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舞台上の長いカーテンを抜けると、 

 こんにちは。まりりんです。

 さて、ジッターさんはよくご存知と思いますが、去る2022年5月10日(火)、EXIT・兼近 大樹さんのバースデーイベントチェキ会が開催されまして、GW明けにもかかわらずお休みをいただいて参加してきました。緊急告知された5月6日(金)からの怒涛の約5日間を、日記形式のレポートでお届けします。

 私が感覚を忘れないうちに備忘録としたい、日記形式のものなので、心の声が漏れまくってます! ふざけてる部分もたくさんありますのでご注意を!

\あとね、めっちゃ長いよ!/


■5月6日(金) 天気:晴れ

 約1週間のGWも明けて、今日から社会復帰。とりあえず諸々の書類と施策資料を作成しなきゃ。今日もお休みにしている人が多いからか、至急の電話問合せやメールなどもなく、慌ただしいという感じではない。それでもタスクを進めるうちにあっという間に昼休憩になり、支店におられた課長、先輩2名と一緒に食事に出かけた。オフィス街はなかなか混みあっていて、まぐろ丼のお店に並んで席を確保するまでは少し時間がかかった。

 ようやくセッティングされた席に着き、料理を待っている最中だった。GWの過ごし方などで盛り上がっていた矢先、ふと私用のスマホに見慣れたポップアップが表示されているのに気が付く。

 EXITのファンクラブ「Entrance」からの通知。通知時刻、本日12:30。ほんの数分前だ。そのポップアップに記されている文字列を見て、やっとランチの席を確保でき落ち着いたはずの私は思わず立ち上がる勢いだった。
 
“EXIT兼近のバースデーイベント開催決定! 参加詳細はこちら”
 
 ……は、はああ!? えええ!?

「何、どうしたの」
しまった。心の中で叫んだはずが、どうやら表に出てしまっていたらしい。突然驚愕の声を上げた私を、課長、先輩方が心配している。
「すみません……ちょっと、EXITのファンクラブから通知が来まして……あの……何かバースデーイベントが……」
急にたどたどしくなる口調。通知をタップして詳細を開こうとする手が震え、上手く操作できない。

 実は、「バースデーイベントを開催するかも」という話は、少し前に兼近さんが話題にしていた。4月下旬の別ライブ(「兼近ん家」)での話だ。しかし、その後全く詳細が出ず、兼近さんは超売れっ子芸人なのでスケジュール調整が難しく、かつそんな直前になってから会場を探して押さえるというのも厳しいはずだから、流れたのだろうと思っていた。1週間前になっても連絡なかったしね。

 まあ別にイベントなんてなくても誕生祭はSNS上で開催されるし、GW中に必死で絵も描き上げたし、お祝いは勝手にさせていただくけど……と思っていた矢先のこれ。やばすぎるて。

 やっとのことで開いた詳細ページに記されていたイベントタイトルは、「【緊急開催】かねちーとパシャパシャ ~チャラ男(31)に直接おめでとうを言うチェキ会~」。なるほど、直接おめでとうを言えて、チェキを撮れると……? 待て待て待て。いや、文面では理解できるよ。でも、このタイトルだけですでに情報過多すぎて処理が追いつかないのよ。感情が整理できない。

 イベント詳細を要約すると、5月11日(水)に31歳のお誕生日を迎える兼近大樹さんのバースデーイベントが、5月10日(火)に開催されることになった……と。内容としては、直接兼近さんご本人のお誕生日をお祝いできて、しかも兼近さんとツーショットチェキを撮ることができる……と。ふむ。

 ぷ、プレゼントも直接渡せるの? いや、やばすぎん? 今まで「たくさんプレゼントもらってるだろうし、開けるのも保管するのも大変だろうし、あげるのやめとこう。お手紙も出したいけど、読む時間ないだろうな。どうしよう」と思ってたけど、これは渡していいよね??? さすがにいいよね???

 ってかツーショットチェキって何??? ねえ。2.5次元俳優並みの距離感になっちゃうってこと??? 破壊力やば。ついでに私のボキャブラリー低下もやば。この数分間に語彙力まで壊されたんだけど。ただでさえ無いのに勘弁してくれよ。

 いやいや、ちょっと待ってくださいよ神様。イベント開催4日前に告知される情報量じゃないからさ、正直な気持ちを言っていい?
 
 ……最ッッッ高すぎるじゃないですか!!!!!
 
 ご自身のお生まれになった日なのに、貴方がファンにおもてなしされるんじゃなくて、貴方がおもてなしする側なんですか。いつもファンのために何かしますよねほんと。どんだけホスピタリティ高いんですか。何? 神様なの? 知ってますけど。ほんと天性のギバーですよね。そういうとこだぞマジで……そういうとこだぞ(大事なことなので2回)

 ……と、一通り情報を噛み砕き理解した私は、隣におられる課長に早速相談を持ち掛けた。
「課長すみません。5月10日お休みいただいてもよいでしょうか。兼近さんのお誕生日イベントがあって、ふたりで写真撮れるみたいなんです」
「ま、マジで? どういうこと……」
いきなり言われてもそうなりますよね。すみません経緯を説明しなくて。というわけで、かくかくしかじかタイム。

 もう説明するのもドキドキしちゃうよ。しかし、背に腹は代えられぬ。これを逃したら今度こそ切腹する勢いっすわ。
「了解です。それは行ってきて」
「アァァァありがとうございますッッ」
史上最速で有給申請が降りた瞬間。ありがとうございます。GW明け早々にもかかわらずその場で有給の課長承認をいただき、イベント行きが決定。泣きそうなんだが。

 常々思っていることですが、推し活に理解ある優しい職場で、本当にありがたいです。皆さんいつも温かい目で見守ってくださり、お話まで聞いてくださり、誠にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 食事を摂りつつ、取り急ぎ参加の応募を行う。イベントの時間は12:00~18:00。適宜休憩を取りながらという注意書きはあったが、6時間ぶっ通しってことですか。間に休憩休憩時間入れたらいいのに、さすがにそれは…… っていうか兼近さん、ご飯とか食べる時間はあるの? そんな、そこまで身を削るようなことしなくても……そりゃとても嬉しいけど、やっぱり体が資本なのは誰しも同じなので、無理はしないでほしい。。 疲れてても「全然大丈夫!」とか笑って言うタイプじゃん、この人。。

 応募ページを見ると、受付可能な時間帯が1時間おきに分けられている様子。さすがに東海から行くので、最初の回と終わりの方の回は厳しいかな。中間の14:00~15:00の回がよさそうか。いや、準備が間に合うかな。念のため、15:00~16:00の回にしとこうか。うーん……。

 っていうか、「応募」ってあるけど「抽選」ではないってこと? 応募したら全員参加できるのかな? 応募して受付時間に現場行って、整理券もらうとかそんな感じなのかな。その辺の情報は少ないな……。2.5次元のふれあいイベントってどんな感じだったっけ…… もう5年くらい前の話で全然覚えてないわ。

 時間帯によっては殺到しすぎて、行ったところで会えないとか、そもそも応募した段階で先着順で弾かれる可能性があるのでは? だって、いくら平日とはいえ、大スター・EXIT 兼近大樹様のイベントよ……? え、だとしたらやばいじゃん。早く応募しとかないと取り返しつかないかも、、

 本当はもっとゆっくり考えたかったが、焦った私は15:00~16:00の回を選択して回答……したと思う。多分。気が動転していて回答画面をスクショしたり、メモしたりしなかった。いつものように、確認メールが来ると思っていた。あるいはマイページから確認できると思っていた。そう……この時は。

 そんなこんなで感情の忙しい昼休憩が終了し、業務に戻る。が。やばい……仕事が手につかない。いや、10日お休みをいただくんだから集中しろ。神にお会いするために頑張ろう。仕事終わったら美容院の予約入れとこうね。運よく明日行ければラッキー。
 
 終業後、美容院の予約を入れる。幸いにも、明日の朝イチで予約が取れた。最高。

 それにしても、誕生日をファンと過ごそうって思ってくれるなんて、本当に当たり前のことじゃないよね。だって、もし10日にそのイベントがなかったら、少しはゆっくり休めたかもしれないんだよ。ファンを心から大切にしてくれる人だと思う。こんなに引っ張りだこで大人気なのは自明なのに、わざわざ交流の場に降りてきてくれるんだからさ。だからみんな、この人のことをより深く愛するんだろうな。

 はあ、兼近さんの優しさに泣きそう。ってか泣いてるじゃん、やば。情緒不安定かよ。まだ電車なんですけど。

 でも普通、こんなことありえないよ。距離が近いと言われる2.5次元でも、ここまでじゃなかった。こんな素敵な人を(一方的にだけど)知ることができて、推すことができて本当に幸せ……ありがとう。

 兼近さんにも、心から幸せでいてほしいな。
 
 ところで……今夜ANNXだ……どんな気持ちで聴けば……?


■5月7日(土) 天気:晴れ

 10日のイベントに備え、朝イチで伸ばしっぱなしになっていた髪を切りに美容院へ。ついでにパーマも当て直した。本当に予約取れてよかった。その後所用を済ませ、夕方になって慌ててプレゼントと当日の服などを買いにお店巡り。

 プレゼントの案は、昨日の時点ですでに決めていた。文学青年の兼近さんには、私の大好きな文学作品をプレゼントしようと。文学部出身で学生時代は読書量のあった私の経歴が活かせる、唯一の瞬間。

 しかし、彼は自身で小説を書くくらいの人で、大抵の話題作は押さえているはず。直近で最強と思った作品は朝井リョウ先生の『正欲』だけど、これは半年近く前にご本人が読みたいとおっしゃっていたし、もうすでに読了してるだろうな。っていうか約半年前の時点で「実はまだ持ってなくて、すごく読みたい」と聞いた時、去年のバースデーにあげればよかったと死ぬ気で後悔したよね。去年4月に読了してから「めっちゃ読んでほしい、何なら誕生日に差し上げげようかな……いや、もう持ってるかな……」と思ってたくらいなので……いや、話逸れすぎ。

 ならば、彼も知らないかもしれない名作をチョイスしよう。私が初めて読んだ瞬間から心に刺さって抜けない珠玉の作品、全5作。どれかひとつでもいい、兼近さんの心にも刺さってほしい。

 そうして某書店へ赴く。すでに18時を回ろうとしていた。これだけの広さの書店だ、ここならあるでしょう。なかったら……おもむろにAmazonのアプリを立ち上げる。お急ぎ便なら明日夕方には届くらしいからギリ間に合う。大丈夫だ。

 書店に着くと、手塚治虫関連のものが並べられている棚が視界に飛び込んできた。作品やグッズがずらり。『火の鳥』が好きなので、その書棚も興味深く見ながら通り過ぎようとしていたのだが、ふと目についたものが。

かわいいユニコーンのキャラクターのアイロンプリントシール。アイロンをしなくても、普通のシールとしても使えるとのこと。今日初めて知ったが、手塚治虫の漫画には『ユニコ』という作品があり、その主人公であるユニコというキャラクターがあまりにもかわいらしく惹かれた。ユニコーンといえば兼近さん。そのシールもプレゼントに忍ばせることにした🦄

 候補とした作品を検索コーナーで探す。すべて在庫が1冊ずつあった。残っていてよかった。ここで揃えられる。

まりりん的推し文学 全5作

<内訳>
①井上靖『星と祭』
②古井由吉『杳子・妻隠』
③星新一『妄想銀行』
④松尾由美『九月の恋と出会うまで』
⑤有島武郎『小さき者へ・生れ出づる悩み』
 
 作品を選ぶにあたり、素晴らしいと思ったことが2つあった。

 まず、井上靖『星と祭』は廃刊になっていたが、つい数年前に復刊されたらしい。仏像巡りをモチーフに、愛する人の弔い方を描いた傑作。井上先生の作品の中で一番好きなので、兼近さんにプレゼントすることができて本当に嬉しい。復刊プロジェクトを立ち上げてくださった方々、本当にありがとうございます。

 次に、古井由吉『杳子・妻隠』は帯をピース・又吉さんが書かれている。これは予想していなかったので、書店で目が飛び出そうになった。又吉さんは、兼近さんの憧れの人。古井先生は、私が一番好きな作家さん。まさかここが結びつくとは。もしかしたら帯買いしていたり又吉さんから勧められたりしているかもしれないけど、どのみち古井先生の作品は読む気がする……古井先生の、淡々と無駄のない、それでいて繊細で美しい描写力は、唯一無二のもの。兼近さんに読んでほしい作品のうちのひとつ。

 その他の作品も紹介しておくと、星新一『妄想銀行』は、この中に収録されている2作品があまりにも好きすぎて選んだ。SFショートショートの大家ながら、SFチックではない「古風な愛」と「鍵」。いずれも、10年ほど前にNHKにてドラマ化されていた作品で、一見救いはないが愛や豊かさがあるような、そんな切なさを感じる。

 松尾由美『九月の恋と出会うまで』は、数年前に映画化された名作。恋愛小説の中で一番好きなもの。ミステリー要素とファンタジー要素があるが、主軸のラブストーリーを邪魔することはなく、結果を知っていても最後は号泣してしまう恐ろしい作品。

 有島武郎『小さき者へ・生れ出づる悩み』については、「生れ出づる悩み」しか読んだことがない。だが、食事という行為と心情描写が重なるシーンがあまりにも苦しく、いまだに心に刺さったまま抜けない。
 
 ……という私の推し文学・全5作。あまり被ることはないのでは、と思っている。少なくとも、『星と祭』は大丈夫でしょう。。

 その後、ラッピング用品を買いにロフトと東急ハンズをハシゴ。本は自分でラッピングすることにしたので、ラッピングペーパーとリボン、紙袋などを入手。不器用だし、上手くラッピングできるか不安。でも物は試し。頑張ろう。神、そういう機会をくれてありがとう。

 ふと、東急ハンズに「生活の木」のコーナーがあることを思い出した。日々多忙な兼近さんに安らぎをプレゼントできないかな。スタッフさんに相談し、安眠用のシトラスブレンドアロマもプレゼントすることにした。アロマオイルはたくさん持っていそうな気がするが、せめて「ゆっくり、ぐっすり眠って、疲れを取れますように」という気持ちだけでも受け取ってもらおう。笑

 そんなこんなで20時前になっていた。お店が閉まるまであと1時間ほどしかない。慌てて服を見繕いに行くが、ここ2年ほど基本的にEXIEEEしか購入していないので、「女子女子したかわいい服」の買い方がわからない。しかも基本ネットで買うし。詰んだ。好きなタイプのお店を見かけ、恥を承知で店員のお姉さんに助けを乞う。

「推しのバースデーイベントが火曜にあって、会いに行くのにかわいい服を選びたいんですけど、選び方がわからないので助けてください……!」

お姉さん、新参者にいきなり意味の分からないオーダーをされてもさわやかな笑顔。
「任せてください! いっぱい試着しましょう!」
お姉さんと一緒にお店を一通り見て、気になった組み合わせやお姉さんおすすめのコーデを試着用に確保してもらう。ここまでで30分ほど。やっぱり人に助けてもらうと早い。恥ずかしいけど、頼んでよかった。

 いろいろ試着させてもらった中で、お姉さんが「これが一番似合うと思う、おすすめ」と最初に見立ててくださったコーデが一番似合っていた。さすがだ……。
「お姉さん、推しって誰なんですか?」
「い、EXITの……か、兼近さん……です」
「え、意外! 俳優さんとかかと思ってました」
うん、そうですよね。よく言われます。

 その後なぜか興味を持ってくださって、イベントの詳細なども説明することになってしまったし、なんかすごく打ち解けてしまった。別のお姉さんが「かねちーって頭いいですよね。考え方すごく素敵と思います」と言ってくれて、「そうでしょうそうでしょう、私の推し最高でしょう」と鼻高々。閉店間際にもかかわらず、素敵な笑顔で対応してくれる店員さんがたくさんのお店。またかわいいのが欲しい時に来よう。

 そうして、長い1日を終えた。とりあえず最低限は用意できたので今日のノルマはクリア。私の推し事情をよく知る親友たちにもイベントのことは伝えてあり、いろいろと心配されていたので、今日の行ったタスクをすべて共有したところ「お前は人間じゃない」と言われるなどしたが、褒め言葉として受け取っておく。

 明日は終日東京にて合同漫才ライブで1日潰れる。きっとほとんどまともに準備はできないだろう。ライブに行っている暇があるのかと言われれば、正直ないが……まあいっか。現場でしか得られない栄養があるんじゃ。7時半には電車に乗らないと間に合わないので、とりあえず早く寝よう。


■5月8日(日) 天気:晴れ

 終日東京にて合同ライブ「東京グランド花月」のため、ほぼ準備に時間を割くことができず。朝イチで新幹線に乗って、10時半~ 3ステ。今日のネタもどれも面白かったな。他の芸人さんのファンもたくさんいたけど、めちゃくちゃウケてた。それって本当に嬉しいこと。前説がまんぷくユナイテッドで兼近Pモノマネ生で見れたし、それも楽しかったな。

 最終公演終了が20時半。結局何も用意できなかった。せいぜい移動中に手紙の下書きをするくらいしかできず。書きながら改めて兼近さんの優しさを実感して涙が止まらなくなるし、もう感情がずっとおかしい。感謝の気持ちを書きたいだけなのに。本当に信者すぎて怖いよ。まあ、とりあえずもし指定ができるならやってほしいポーズが見つかったのは、今日の収穫ではあるけど……

 終演後の新幹線の中で、今日から始まった「青春スチャラカ学園」を見て1日を終える。明日と明後日で本気を出すしか……。いや、明後日とかもう当日なんだけど???


■5月9日(月) 天気:雨

 明日はお休みをいただくので、全集中・仕事の呼吸。

 帰宅後、19時半頃からプレゼントおよびラッピング用品でラッピング作業開始……しようとするが、マスキングテープを買ったつもりになっていたことが判明。うそやん。

 無地クラフトのマステ買ってなかった? いや、マステはストックあるけど……この英字新聞風のラッピングペーパーに、私が持っている派手な模様付きのマステたちは雰囲気が合わない。そして、さすがにテープがないとキャラメル包みは無理だ。家の付近で売っていそうなお店も、もう閉まっている。

 残念ながら、キャラメル包みは諦めるしかない。当日のラッピングとなり時間がないと想定されるため、リボンでの十字結びはともかく、キャラメル包みというレベルの高すぎる技は不可能と考えた。さすがに無謀だったか……と思いながら、明日早めに現場付近に行って、ギフト用の袋などを買い足してラッピングしようと決める。

 とりあえずできることを、と思い、プレゼントに選んだ文学作品の内訳と、簡単な紹介文を書くことにする。レターセットの便箋、全6枚あったのに書き損じで3枚も無駄にしてしまった。。やっぱりシャープペンで下書きすべきだったか……。本番の手紙を書く時は気をつけよう。そもそも、まだ文章が完成していないのだけど。。

 大分遅い時間になった頃、忘れかけていたことを思い出し一旦家を出る。GW中に頑張って描いた絵をコンビニでプリントしなければ。明日やろうものなら慌ててしまいそうだし、今日用意しておかないと。これもメッセージを添えて、兼近さんへのプレゼントに忍ばせるつもり。しかし、4回ほどプリントし損じるという失態。ど、どうした。まあいっか。会場でフォロワーさんに会えたら、ミスしたものでよければ押しつけちゃおう。(迷惑)

 そんな中ふとスマホを見ると、兼近さんがインスタライブを始めたという通知が。慌てて見る。明日のイベントの話や、誕生日当日のSNSのハッシュタグ決めの話をしている。1,000人くらいの応募があったらしい。せ、1,000人!? それを6時間で捌くの!? やば。大丈夫なのかな。ひとりあたり15秒くらいならいけると言ってるけど……そもそも兼近さんの体調とかが心配だよ。休憩ちゃんと取れるのかな。無理にでも取ってね……

 それくらいの持ち時間らしいので、多分ポーズ指定は厳しいと思うという話をされている。じゃあ、昨日思いついた構図は無理か。被らなそうだし、個人的には天才と思ったんだけど。あくまで個人的にはね。だが、その寂しさも神が紡ぎ出す言葉の波の前には無残に散っていく。
 
「マスク取って撮れるかもよ~」
 
……へ、は? 今何とおっしゃいました???
 
 20分ほどのインスタライブが終わり、一気に緊張が押し寄せてきた。寝ないと明日起きられないのに、一向に眠くなってくれない。ええい、ままよ。とりあえず、明日持っていくもの全部玄関に用意しとこう。すぐ出られるようにね。

 それにしても、前日になってもファンクラブからの連絡はなかったな。不安になってフォロワーさんたちとも話したけど、誰も連絡が来ていないらしくみんなそわそわしていた。これはもう来ないパターン……? 私、何時に応募したんだろう……15:00~16:00回で合ってる……? 合ってる、よね??? まあ、早く行けば大丈夫なのかな……残した作業がいっぱいあるから心配だよ……。
 

 \うわあああ寝れねええええええええ/


■5月10日(火) 天気:晴れ

 朝7時過ぎ起床。ついに来ちゃったよこの日が。結局緊張で3時間くらいしか寝られなかったけど、当日である今日にまで残した作業のことを考えると、もう出ないとまずい。こんな機会なんて多分もうこの先一生ないんだから、せめてプレゼントだけは完璧にしないと。

 前日なかなか寝つけなかったこともあって、必要なものは玄関にすべて用意しておいたので、身支度が整えば即出られる算段。しかし、非常事態発生(※そんな大げさなものではない)。自宅にあるストッキングがすべて伝線により全滅していた。マジかよ。

この前までみんな元気だったじゃん!! なあ!! どうしたんだよ!! 洗濯で傷めたか……。ごめんね。

茶番乙。

 慌ててコンビニに駆け込む。このせいで、当初の予定より東京への到着が20分ほど遅延することが決定。イベント参加時間までは全然余裕があるが、ラッピングと手紙という関門が残っている。手紙はともかく、ラッピングなんてまともにした経験がないわけで、充てる時間が多いに越したことはない。

 会場は新宿。品川で新幹線を降りてすぐ新宿へ向かい、東急ハンズに駆け込む。困った時の東急ハンズ。何でも揃うもんね。大好きです。神様・仏様・ハンズ様。あ、ここでいう「神様」はもちろんかねc(以下略

 以下のものを入手した。JR新宿駅到着からの経過時間、わずか20分。徒歩も含めて。これで少しは時間のロスも改善できたはず。
 
・ギフト用巾着袋(ピンク地の花柄でかわいい)
・バースデーカード予備(5月11日生まれの方向け)
・花の飾り(白)
・マスキングテープ(無地ピンク)
・追加化粧品類(悪あがき)
 
 その後、作業ができそうなスタバへ。新宿は東京勤務時代にほぼ週3ペースで行っていたので、どこが穴場なのか記憶している。甲信越地方担当として、自宅最寄り路線から「特急あずさ」への乗り換えのために通い詰めた新宿、すでに懐かしい。しかしそんなノスタルジックな気持ちに浸っている時間もない。まあ新宿は、「ルミネtheよしもと」がある限りこれからも来るよね。さあ、早くラッピングをして手紙を書いてくれ私。

 最大の関門は本のラッピングだ。イメージとして、本それぞれをラッピング用のビニールで梱包したうえで、リボンを使って十字結び(つまり、ギフト用のリボンの結び方)をしようとしていたが、如何せん十字結びなど、今まで生きてきて一度もまともにしたことがない。ぶっつけ本番。不器用なのでぐちゃぐちゃになったらごめんなさい、神様。。

 ひとまず十字結びの作り方をネットで調べながら実践したが……まさかの一発でできてしまった。あれ……私、意外と器用なのか……? ただ、少し結びが緩いと思ったのと、ビニール袋ない方がいいかもしれないと思い、満足いく形になるまで4回ほど繰り返す。そうしてできたものがこちら。

 先ほど東急ハンズで手配したピンク地のギフト用巾着袋にinto。ここまでで12時過ぎ。さあ、お手紙の時間です。2時間もあれば書けるでしょ。2.5次元界隈で鍛えた手紙力が火を噴くぜ!(※4年ぶりですが)

 スマホのメモアプリにアクセスし、今回のお手紙の下書き全文と、メッセージカードを広げた全体のサイズを俯瞰から眺める。うん、面積が足りない! これ、1枚のカードに書ききるの無理だわ。内容を精査し、ブロックごとに並び替えるなどして最も伝えるべき内容をメインカードにシャープペンで書いていく。OK、サイズぴったり。余った内容については……

 ここで先ほど手に入れた予備のカードを召喚するぜ! 再度内容を精査し、綺麗に収まるようにレイアウトし、こちらもシャープペンで書き連ねていく。2枚体制にしたので伝えたいことはほぼ網羅できたし、1枚1枚が冗長になっておらず上手くまとめられた気がする。それでも少し余っている内容があるけど……まあ、それは清書してから考えよう。

 水性ボールペンに持ち替え、ひたすらなぞり書きしていく。ここまでで12時40分くらい。まだ時間あるな。とりあえずインクが乾くのを待たなくては、と思いながら鞄の中身に目を落とす。プレゼントの内訳を記すために買っていたレターセット。2枚だけ、便箋の残りがある。書き損じたら南無三だけど、余らせてしまった内容をここに凝縮してみたらどうだろう。分量的にはぴったりそう。

 イチかバチか。余らせた内容を上手くつながりを持たせられるように少し修正し、今度は直接水性ボールペンで記していく。これは、伝えられなかったら別にそれでも構わない内容。というのが、自分の話だから。急ぐ内容ではないから、失敗したら「今日はその時ではなかった」ということにすればいい。そういうマインドが良かったのか、成功の結果を収めることができた。

 13時過ぎ。慌ててバースデーカード2枚に消しゴムをかける。インクは乾いていて、にじむ心配はない。綺麗に消して、封筒へ入れていく。バースデーカードもかわいいので念のため共有。内容は心の目で補ってください。笑

お手紙① 表紙に植えられるお花の種がついてる
お手紙② 5/11生まれの方向けカード
先ほどラッピングした本たち。
GW中に描き上げたお誕生日絵はフォトフレームに。


 押しつけがましいけど、頑張って描いたからこれも一緒に入れちゃうよ。メッセージを添えてね。いや、どんだけメッセージ送るん。

 これをこうして、こう。

 うん、我ながらいい出来! 自画自賛だけど! 追加で手配した白のお花が、いいアクセントになってる気がする。

 時計を見ると、14:00を回ろうとしている。記憶が正しければ、私の受付可能時間は15:00~16:00のはず。しかし、結局今日になっても公式から連絡はなく、ファンクラブのマイページにも情報が反映されているというわけでもなく。もしかしたら14:00~15:00回かもしれない……という不安はあったものの、14:00過ぎにこのスタバを出ても会場には14時半頃には着ける。早めに着いて、14:00~15:00回で受付できるかどうか現場で確認すればいい。まあもし上手く受付できなくて会えなかったら、「ワクワクさせてくれてありがとね!」でいいや。その場合、プレゼントとお手紙は郵送しますんで。

 歌舞伎町にあるハイジアV-1が本日の会場。Google Mapを見ると、道はさほど難しくない。20分くらいか。少し距離があるけど、ちょうど社をあげての健康プロジェクトで歩数レースみたいなのをしているし、歩数が稼げて最高だね。

 道すがら、ジッターさんらしき人たちとすれ違う。ああ、やっぱりEXIEEE少し仕込んだ方が良かったかな……あれ、今のフォロワーさんじゃない? 今すれ違った人。うん、間違いないわ。ごめん、ぼーっとしてた。あとで連絡しとこ。そんなことが2回ほどありつつ、会場付近へ。

 えっとあの、入口が見つからない。どこ!? 軽くパニックになりながら進むと、正面からもっちーが来るのが見えた。声を掛けようかと思ったが、彼は「チームEXIT」の一員でもあって、カメラマンや動画編集などを担当している。今日もイベントスタッフとして駆り出されたのだろう。忙しいかもしれないと思い、声を掛けずに通り過ぎる。

 もっちー、今こっちから来たよね。じゃあそっちに入口あるわ。焦らず歩いていこう。案の定入口を見つけ、中へ入っていく。ホールは地下にあるようで、流れるように階段を下っていった。たくさんのジッターさんがいる。今は休憩中のようで、15:00~16:00回の列形成がなされているところだった。

 フォロワーさんを見つけ、少しお話。すでに撮り終えた後らしく、「今休憩してるから、少しパワーチャージしたかねちーと撮れるし、早く並んだ方がいいよ!」とアドバイスいただいた。列に並ぶが、場に飲まれ緊張がMAX。何度も何度も鏡を見て、悪あがきのように髪を整える。そうでもしていないと落ち着かなくて。

 「泥水すすり隊」のメンバーたちも現場にいて、並んでいるジッターさんとお話をして緊張を解きほぐしていた。私はそれを見ているだけだったけど、十分落ち着くことができた。素敵な現場を作ってくれて本当にありがとう。そして、どろすすのみんなを動員して雇用を生んでいる兼近P、さすがっす。

 15分ほど経った頃。
「再開しまーす! ファンクラブ会員カードと代金、プレゼントを準備してお待ちくださーい!」
一気に空気が張り詰めたものになる。先頭から順に、受付に流れていく。閉まっていたホールのドアが開く。先頭の人が中に吸い込まれていく。兼近さんの声が聞こえてくる。あ、やばい。そこにいるんだ。緊張が度を越しすぎて、感覚がなくなってしまった。

 受付での手続きは問題なくクリア! やはり、15:00~16:00回で合っていた模様。よかった。っていうか名簿とかないんだ。会員カードをタップしてたみたいだけど、それで手続き完了するの? すごいね???

 ホールから人が出てくると同時に、私は入っていく。ステージにはカーテンが引かれていて、あの人がそこにいることがわかる。平安時代の「雅な男性」が御簾の向こうの「やむごとなき女性」に対して抱く気持ちが、少し理解できたかもしれない。お話をしているその人の声が聞こえる。明るくて、あたたかくて、やさしい声。緊張を喚起するような、それでいて緩和してくれるような声。

 カーテンを開ける役目は、まんぷくユナイテッドの松下さんだった。8日の合同ライブ「東京グランド花月」で前説をしていて、すごく面白かったのは記憶に新しい。
「すぐそこにいるんですよ、やばいですよね、かっこいいですよー。ほらイケメンの声が聞こえるねー、うんうん」
私含めジッターを和ませるために言葉をかけてくれている。やさしい。そして松下さんもイケメンなんですよね。こんな近くで見たの初めてだけどマジ男前だ。

 そんな松下さん、前に並んでいる人たちをカーテンの向こうへ誘導しつつ、私にも声をかけてくれる。
「大丈夫です? すぐそこにいますけど」
「うーん……何かあの、あんま実感が湧いてこなくて」
「そうですよねぇ」
「松下さん、日曜の『東京グランド花月』行きました。前説面白かったです!」
すると松下さん……

「ほんとに? それ……めっちゃくちゃいいじゃん」

 まさかの目の前で兼近Pモノマネをしてくれる……だと……? 何これ最高じゃん……!
「嬉しい! 生で見れるなんて。ありがとうございます」
これでかなり緊張が解けた。本当にありがとう、松下さん。

「もう次だね。マスクどうします?」
「うーん、せっかくなので外そうかと」
「せっかくですからね。外しましょ!」
その合図を受けてマスクを外し、鞄の中へ入れる。マスク外して推しに会いに行くなんて初めてだ。ライブ会場なんてマスクないと入れないしね。大丈夫、さっきちゃんと手指消毒したし、アクリル板もあるからね。あと兼近さん曰く15秒程度だし。

 私がマスクを外している間に、カーテン奥の様子を窺う松下さん。どうやらカーテンの向こうからOKサインが出た模様。
「準備いい? OK、行ってらっしゃい!」
 
 舞台上の長いカーテンを抜けると陽だまりであった。もう周りは見えなかった。光に吸い寄せられて進んでいくしかなかった。
 
「兼近さん、おめでとうございます!」
「ありがとー!」
誰にでもそうしているんだと思うけど、カーテンが開いて私が入っていった瞬間、兼近さんが目を大きくして、お口を三角形にして「ぱあっ」と明るい笑顔になって……「来てくれたんだ!」と彼の表情が言ってくれている気がした。

 ああ、太陽がそこにいる……ここ黒っぽい会場なのに、本当にまぶしい……きらきらしてる……あとほんとさ、兼近さんの金髪大好きだから、このプラチナピンクメッシュの色の時に会えて本当に嬉しい。そして今日のセットアップもおしゃれですね。

 大きいなあ。私今日ヒールでかさ増ししてるから165センチくらいだよ、身長。それなのに全然目線上なんだけど。公表してる身長、下方向にサバ読んでる説。いや、人間ドック行ってるYouTube動画上がってたし、合ってるの知ってるんだけどさ。でもめちゃくちゃ大きく感じる。オーラが大きく見せてるのかな。……肩幅かな。

 嬉しそうにプレゼントを受け取ろうとしてくれる兼近さん。すでにたくさんの人から受け取っているだろうに、初めてもらったみたいな顔してる。すごいなあ。ありがとう。そしてまぶしい of まぶしい。

 ラッピングに自分の持ち合わせたセンスを詰め込んだのもあって、アピールしたいと思ってしまったのだろう。色合いとか結構気を遣ったし。つい口走っていた。
「自分でラッピングした……」

 すると兼近さん、受け取った袋を見て、その後私を見てひとこと。じゃない、ふたこと。
「自分で!? じょうず~!!😊
兼近さん、ベビシが出てるよ。笑

 普段なら、子ども扱いされるとプライドの高い私はイラっとしてしまうのだけど、兼近さんは例外。それどころか私の5歳児が急に心の奥から踊り出てきて、めちゃくちゃ嬉しくなってしまった。どこにいたんだお前。兼近さんもそうだけど、私の推しは5歳児になりがちなので私も移ったのかもしれない。。

「さあ撮るよ~」

 兼近さん、アクリル板の向こうでポーズを決めようとする。よく写真を撮る時にしているポーズ:「ほしぃ★」だ。前の宣材写真もそのポーズだったな。

 信者・私、畏れ多くもそれを制す。何と図々しいことか。

「兼近さん、神様みたいなポーズしてほしぃ……」
「え!?」

 神、心底驚いた顔。いや、そうだよね。勝手に崇めてポーズ指定して困るよね、無茶ぶりしてごめんね。でも私にとって貴方は、唯一絶対神・兼近大樹様だから。

「神!? どう? こう!?」

 さすが神、信者を救おうとする力がお強い。これが本当の神対応ってか。ありがとうございます泣

「ゴゴゴゴ……ハァッ!(ポーズ決める」

 神がイメージする“神”ってこういう感じなんだ。個性出るなあ。素敵。私もめいっぱい信者を演じるぞ。……いや、演じなくても信者なんだから素でいたら良くない?

 カメラマンは、サンタモニカのポールくん。

「ふたりもっとくっついて!」

“くっついて”??? 今“もっとくっついて”って言ったよね???

 いや待って、ただでさえ近いのにもっと寄るの……? 頑張って、より近づく。兼近さんが近寄ってくれているのも、気配で察知する。何かアクリル板越しに温かみを感じる気がするんだが。

うわあ世界一最推しの神が隣で生きて同じ空気吸ってるのやばい(?)

 隣見れないからイマイチ把握できてないけど、いくらアクリル板があるとはいえ、この距離は死んじゃうって!!! 今死んだら、死因ってどうなるの??? 推しとの過剰接近とか???

「めっちゃいい! ハイチーズ! ……ナイスゴッド!

>>>ナイスゴッド<<<

 なんつーパワーワード。でも本当にその通りすぎる。無茶ぶり答えてくれてありがとうございます。そしてポールくんもありがとう。機転の利いたコメントで素敵な現場を作ってくれて、最高か。

「ありがとう! おめでとう! 大好き」
「ありがとう!」

 こうして退場。あっという間だった。名乗るの忘れたし、プレゼントの中身も言えなかったし、「無理しないでね」と気遣うこともできなかったけど。でも最低限は伝えられた。 

 よかった。ちゃんとお祝いできたし、お礼も言えたし、「大好き」って言えた。それだけで十分。ただ……タメ口かましてごめんね。余裕なかった、時間的にも精神的にも。

 チェキは、撮られてから像が出てくるのに少し時間がかかる。乾かしながら待っていると、たまらなく震えが襲ってきた。泣きそうだけど泣けない。意味もなく辺りを歩き回り、頭を抱える。記憶は飛んでいて、何を喋ったか、どんな表情をしていたか、今は何も思い出せない。軽い放心状態の私を呼び戻したのは、出力されてきたチェキ。

 え、めっちゃくちゃいいじゃん……神様と信者でしかない……欲しい像をありがとう……兼近さんかっこいいし理想だし最高すぎる……これは確かにナイスゴッドですわ

 チェキに関しては兼近さんの肖像権の兼ね合いもありますので、下手なイメージ図のみで失礼します。

チェキ イメージ図

 意外と平静に戻るのは早くて、邪魔になってもいけないからとその場を立ち去る。とりあえず新宿駅方面に戻って、休憩することにした。今日は食事をまともにできておらず、遅いお昼ご飯を摂る。フォロワーさんから連絡が来て、つい先日YouTubeで公開された動画にも登場する某公園へ赴くことになった。

 緑と水音、そして涼風に癒されながら夕暮れ時を過ごす。ああ、確かにこれは通いたくなる公園だわ。というか、東京に4年も住んでたのにこんなところがあるなんて知らなかった。
 この公園、近代水道誕生の地である「淀橋浄水場」の跡地らしい。歴史好き・顕彰関連好きとして、何だか血が騒ぐのを感じた。

兼近さんが腰掛けていたベンチから見える景色
例のYouTubeのとこ。水音が素敵
動画では多分ここからこの公園に入ってきてる
おふざけのライオンキング

 暗くなってきたところで、フォロワーさんと一緒に東京を離脱。帰りの新幹線で、20:00からのライブ配信を鑑賞。YOSHIKIさんとNovelbrightさんとの豪華すぎるトーク番組(コカ・コーラ主催)だったが、「ほんの数時間前にこの人が目の前にいて、お話したんだな……」と思うと何だか不思議な感じがしてきた。

 思い出そうとしても、まだ脳内の整理ができていないのか断片的にしか呼び起こせなくて、すべて夢だったんじゃないかという気すらしてくる。それでも、チェキの写真は事実として私の手元にあって。
 
 ……っていうか、改めて見るとアクリル板挟んでいるとはいえ近くない……? ポールくん、ありがとう。もうこんな距離で会えることないだろうな。
 
 何より、兼近さん。30歳最後の日をファンにくれて、「おめでとう」を言わせてくれて、本当にありがとう。

 疲れただろうから、今日は早く寝て、明日のお誕生日当日に備えてね。明日は朝のワイドショー出演もあって早いだろうから、インスタライブとかしないで寝て。ジッターみんなで、ちゃんとネットは賑わせておくし絶対トレンド入りさせるからさ。


■5月11日(水) 天気:晴れ

 ……と思ったのに、ほぼ0時にインスタライブを始めて、0時に各種SNS更新するんだからさ、すごいよねほんと。1,000人のファンに会って、ライブ配信もあって、疲れてるだろうに本当にありがとうね。
 
「俺の誕生日、素敵な1日を送ってくださいね」
 
 そういうとこなんだよなぁ……

 兼近さんこそ、幸せな1日にしてね。ファンは、兼近さんが幸せなら幸せだよ。

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 兼近大樹さん、31歳のお誕生日おめでとうございます。この1年もさらなる飛躍と実りのある、笑顔と幸せに満ち溢れたものになりますように。

 生まれてきてくれて、生きてきてくれて、本当にありがとう。

 ずっとずっと、太陽みたいな貴方を心から応援しています。

2022.05.11 (Wed.)
Happy Birthday !




 
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました🙇‍♀️

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