雨音 雨音

あめがふっている
音がしみる夜
遠くに想いを馳せ
静かな喧騒閉じこめる

どこにいるのか
わからなくなる
境界線が滲んで溶ける

雨音 雨音 さっきまで見てた夢
叶わない想い
やさしすぎるひと
みんなの想い集めて
ふるわすハーモニー

ここからはおひとりで
行きなさい
思いきり歌いなさい

孤独でうつくしい
カデンツァ
記憶に刻まれる音

雨音が刻む
不協和なハーモニー

えいえんなんて ないんです
すべては幻想です
だとしても
だったとしても
あのつながった瞬間を
しんじたい

しんしん いたい

雨音がすべての記憶
存在を曖昧にする
いやむしろ
溶かして 残された輪郭だけが
永遠に

のどの おくの こころのほうに
ひっかかったまんま
とけやしないんだ

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