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3年4ヶ月越しの「おっさんずラブ in the sky」

「おっさんずラブ in the sky」、見終わりました。
最終回オンエア日が2019年12月21日なので、それ以来約3年4ヶ月ぶりです。
オンエア中は、最終話までは各話2、3回は見ていた(俺じゃダメかだけはもっと見てますw)のですが、最終話を全部通してリピートしたのは今回が初めてです。

もうね、胸が苦しすぎて苦しすぎて…
でも、今回はなぜわたしが3年以上も時を経て、またもう一度インザスカイを見ることができたのかを記録として書いておくことにします。

どんなに拗らせてもきっかけは訪れるもの

きっかけは、とあるツイートでした。
圭くんのドラマunknownのスタートは、2019年12月23日の圭くんのブログから始まってたんだな。という内容でした。
そうよね、企画が始まったのだとしたら、あの日以降だなと。

この日の圭くんのブログはあの頃何度も何度も読んだんです。
だけどわたしはやっぱり武蔵エンドが納得できなかった。
でも、圭くんの思いも受けとめたかった。なぜならわたしはタナカーだから。
でもでも、わたしの思いは、成瀬への、春田さんへの思いはどうしたらいいんだ、とわからなくなっていたのです。
当時のわたしは混乱し、そのままその思いに蓋をしました。
直後のぴこぴこでもみんなが荒れてたんだなってことはわかったけど、そこに同調もしたくなかった。
成瀬と春田さんのことはわたしの胸に大切な宝物としてしまっておこう。
当時はそんな思いでした。

それから3年以上経って、ちょっと読んでみようかなと思えたのも、unknownというドラマがスタートすることになったから。
圭くんがこのドラマをどんな気持ちで創ろうとしているのか、ここでin the sky直後の圭くんの言葉を読むと何か分かるかもしれない。
いいきっかけだったなと思います。

圭くんのブログの内容は有料コンテンツだからここには書けませんが、2019年12月23日のブログには、圭くんのおっさんずラブチームのみんなへの信頼と愛、そして、新しくメンバーになったちばくんへの絶大な思いが綴られていました。

最大の拗らせは、ちばくんに縋っていたこと

そういえばあの頃、わたしは圭くんの言葉よりちばくんの言葉に縋っていました。
成瀬を経てちば沼にはまったというのもありましたが、自分の思いをストレートに綴ってくれる圭くんと対局で、自分の思いはぼやかして少し匂わせるだけのちばくんの言葉に、わたしは勝手にちばくん自身の気持ちを乗っけて解釈しようとしていました。
(ちばブログも今は有料コンテンツなので、ここもハッキリ書けませんが、 in the sky最終回の回を読んでください。)


と思ったらまだ読めました。どーぞ。


今思えば必死ですねw
ちばくんの気持ちなんて、ちばくんにしかわからないのに、何を勝手に自分の味方みたいにしてたんだろって反省です。
それは結局、圭くんの言葉も正しくは受けとめられてなかったってことです。
どちらにも失礼な話です。

そのふたりのブログをもう一度読んでみて、うまく言えませんが、ちょっと憑き物が落ちたような気がしました。
なんだろ。
もうあれからずいぶんの年月が経って、圭くんもちばくんもin the sky以外にたくさんの代表作ができて、MUSIC BLOODもあって、こないだはホン打ちでの共演まであって。
もうわたし、ここから解き放たれてもいいんじゃないかなって思えたんです。

そんなわけで…

見てみました。
見始めたのは日曜日の夜。
火曜日のunknownのオンエアまでに見終わることができるかな、できたらunknownに対してモヤッていた(これはスタッフ側に対してなので、ここには書きません。)気持ちも払拭されるかな、と思ったのもその理由かもしれません。

これまでは、「ENDLESS RAIN」以降は見られませんでした。
卓球しながら何であんな暴露会になるんか意味分からん、と思ってました。
全部役に説明させてるだけやん、脚本破綻してるって思ってました。
(実は今でも少しそう思っているし、脚本は全体的に突貫工事感が否めないのは事実です。)

でも、今回はそこを越えようと決めました。
あの卓球大会が見られたら次にもいけるわって。
なぜなら、そのあとは役に対しての思いで見られないことが理由だったからです。
シノさんとのおためしなんて、シノさんと春田さんのピアノのシーンなんて、シノさんと成瀬が寝てるシーンなんて…そんなの見たくない!!
それだけが理由だったからです。

圭くんは、おっさんの現場は他と違う。
いつでもそこには役の生の姿が存在するって、いろんな媒体で話していました。
だからこそ見ようと決めました。
脚本やシチュエーションではなくて、その場で役者の皆さんが生み出した世界があのドラマを創ったのなら、そこを信じてもう一度見てみようと決めました。


圭くん、こんなふうに話してましたね。


いい年して、と思うのだけど

ここまで書いて、わたしってばたかがドラマに大袈裟やなと恥ずかしくなってきましたw
でも、当時のわたしはお恥ずかしながら、本気で成瀬と春田さんに囚われていたのです。
ちばくんが生きた成瀬がリアルすぎて、圭くんが生きた春田さんが切なすぎたからです。
最終回後、本気で毎日ふたりのことを考えていました。こわっっ!www
ほんと、こんなドラマには後にも先にももう出会えない気がします。

でも今回、他のキャストのこともきちんと見ることができました。
春田さんを取ったにっくき黒澤武蔵(と思ってましたw)は、爆裂に面白いキャラクターでした。
成瀬が好きになった意味がわからん!と憤っていた四宮要は、切なくも残念な男前のおっさんでした。
春田さんを誘惑して!と思っていた緋夏ちゃん(すごい誤解だったけどw)は、めちゃくちゃ同情しちゃう女の子でした。
突然出て来て何だったの?と思っていた獅子丸怜ニは、春田さんを救ってくれた人でした。

うーーーーーーん。
わたしはかなり穿ってこのドラマを捉えていたな。
印象とはなんて恐ろしいものなんだとしみじみ思いました。
こわすぎるぞ、わたし!
やべえやつだな、アンタ!

拗らせはまだ続く

まだあります。
さらに加えて、長く聴けなかった主題歌です。
(こちらはMBの初回のゲストにsumikaの皆さんが来てくれたおかげで、一足先に聴けるようになっていました。)
この歌がビックリするくらいドラマに寄り添っていたんだな!ということにも改めて気がついたのです。

当時、sumikaさんがドラマの現場に訪ねていくという企画がありました。
この時の圭くんが、あまり嬉しそうではなくて、珍しくメンバーの人にもいつものフレンドリー感を出していなかったのがとても違和感でした。
多分あの頃の圭くんは、このドラマをどう創っていくかに悩んでいた頃だったんでしょう。
わたしはその違和感も相まって、お金の力でドラマのオリジナル主題歌を作らせたという印象も持っていたのです。
sumikaさん、ごめんなさい。


やっぱり圭くんの表情は硬いですよね。


でも、「願い」は登場人物すべての人の想いを歌った神業みたいな作品でした!
なんだこれは!天才だな!
今さらだけど、こんなすごい歌作るなんて、そして聴いたらこんなにたまらなく切なくなるなんて、ほんとにすんごい歌だな!
今度カラオケ行ったら、絶対歌おうと思います!

ついにこの時がきました

最終回。
何度も繰り返して見たのは、最後の春田さんと成瀬のシーン。
あそこで終わって欲しかったと何度思ったことか。
でも、ここを経ての圭くんとちばくんを知った上で、今回改めて見たら、2人の関係はやっぱりここから始まったなと確信できる本当に素敵なシーンでした。
この場面が生まれたのは、紛れもなく圭くんとちばくんがこのドラマで培った関係性があったからだと心から思いました。


成瀬、ほんとにかわいいよ♡


そして、運命の瞬間は訪れました。
最終回のラスト数分。
武蔵の引退セレモニーに顔を見せなかった春田さんのことを考えたら動機がしてきました。
(ていうかあのフライト、高松行がラストフライトなら、高松から帰ってきたのは誰がパイロットだったの?という疑問を一応ここに置いておきます。)
でも、見なきゃ。
圭くんの想いをちゃんと受けとめなきゃ。
ここはね、ちょっとだけ頑張りましたわたし。

でもね、最後の春田さんの涙がね、わたしの想いを洗い流してくれました。
そうか、圭くんはここに想いを込めたんだなと。
そして、武蔵です。
あれは鋼太郎さんではなく、黒澤武蔵だった。
武蔵は武蔵として、春田さんの想いを受けとめたんだなとわかりました。
もう、これがすべてです。
見てよかったなと思いました☺︎


このふたりの顔、当時は見られなかった…


全部見た後、圭モバのin the skyクランクアップ動画を見ました。
圭くんはそこにもちゃんと成瀬に対する想いを話してくれてました。
ああ、そうだった。わたしは当時この言葉にだけ縋っていたけど、圭くんが話していたのはラストシーンも全部含めての最後のコメントだったわと。

このシーンがクランクアップでよかった!


ここからはもう勢いづきます

その後、ゆくくるも見ました。
シノさんと添い寝する成瀬なんて、見たくない!と、こちらもセミシーンしかリピートしてなかったけど、ちゃんと最後まで見られました。
最終回の春田さんと成瀬の絆のシーンがあったから、あの可愛すぎるセミシーンがあったから、成瀬もシノさんと一緒にいられてよかったねってやっと思えました。


まじで成瀬、かわいすぎるよ♡


見終わって、確信したこと

とはいえ、わたしはやっぱり春成エンドを信じています。
それは今回ドラマを最後まで見られたこととは関係なくて、いやむしろ、見られたおかげで春成エンドを確信したくらいです。
でもね、それはいいんです。
それはわたしの脳内で思っているだけのことだから。
だからわたしはin the skyの続編はいらないって、本当のところはそう思っています。

今朝、unknownにちばくんがカメオ出演するというニュースが出ました。
とてもとてもとても嬉しかった!
春田さんと成瀬に「よかったね!」と言いたくなりました。
たぶんこれで本当に解き放たれるかな。
春田さんと成瀬を生きたふたりが創り上げた空気感が、あまりにもリアルだったから、もうこれ以上はないと思っていたけど、トモヤとケンヤも素晴らしかったし、きっと虎ちゃんと響太郎もめちゃくちゃ面白いと思います☺︎


チームと圭くんや充希ちゃんを「大好き」と表現するちばくんが大好き!


おわりに…

わたしはやっぱり、田中圭と千葉雄大という、ふたりの天才役者のファンで良かったなって、そう思います。

みなさん、ここまで読んでくれて、本当にありがとうございました。
らぶ♡


追記(2023年5月)

unknownに、ついにちばくんが登場しました!
テンション爆上げなだけではなく、ビジュアルもサイコーの御島崎響太郎くん♡
当たり前だけど、どこにも成瀬のカケラはありませんでしたね。

響太郎とこころのテンションに振り回されている虎ちゃん。
という脚本だったと思います。
思いますが、事前に公開された場面写真で、アドレナリンの出まくってるちばくんの表情と、「思ってたのと全然違う感じになった」という本人のコメントを見て、どうしても現場で緊張しまくっているちばくんの姿が思い浮かんでしまってました。(そしてそれはその通りでしたw)

そして、それを優しい眼差しで見守っていたであろう圭くん、in the skyのスタッフみんなと充希ちゃん。
そんな人たちがいたからこそ、あの短い時間に多くの人にブッ刺さる楽しいシーンが生まれたんだろうなと思います☺︎

これで、ふたりが演じた春田さんと成瀬は、虎ちゃんと響太郎(とこころちゃん)という関係にわたしの中で上書きされました。
(もちろんトモヤとケンヤも☺︎)
こうやって日々いろんな役を生きてるふたりに、またどこかでお互いを引き出し合う芝居合戦を見せてほしいなって、待つ楽しみが増えました♡

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