依存させないのにリピートされる!凄腕セラピストだけが知っている「4つの方法」

先日、私の知人のヒーラーがブログで素敵なことを書いていました。
いわく、ヒーリングセッションが終わってクライアントさんを送り出す際、

「また、何かあったらいつでも来てくださいね」

というような言葉を決して言わないようにしている、というもの。

ヒーラーが「また来てください」という言葉を使うのは、その人にとってヒーリングが必要となるような「不幸なこと・良くないこと」が起こるのを暗に願っているように聞こえるから、とのことでした。

うがった見方と言えなくもないですが、私はそれを聞いてなるほどと思いました。
その人は、「今回の問題に関しては二度と自分が必要とされませんように」という気持ちでクライアントさんを送り出している、と書いていました。


セラピストの本分はクライアントの自然治癒力の促進

この考え方の素敵なところは、クライアントを決して自分に依存させない、という点にあります。

良いセラピスト(ヒーラー、カウンセラー)は、「人間は誰もが、本来は自分を癒し、助ける力を備えている」と信じています。
この力は(文脈によって言葉は違いますが)「自己回復力」「自然治癒力」「レリジエンス」などと呼ばれます。

そして、もっとも良いセラピストは、クライアント自身にそれを思い出させて最善に育てるよう促進します。

つまり、最終的にはセラピストの力を借りることなく、「自分は自分を癒し、助けることができ、自力で幸せに生きていくことができる」と心の底から信じられるように変化させることができるのです。


クライアントを依存させることは非効率な悪手

このような「自己回復力」を育てるためには、【セラピストに依存させる】手法は悪手です。

あなたがセラピストならば百も承知のように、依存心は被害者意識と表裏一体であり、現実に起こる数々の問題の原因です。

依存心を手放すことで問題が解決することはよくあっても、依存心を強化することで幸せに向かうということは、まずありえません。


セラピストへの依存は、セッション中やセミナー中など「限定された時空間」において「一時的に」使われる場合のみ許さるといえるでしょう。
(たとえば、インナーチャイルドを癒すために、いったん依存感情を味わわせる必要がある場合など)

また、著しくダメージを負ってしまっているクライアントを集中的に癒すため、期間を決めて「余計な負荷をかけない」方針のセラピーを実施することは場合によってはありえます。
その場合、ムリな自己判断をせまらないという意味で、セラピストへの依存態度を許容することもなくはないです。

ただ、そこまでの配慮が必要な重症クライアントが(医療機関ではない)民間セラピストを頼ってくることはまれですし、セラピスト側が受け入れを拒否することもありえるでしょう。


上にあげた特殊なケース以外で、

・セラピストがいなければダメ
・セッション(カウンセリング)を受け続けなければダメ
・セミナーを受け続けなければダメ

というような依存状態を作り出すことは、クライアントが真に癒されて自立した状態に向かうためにはきわめて非効率ですし、害悪が大きいと言えます。


セラピストがクライアントを依存させようとする理由

ところが、クライアントを自分に依存させようとするセラピストは実際に存在します。

それは、クライアントが自分のもとを卒業していくこと(=自分を必要としなくなること)は、顧客が自分をリピートしないことを意味するからです。

身も蓋もない話ですが、売り上げの低下に直結するのです。


顧客がリピートしないと、つねに新規顧客の開拓を続けなければならず、セラピストは集客に追われることになります。経営状態が安定しない原因にもなります。

だから、冒頭で私の知人ヒーラーが言わないようにしている言葉「また、何かあったらいつでも来てくださいね」を、自分に依存させる意図をこめて使うセラピストが出てきてしまうのです。

そのようなセラピストは、「そろそろ◎◎が必要なタイミングではないか?」「成長するには◎◎が重要」などと、セッションやセミナーを受けることを、立場の上下関係を利用して勧誘したりもします。


セラピストという職業は、悩ましい構造的問題を抱えている

たとえば美容院であれば、お客さんの髪の毛は必ず伸びますから、定期的なリピートは確実に見込めます。

歯科医院であれば、歯の治療が終わってもメンテナンスやクリーニングの需要がありますし、加齢とともに口内トラブルが起こりやすいですから、医院側からのリピート促進は理にかなっています。

このように多くの商売では「リピートしてもらうこと・リピートを促す行為」を使って経営を安定させようとしますし、その戦略は間違っていません。

ところが、セラピストがビジネスとしてリピートを追求することは、上で書いたようにそれ自体がセラピーの本来の目的から外れてしまう、【本質的な矛盾】を最初から抱えているのです。


では、どうしたらいいのか?

ですが、私はやはり、セラピストが目指すゴールは

「クライアントが真に癒され、セラピーを必要としなくなる状態」

だと考えています。


では、ビジネス上の「リピートの追求」と「クライアントをセラピーから卒業させること」の【本質的な矛盾】について、どのように解決したらいいと思いますか?

・リピートしてもらい、
・売り上げを下げることなく(むしろ売り上げを上げることさえできて)、

かつ

・クライアントを依存させたりせず、
・自分(セラピスト)がいなくて大丈夫な状態に変化させる

のを、

セラピストにとってもクライアントにとってもWin-Winの形で実現させるには一体どうしたらいいのでしょうか?
それには、以下にあげる「4つの方法」があります。

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田中真理子@心理セラピスト

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