんもどんどん大きくなっていずれは親と過ごす時間より友達や恋人と過ごす時間の方が多くなってくる。今の赤ちゃんとの時間は戻ってこない。

けれども、今やらなければこのままではずっと同じ仕事をするしかなくなる、そんな焦りがあって、赤ちゃんと過ごす大切な時間と自分のこれからのキャリアのための勉強との狭間で葛藤が続いた。

結果的に、私はその葛藤から抜け出せず、勉強をしては落ち込んで訳もなく赤ちゃんを抱きしめに行ったり、かと思えば赤ちゃんが寝てから勉強をして身体に負担がかかったりと、なんとも中途半端なやり方をしてしまった。

けれども、ひとまず結果は出た。目標の700点越えの750点。
中途半端なことをせずにやっていればもっと結果が出たのかもしれないけど、たぶん何度やってもこの葛藤からは逃げられないから育休中の勉強はこの程度が私の限界だったんだと思う。


思い通りにいかないことは諦めて身を委ねることも大切

ということで晴れて転職も成功。赤ちゃんも保育園に入って一緒にいられる時間はぐっと減った。けど、赤ちゃんと過ごす時間が育休中よりも大切に思えるようになったこと、仕事に復帰したことで焦りから解放されたこと、この2つの変化のおかげで、いまは何の後悔もなく日々過ごせている。

昔は完璧主義で自分で自分を苦しめてもがいていたけど、今は自分でどうにかできる範囲自体が狭い。自分の思うようにいかなかったとしても、いい意味で諦めがつくようになったことで、心が楽になった。諦めることも自分を許すことも、働きながら育児をする人には大切なことなのかも。

とはいえ、産後はカラダがボロボロ。ワケもなく泣き続ける赤ちゃんとの毎日で心もボロボロ。私はいろんな偶然や周囲の協力があって勉強の時間が取れたラッキーなパターンだと思っているので、そうじゃない方は無理をして体を壊さないように注意してください。

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