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新緑の金時山に辛くも登頂した話

5月3日に金時山に行きたいと娘を誘った時にこんなに晴れることを期待していたわけでもなかった。社会人になって初めてのゴールデンウィークの一日を私とハイキングに行ってくれることだけで幸せだと思っていたのに朝の高速から素晴らしい天気に興奮。

足柄スマートインターで降りてGoogleマップの金時山登山口駐車場なるものを目指した。下調べ不足をこんなに悔いたことがあっただろうか。
Googleマップの指す場所のどこにも駐車場などなくて、前後に車も走っていなくて山の中で迷子になった。泣く…

登山靴や雨具、ストックや行動食は比較的念入りに準備したのにルートをもっと確認してくればよかった。2年半前に仙石原から登った金時山の頂上の眺めを娘と見たくて来たのに〜

朝から車でうろうろしていてたまたま見つけたのが足柄城跡の駐車場。とにかく一旦止まろう。娘はお手洗いにも行きたいらしい。

やっと見つかった公衆トイレ、なんと和式しかなくて生まれて22年和式のトイレを利用したことがないと泣き顔の娘に使い方を説明することから始めるとは…今の若者はこんなものでしょうか。ぎゃあぎゃあ騒いでましたが背に腹はかえられず用が済んで一件落着、子育ての忘れ物を回収した気分。

さて、晴れやかに足柄城跡に登ってみると

もう金時山に登らなくてもここでいいんぢゃない?という眺望。高い富士山に広い山麓、ただただいい景色で結構観光客多し。

駐車場に戻ってみると、なんということでしょう。ここから3.7キロで金時山という表示が!え、Googleマップには載ってなかったけどここから歩けるんだ〜来てよかった。

ちょうど距離で半分来たのがこのあたり。なんということのない気持ち良いハイキングです。

木漏れ日の中を散策すると日頃の都会の生活の汚れが綺麗さっぱり落とされていく感じ。

などと言っていられたのも3キロ地点まで。最後の700mに40分かかると書いていた通りすれ違うのも厳しい細くて険しいロープが頼りの私にしては急登を全力で這ってようやく山頂へ。

コツは足元しか見ないこと。ひたすらその時の一歩に全神経を集中させて頑張ったー

私たちの登ったルートは人影もまばらだったけど、仙石原や乙女峠からは大勢の登山客が押し寄せてゴールデンウィークの晴天を楽しんでいた。

左を向くと芦ノ湖や箱根の景色が眼下に広がり、まるでスイスのグリンデルワルドのよう。やっぱり金時山はいいお山。きのこのおうどんと持参したおにぎりでエネルギーをチャージして恐れていた下山もサバイバル。

御殿場のアウトレットの誘惑にも打ち勝って渋滞知らずで帰宅できた。前回は秋で強風だった金時山、また何度でも登りたい。

今日から日常生活に戻りました。チャージしたエネルギーが少しでも長持ちしますように。

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