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MANABIYAに行ってきた話(エンジニアブログ活用編)

はじめに

今月22日には技術書典で社内エンジニアで書いた同人誌を配布します。せっかく大きく配布するなら宣伝もうまいことやりたいような・・。カンファレンスMANABIYAに参加してエンジニア向け技術ブログの話を聞いてきたのを思い出し、この知見をからどうすれば良いのかまとめました。

聞いてきた内容と資料

株式会社LINEの社内ブログを活用することでどんな利点があったのかという話でした。
こちらがスライドのリンクです。スライドに乗っていなかった聞いてきた話をまとめて自社の技術ブログにどう応用できるのかという事を書きます

そもそも何故情報発信をする必要があるのか

LINEのエンジニア文化をより多くの人に知ってもらうための活動、技術広告として活用することができます。LINEでは下記のように社外・社内向けの目的がありました。

究極の目標は強いエンジニアを採用し、エンジニアを育てるための活動ということですね。まずは企業自体に興味をもってもらい採用試験を受けてもらう、採用した後も発信する環境を作ることでエンジニアが育ち、そして新たに興味を持った人がはいってくるというサイクルになっています。良い環境が人を集め更によりよい環境になっていく循環が生まれるのでしょう。

企業が情報発信するメリットとは

プレゼンでは下記のようにメリットをまとめられていました。

個人的な体感としては
◯知ってもらうためのコスパが良い
ブログは知ってもらうためのコスパがよい手段であり、同じ話を同じ熱量でURLを送信するだけで伝えることができる成熟したツールである。
◯話のネタになる
自分がブログを書いてた内容を、社内の人にあれ読んだよ。面白かったなどの感想をもらえる。
◯更なるつながり
社外などの自分だけだと生まれてこないネットワークを生み出せるのがよい。たとえば、個人ブログで会社見学のレポートを書いていたら、次は自社に見学に来て下さいというお話が来るなど、つながりが生まれた。

企業がブログを使って発信する場合
◯より広く、深く知ってもらえる
◯メッセージをダイレクトに表現できる
◯健全さが伝わる
社内情報が公表されることで読み手には印象がよく、健全さが伝わる。隠さないのが楽である。

下地づくり

技術ブログの難点は継続することが難しいことです。本業はサービス開発のためそのアウトプットの邪魔にならないことが大事です。LINEではどのように継続してブログを続けてきたのでしょうか。
LINEでは下記のように4、5年かけて下地をつくってきたとのことでした。

◯2014年(控えめな時代)
問題点
アウトプットがすくない
エンジニアがどうやって働いているのかわからない
◯2015年(LINE DEVELOPERDAY開催)
IT技術者向けカンファレンスを開催
→エンジニア向けイベントに力入れてますね?と言われ始める
◯2016年(BLOGとSNSを本格化)
ブログに力を入れ始める
→社内で何をやってるのかわかる
◯2017年(現在)
→社外の専門的なところから声がかかるように

会社はITエンジニア向けイベントでスポンサーをしてたような・・・?せっかくスポンサーをしているのにSNSで宣伝していないのがもったいない気がします。

継続してPVを増やすには

ブログ専任の担当者をつけておく
常に書いてくれませんかと言う人をおく
書き手はだれもが最初は初心者
→だからちゃんと何を書いてもありがとうという
→それ以降も頼むのが楽

今回技術書典の執筆に参加して思ったのが、やっぱり締切と管理者がいないと進まないということです(人間なので・・)。

ルールの緩和
LINEでは日・英・韓の多言語同時公開が前提だったため、翻訳のレビューに1ブログにつき3ヶ月かかったことも・・・・スピード感がなくてよくない
もっとブログというものは気軽にしていいのでは

内容はLINEに関わるものであれば基本的に自由になった
シンプルにすることで執筆者の負担を軽減させた
スタイルガイドを作って参照した

もちろん最低限内容の精査や法務チェックをするというのは当然ですが、忘れてた頃にブログがアップされるというのは執筆者はしんどいとおもいます。しかも、書きたい熱がある時に書き上げてブログにアップだったらいいですが、だいぶ時間がたった後で書きたい熱がなくなった時にずっと修正作業はやる気がなくなりますね・・。

拡散するためのツールはTwitterをつかう

ちなみにLINEのTwitterアカウントを見てみるとこんな感じ

講演者曰くこういうプロフィールで気を使うことが大事とのこと

「など」を入れることによってLINEがカンファレンスに登壇してる情報から、スポンサーをしていること、自社エンジニアが執筆した情報まで技術に関することはなんでも発信できる自由度を持っている。

基本的にTwiterは情報を拡散するツールでブログは情報を一つにまとめるツールであるため、使い分けが大事ですね。
エンジニア向けカンファレンスに参加するとTwiiterのハッシュタグを使って、カンファレンスに参加しながらTwitterで議論するというのをよくみます。企業アカウントがその時にスポンサーしました。自社エンジニアが登壇しました。登壇資料を技術ブログに上げましたなどを発信すると、企業のことを知ってもらえる大きなチャンスになります。

Twitterの内容の精査
LINE社内ではSlackで三人ぐらいのグループで発言する内容を共有、問題のある発言ではないかをチェックして発信しているとのこと

企業アカウントで気をつけておかなくてはいけないのは、問題のある発言ではないかをチェックするのに時間がかかるのと、その場のライブ感のある情報発信をしないと伝えたい人に届かない可能性があることです。三人位でチェックするのはちょうどいい感じがします。

大型イベント開催、イベントの支援、スポンサー、予算を持つ
実は偉い人に宣言してもらうのが大事
大きいイベントに対してクロージングの時に偉い人に今後会社は情報を発信する姿勢で進むと言ってもらうと
下の人がおっ今年の社内はこうなっていくのか、発信しようと意識が変わる

まとめ

発表をまとめるとこんな感じでした。
書くハードルを高く上げすぎず、継続的にコンテンツを増やしていく事ができ、宣伝に使える仕組みを作ることが大事ということですね。今回の技術書典の出展に関わってみると、意外と執筆するのは楽しいと感じられました。
継続的に参加すると、様々なところに宣伝として使えそうです。





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