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12.今夜、ロマンス劇場で

脚本家の野木さんが絶賛してたのを覚えていて、アマゾンプライムに入ってたので早速みた。

大人のファンタジー恋愛映画って言われてたけどまさにその通り。ファンタジーだった。

まず、視覚的に美しい。綾瀬はるかってなんであんなにもクラシカルでカラフルなドレスが似合うんだろ。25着のドレス着替え。それが、本当どれも綺麗で似合っている。あれは毎回美雪がこっそり衣装室に入ってドレスを拝借してるんだろうけど、さすがお姫様。自分がいったい何をきたら美しいかしっている。一緒にデートしているシーンが流れるんだけどほんとに健司は幸せだったろうな。好きな人と、好きな人がとびっきり可愛くて綺麗で、こっちを向いてくれるんだから。そんなん写真バシャバシャ撮っちゃうよ。

最後、わたしは抱きしめて消えて無くなる、そして違う人と結婚して子供が産まれて孫が出来てって話に繋がるかと思ったらさ、病室にお見舞いに来たのが美雪。
そんなん、そんなん!!!!異種×人間の妄想する最高に美しい結末じゃん!!!
わたしは悩んだんだよ、中学生の時に。好きなゲームのキャラ(悪魔の使い魔)が主人公(人間)とくっつけたとき、悪魔は歳をとらず不老不死だから主人公とくっつけたら、主人公がよぼよぼのおばあちゃんになったらどうするんだ!?!見た目の話はもちろん、死んじゃうよ、悲しい無理!!くっつけられない!!って悩んでそのカプを諦めたことがあるんだけど。
諦めなくていい、彼、彼女らは愛しい最愛の人が老いても、その人ならいいんだって。不老不死側、虚構側にとっては見た目の変化は微々たるものだろうな。

最後、最後の最後に美雪が抱きしめてっていって初めて健司に触れたところも良かった。今までずっと、ずっとハンカチ越しに鏡越しに触れてきた二人が初めて触れるのがお互いが消える直前って。
わたしは、あのとき触れないで一生一緒に生きてくって健司の覚悟が嬉しかった。

嬉しかったんだよ。出来ないって言われても、ちゃんと実践してくれたことに。希望だ。触れないで生きていこうって決めてくれたこたに。触れてしまったら、もう美雪じゃない誰かを今後愛することになる。
そうじゃなくて、わたしにはあなたしかいないって思って決めてくれたことが嬉しい。


あとね、健司の年老いていく姿がむっちゃくちゃ性癖に刺さった。最高。まじで若い時よりスーツ着て白髪出てきたときがむちゃくちゃエロかった!!!!ありがとう!!!!!!

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