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#3、ふわり

①軽くただようさま。「ーと空中に浮く」
②軽くそっと載せるさま。「毛布をーと掛ける」
③軽く飛び降りるさま。静かに落ちるさま。

広辞苑第五版

特別、「形容詞」とか、そんなことは書いてないのです。そこが良い。御託は申すなシンプルイズベスト。

意味を見ると、まぁ、空中に浮いているさまなんだけど、専ら、風に乗るとか、空中に一時留まるみたいなものを言うのかもしれない。

「ハルが二階から落ちて来た」的なイントネーションを感じる。
きっと下から轟々と風を舞い上がらせて体を浮かせるのは「ふわり」ではないし、パラシュートで降りてくるのも違う。あくまでちょっとそこまで感を醸し出さないと、ふわりには遠ざかるのかもしれない。

桜の花はふわりと浮くし、薔薇ははらりと落ちるんだなぁ。

こういう、ニュアンスを言語化するものは、母国語の方がやりやすいんだろうな。私の場合は日本語。アメリカの方は英語で表せば、きっとりんごが木から落ちるのはふわりではないよね。

ぽとりなのか、ストンなのか。

飛び猫という写真が随分前に話題になった。「飛び猫 写真 五十嵐さん」とかで検索してちょ。それもまたふわりとは違う、もっと力強いものを感じますね。

空飛ぶ猫という絵本もあるらしい。メモメモ。

ふわふわしててもふわりとはしてないもんなー。わたあめとかそうですよね。やっぱり、空中に一時止まって飛んでいることという、かなり限定された語句ですね。

みなさんのなかのベストオブふわり、なんでしょう。(問いかけていくスタイル)

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