【アフリカンダンスのこと】〜初心を思い出す〜

先週末、久しぶりにアフリカンダンスのクラスをやりました。

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5年くらい前までは毎週定期的にクラスをやっていましたが、ここ数年は不定期開催になりました。アフリカンダンスの素敵なところはやっぱり太鼓の生演奏で踊ること。こんな贅沢な時間はないです。複数のドラマーが奏でるリズムは複雑に絡み合ってうねり、踊る私の体の細胞の隅々にまで染み渡るだけでも心地よいのですが、これがダンスのステップと結びつくことで、まさに「化学反応」のようなことが起き、さらなるうねりを生み出しすごいことになります。

・・・って言われてもねぇ(笑)。

どういうことかと言うと、単純に元気になります。そしてその空間にいる人たちがみんなで元気になるのでハッピーなパワーに満ち溢れます。

そんなアフリカンダンスなので、その世界にどっぷり身を委ねて、楽しめたら最高!・・・なのですが、指導する立場である私は、やはり全体を見ながらステップを選んだり、ドラマーの演奏するリズムのテンポがみんなにとって踊りやすようにリクエストしたりと、かなり頭を使うこともあります。

特にここ数回のクラスの時は、「初心者も含めて参加者が楽しめるように」ということを考えすぎて、自分の中で起こる「化学反応」を置き去りにしていたことに気づきハッとしました。

そしてふと、私が最初にアフリカンダンスに出会った頃のことを思い出しました。初めてアフリカ人の先生が踊る姿に魅せられて、瞬きさえできない程の衝撃を受けた時のこと。ドラマーたちの演奏に圧倒されたこと。そしてダンスとリズムが作り出す幸せに満ちた空間とそこに居る全ての人の笑顔・・・。

日本人として長くアフリカンダンスをやってきた私にとって、ダンスとリズムの関係(つまり理論)や、その関係を深めるための体の動かし方(つまり技術)の探求を積み重ねてきたので、それを伝えようと努力してきたけど、一つ忘れてはならない重要なことがありました。

ダンスとリズムの楽しさをどの瞬間も思いっきり味わうこと。

まずは私が楽しまないと一番大切なことが伝わらないよね。なんてことを思いながら臨んだ先日のクラス。・・・楽しかった。もう理屈を超えてダンスとリズムの魅力を味わいながら踊れる時間がとても幸せでした。

そんなわけで初心を思い出し、思いっきり楽しく踊ったら、翌日はびっくりするほど体調が良かったです。

演奏してくれたアフグルドラマーズと、参加してくれた方々に感謝。

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この日に踊った2つのリズムのヒントがこの2枚の写真に込められています。分かった人は相当なマニア(笑)。

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