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#4、西燕(せいえん)

五胡十六国時代に、鮮卑族の慕容泓が山西南部に建てた国。後燕に滅ぼされた。(384-394)

広辞苑第五版

え。わからぬ。
ぼよう・おう さんらしい。
ぼ・ようおう さんではないらしい。

この、西燕という字面を見て、つばめかぁ、とまず思った。
つばめの巣が家の近くにもある。駅前の軒下にもある。驚かさないようにのぞいてみると、ある時は親鳥が雛に餌を与えていて、ある時は雛がぎゃいぎゃい言いながら親を待っていた。

生きる迫力というのは凄まじいものがあって、極限の最中冬眠状態のようになって九死に一生を得たりするが、ふとした瞬間糸が切れたようになったりもする。

こと切れる瞬間は、ひとり一度だけ。平等に訪れる。

短命らしかったこの国、良い名をつけられたと思うのに残念ですな。

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