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観光コーディネーターという仕事34

年度末が近づき、さらに書類仕事がたまる今日この頃。
椅子に座って丸1日動かずいることが多いのに、お腹はちゃんとしっかり空く。頭使っているエネルギーで体脂肪減らせればいいんだけれど、頭使うと糖分が欲しくなるんだよね。
やばいやばい。

今月も、おもてに見えるイベント的な仕事を中心に報告します。

三陸大槌町 郷土芸能冬の舞スタート

「いわて冬旅キャンペーン」特別企画のひとつなっている「三陸大槌町 郷土芸能冬の舞」。
1〜3月の第2・4土曜日の19時30分〜「三陸花ホテルはまぎく」のロビーをお借りして開催し、毎回1団体が出演します。
初日となった1月13日は吉里吉里大神楽、1月27日は臼澤鹿子踊が出演。
雪なし温泉なしのお正月明けの三陸は、例年1年のうちでもっとも観光客の少ない大閑散期となります。
お客様がどのくらい来られるかとても不安でしたが、なんとかお客様に喜んでいただけるコンテンツになあと思います。とくに27日はこれを見るためにホテルに泊まったというお客様もいて、大槌の郷土芸能の注目度も上がって来ている証と、うれしく思っています。

また、大槌町郷土芸能団体保存連合会では、2月25日(日)に能登半島地震の復興を少しでも支援したいと、
「大槌町郷土芸能チャリティ公演」(おしゃっち多目的ホール 10時〜)を開催することとなりました。
恩返しとお互い様の気持ちを込めて、いただいた入場料・募金は、全額被災地へ寄付しますので、たくさんの方に来ていただけたらと思っています。当日は、私をはじめ観光協会のスタッフもボランティアで運営を手伝います。

4年目となり、大槌町に欠かせない定番観光コンテンツとなった今年の「三陸大槌町 郷土芸能かがり火の舞」のこともそろそろ決めなければ!

三陸の冬の海でテントサウナ体験

「こんなに寒いのに、外でサウナ? だれがやるの?」という声もありましたが、「もっともっと寒いフィンランドでは、雪や湖に飛び込むだ!」とそれだけを根拠にはじめた「三陸の冬の海でテントサウナ体験」。前月のnoteでも練習風景をアップしていました。
こちらも「いわて冬旅キャンペーン」関連で、三陸の冬の観光コンテンツ造成を目的とした岩手県の助成金を活用しました。
もともと吉里吉里国さんがテントサウナで何かできないか?と考えていたことを知り、モニターを実施することを提案。この機会に商品化へぐぐぐ〜〜〜っと進みたいと思います。
1月は2回開催しましたが、参加者の反応が予想以上によく、1年を通してできる体験プログラムになるので、期待度大です。

1回目のブログ
2回目に参加してくれた「サウナ狂🔥みっちゃん」が、動画で大槌町のテントサウナ体験を紹介してくれました! ぜひぜひご覧ください

吉里吉里国では、地域おこし協力隊のオオベくんがインストラクターを務めてますので、オオベくんのnoteもぜひご覧ください(テント内の椅子やテーブルもオオベくん作! テント内がすっかりおしゃれになりました)。
参加者の方々の感想は上々。冬の海に入ってととのう方も毎回いらっしゃいました。

旅行会社三陸視察対応

1〜2月は観光客は激減しますが、そのかわりに旅行会社の東北方面ツアー造成担当者の視察が増えます。
たいてい旅行会社さんが宿泊する三陸のホテルで、意見交換会や懇親会が開催されます。大槌町に視察行程に宿泊・立ち寄り・体験がなくても、大槌町の体験プログラムのPRや担当者さんとつながりをもつ絶好の機会となるので、なるべく参加をしています(とはいえ、Hはまぎくさんが会場になることが多いので、私は距離的に楽です)。
また同時に、各旅行会社の東北方面ツアーの現状、傾向、ニーズも知ることができます。
旅行会社の若手さんたちがいらっしゃることが多いのですが、みなさん、Z世代だと思えないほど酒飲みです(笑)。コミュケーション能力が高く、ノミニケーションもできるのでこちらも楽しい時間を過ごせます。
1月中旬は、某大手旅行会社の全国の支店から東北担当者が三陸に視察に来られ、花ホテルはまぎくに宿泊。三陸沿岸の観光事業者も集まり、意見交換会および懇親会をしました。
花ホテルはまぎくでは、団体ツアー向けに貸切で大槌町の郷土芸能を鑑賞できるオプションを提案しています。これがとても人気となっていることから、今回も旅行会社のみなさんに、大槌町の郷土芸能を見ていただきました。

この日は大槌城山虎舞さんに出演していただきました。みなさん、虎舞の迫力にびっくり。商談会でもこのコンテンツをいっぱいPRしていますが、やっぱり実際に見てもらうのが一番です

インバウンド(台湾)視察対応

なんと! 台湾からの大槌メインのツアー受け入れが決まりました。
それに先立ち、エージェント担当者とツアーリーダーとなるインフルエンサーの虎さんが、大槌町に視察兼PR素材撮影で視察に来られ、NPOおおつちのあそびとともに、視察のコーディネート&対応をしました。
まずは4月に本番ツアーが来ることになりました(人数集まれば、だと思いますが)。

ジビエツーリズムで解体体験とキーホルダーづくり
ナイトサファリ
桃畑サーモン釣り体験
郷土料理づくり体験
浜千鳥酒蔵見学・試飲会

視察は2日間に渡りましたが、カラカラの天気が多い三陸の冬なのに、しかもずっと天気よかったのに、この2日間だけ雨雨雨。大槌の美しい景観をご案内できなかったのが、残念無念でした。

安渡公民館新年会

今年も参加してきました。
この新年会をはじめ、盆踊り、運動会などなど、首都圏に暮らしていたら、まず体験できない地域の行事です。
大槌に移住してきたら絶対に参加してとまでは言わないけれど、自分たちが移住して来た土地の、暮らしの文化や人々を知るのは、大切だと思います。

さいごに

最近クドカンさんの「不適切にもほどがある」というドラマを見るのを楽しみにしています。
私がまさに昭和バブル(がまだ残っていた)世代だということもあるけれど、昭和や令和の良いところ、悪いところがとてもよくわかります。
昭和は景気がよく自由で夢が持てて楽しかったけれど、働きたい女性やマイノリティにとって生きづらかったり働きづらかった状況があったのは事実(だからなのか、仕事を続けている私の同年代女子はとてもたくましくて、しなやか)。
おじさんおばさんたちが、昭和とは違ういまの時代の「コンプライアンス的なもの」に合わせる(ついていく、理解する)ことを前提として、
若い人たちにも、いまのおじさんおばさんたちは若い頃こういう時代を生きてきたんだよという相互理解ができると、世の中どの世代にももっと生きやすくなるのかな?ってちょっと思います。
若い人も将来おじさんおばさんになったとき、きっと世代ギャップに苦しめられるときが来るはずだから。

とはいえ、おじさんおばさんも日々人間力のアップデートは必要。しなやかさをもっと身につけたいと思っています。

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