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【ピアノ】ずっこけたカノン、でも収穫たくさん

勝手に開いているミニコンサートも6度目くらいになり、メンバーが増えてきた。今回は同級生3人に私の娘に加えピアノの先生も参加されてレベルアップが甚だしい。

当日ホールのレンタル料を5人で等分して弾く順もあみだくじで決めるというフラットな関係で私は2番手。用意していた舟歌と娘との連弾カノンを続けて演奏。

舟歌は3ヶ月前にレッスンを始め、ようやく人前で弾いてもいいレベルになったと思ったのが甘かった…それはそれは残念。怪しいと事前に思ったところはすべてつっかえた。要するに私にとって3ヶ月では完成し得ない難度の曲だった。痛恨。11月にリベンジを誓う。

続くカノンは娘のセカンドのパートがしっかりしているおかげでたった一週間前に譜読みを始めたとは思えない完成度まで持っていくことができた、気がする。単旋律や片手の箇所も多い易しめのこの曲で、学ぶことがたくさんあった。

・まずは呼吸。フレーズの前に吸う。

・そして音を一音ずつ弾くのではなくどこに向かうか脳内でメロディを歌いながら弾く。

・あるいはバランス。私の右、左、娘の右、左手の四層のどこが主役かボリュームを考える。そのためにも相手の音もよく聴く。

・当たり前だけどもつれやすいところは指遣いを確認して部分練習。

・最後のパートはしっかりフォルテで、和音の中でもメロディの音に重心を持っていく。

これらのアドバイスを娘から受けつつ練習したことが他の曲にも通用して、ただ音を間違えないように強弱をつけて弾く、という段階から更に美しい演奏のための要素を体得できた、かもしれない。


惜しいミスは随所に見られるもののオーディエンス(優しい友たち)は感涙に咽んでくれた。持つべきものは良い友です。

自分の番の後はリラックス。先生はラヴェルの『水の戯れ』を暗譜で演奏されて、娘はショパンスケルツォ2番の楽譜を忘れて暗譜で演奏するしかなく、友の本気のバッハインベンションとショパンの『幻想即興曲』は皆を恍惚とさせた。

もう1人の友人は今回手首を痛めたので弾かずにワンポイントレッスンをしてもらってそれぞれのピアノへの向き合い方で良い時間を過ごすことができた。

あとのランチももちろんピアノ談義が止まることなく最近行ったコンサートの話など盛り上がる。ご褒美に抹茶のデザートを奮発して次回の約束もできた。

次は悲愴の3楽章、練習始めました。皆様も1日お疲れ様でした!


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