建国記念の日なので国のまほろばに思いを馳せる

先日出会った方は神社仏閣を趣味とされていて、伊勢や出雲や戸隠などに頻繁にお参りをされているという。そして長年の旅を経て国の始まりは奈良県の大神神社だとおっしゃるではないか、私を誰とも知らずに。

私は何者でもない一介の50代女性ではあるが、大神神社の近くに生まれ育ったのだ。えっ?大神神社が…

そうかもしれない。確かに初詣に大阪方面から毎年お参りに来られる知り合いも何人か知っている。実家からは日常的なウォーキングコースにあるその場所に。大きな鳥居が目印だ。

神社仏閣の彼女の影響で生まれ故郷について誇らしくももっと知りたい気持ちがもたげる。

古事記や日本書紀によると神武天皇は宮崎で生まれて東にもっと美しい地があると知り橿原神宮に辿り着いたとされている。それを神武東遷ということも最近得た知識。そして戦前は紀元節と言われていた今日2月11日が神武天皇なる人が橿原で初代天皇になった建国記念の日。

神話のことなので信憑性については諸説ある。それでもなお、ふるさと奈良が日本のまほろばとして崇められていることは嬉しい。当たり前に目にしていた美しい姿の三輪山は山そのものが御神体とされている。

大和三山や二上山も数多くの物語があり、高名なな作家や画家、写真家や歌人の皆様の手により芸術に仕立てられてもいる。



東京や海外赴任でアメリカで過ごした時間の方が長くなってしまったけれど、もっともっと奈良を知りたい。まだ吉野の桜も見たことがないし、秋の山の辺の道をゆっくり歩いたこともないし三輪山に登頂したこともない。

今年は何度奈良に足を運ぶことができるのか、ふるさとは遠くにありて思うものというけれど、美しい夕焼けの田園風景や侘び寂びの世界に浸りに大和に行きたいと願っている。日本人のルーツって本当になんなんだろう。パワースポットで考えてみたい。

三連休の中日という人も多いかと思います。よい午後をお過ごしください。

母から来た明日香の梅の風景

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