#42 マジカルミライ2023 in 大阪 感想

※この記事はマジカルミライ2023直後にその時の熱量のまま書いたものの、公開するタイミングを見失い下書き保存に4ヶ月以上眠り続けていた記事です。

どうも、まりなです。

いやー良かったですねーマジミラ2023
去年(マジカルミライ10th)が良すぎただけに盛り上がりに欠けるのではないかと実は心配していたのですが完全に杞憂でした

私は大阪公演に参加したのですが先日東京公演も無事終わったということで。どうでした?東京で参加された方。もう最高じゃなかったですか?

ついに、完全な形でマジカルミライが帰ってきたなあとライブ後は感慨にふけっていたのですが例年通り感想の一つも共有する相手がいないので3年ぶり(https://note.com/marina_san/n/nfdfe7d0e1b25)とはなりますが今年のマジカルミライの感想を書きたいと思います。あくまで個人の感想でレポとかではなく大いに中立性と詳細性を欠いた内容となっていることはご容赦ください。

いやほんと良かったんだマジで。

導入

まず今年のマジカルミライについての前提を共有したいと思います。
改めてマジカルミライって何なの?ってことを説明しておくと公式サイトによると

『初音ミク「マジカルミライ」』は、初音ミクたちバーチャル・シンガーの3DCGライブと、創作の楽しさを体感できる企画展を併催したイベントです。

https://magicalmirai.comより引用

だそうです。1行で説明するなら初音ミク、鏡音リン、鏡音レン、巡音ルカ、MEIKO、KAITOの3DCGライブです。

↑こんな感じの雰囲気です(去年の映像)。

2013年以来毎年開催されていて、去年は記念すべき第10回公演でした。さまざまなコンテンツの乱立、社会の変化に揉まれながらも現地ライブを行うイベントを10年間続けてこられたという快挙にボカロ界隈は大いに盛り上がりました。

そんな昨年の状況もあってハードルが上がった(というか個人的には「今年は去年ほどすごいものは見れないよね…」とハードルを下げてしまっていた)今年のマジカルミライですが、例年通り開催発表時(3月)にテーマ曲を担当するアーティストが発表されます。それがまさかのAyase氏でした。

過去にも現役でボカロPとして積極的に活動してはいないアーティストの採用はありはしたのですが(e.g. 米津玄師/ハチ)、Ayase氏はボカロPとして知名度を獲得する前からYOASOBIとしてブレイクしていた印象だったので採用は個人的には非常に意外でした。

界隈の内外を問わず知名度があるアーティストの採用はマジカルミライの注目度を高めてくれそうだと喜んだ反面少し危惧されたのがマジミラにあった曲を作ってくれるだろうか?という点でした。
YOASOBIの主なイメージである(実際Ayase氏はさまざまな曲調を取り入れてるのですが)、丸サ進行・渋谷系・シティーポップ的な曲はマジカルミライにはそぐわないのではないかと若干不安が残りました。
そんな中、6月30日にテーマー曲「Hero」がついに公開されます。

おい最高やないか。不安とか言ってマジすまんかった。

おいこんな最高やのに再生されてなさすぎやろ、お前らもっと聞けよアイドルとかどうでもいいからこっち聞いてくれ
※記事公開時には510万回再生されていますが執筆時点では100万回ちょっとでした

サビでの乗りやすいメジャースケールへの転調、盛り上がれるコールパート、タメからの大サビ、どこを切り取ってもめちゃめちゃライブ向きな曲がでてきました。そりゃあ今を時めくトップアーティストです。何が求められてるかなんかわかってるに決まってます。

そんなこんなで次々情報公開されていき、ついに初日公演(8月11日)を迎えます。


ライブまで

私は2019年から毎年マジカルミライに参加していて今年で参加は5回目でした。例年は最終日の夜公演のチケットを取っているのですが今年は落選、さらに次点だった2日目夜公演も落選、ギリギリ「まあ取れたら行くか」ぐらいの気持ちで予備で取っていた初日の夜公演に当選し、参加が叶いました(マジで危なかった)。
夜公演は18時半開演なので12時半ぐらいに会場入りして、開演までは併設の企画展を観覧して待ちました。何枚か撮影した写真をお見せします。

会場前のいつものやつ
今年の等身大像。どの角度から見てもめっちゃかっこよくてすごかった(語彙)
メインビジュアル&サブビジュアル
よくわからないがすごい
初日だったのでまだシールは少なかったのですが海外勢も戻ってきているようで嬉しかったです


いよいよライブ

そうこうしているうちに開場時間が迫り、入場の整列が始まりました。もう5回目のマジミラ参加ですがこの時間になると毎回「いよいよか…」と緊張します。

入場し、自分のチケットの番号の席を探すとうぉいめっちゃ前やないかい!!
8列ということでそこまで前じゃないかなとか思っていたのですがコロナ前ばりの密度で客を詰めた会場の8列目は思ってたよりだいぶ「前」でした。

しかしいよいよライブ開始を待つのみとなったこのタイミングになっても自分の中で解決していない問題が一つありました。

「声出しってするん?」

今年の新型コロナの5類移行を受け、他のライブやフェス等のイベントは声出しを解禁していましたがマジカルミライは「声出し解禁」を(少なくとも自分の知る範囲では)明言しておらず、去年まであった「静かに応援してください」的な文言は消えている、という状態でした。

声出し解禁だとしたら2019年以来 4年ぶりということになり、するとしないとじゃ気の持ちようが全く違ってきます。
この問題はさすがに解決しておきたいと思い、開演前に周りの席の参加者にそれとなしに「声出しってOKになったんですよね?」と聞くつもりだったのですが、右隣カップル(マジミラはなぜかカップルの参加者が多い)、左隣ソロの女性(おそらく年上)、その左別のカップル、ということで残念ながら詰んでしまいました
ちなみに前後も二人組での参加が多く会話を遮ってよくわからない単騎参加の成人男性が「コール(声出し)ってOKになったんですよね?」と聞ける雰囲気ではありませんでした。

一見詰みに見えるこの状況ですが実は一つだけ解法が存在します。それは、左隣のソロ女性(おそらく年上)です。
バチバチにピアス開けててルカの法被着てて髪もルカと同じようなピンク色に染めている左隣のソロ女性(おそらく年上)が周りで唯一のソロ参加勢であり、周りで最も話しかけやすい人です。

「いつ聞こう…今じゃないな…あと3分経ったら聞こう…」などと思っているうちに開演1分前となり(情けなさすぎるなこいつ)、もう始まればわかることだしいいかと諦めかけたそのとき、

「あの…コールって決まってるんですか?」

と向こうから話しかけてきました。
まったくの想定外の事態に一瞬何が起こったのかわからず数秒フリーズしたあとようやく

「えっ…どうなんですかね?コールってするんですか?」

と、会話としてギリ噛み合っているのかいないのかわからない質問返しをしてしまいました。申し訳なさすぎる。

そうして迎えた開演。1曲目「カルチャ」。めちゃめちゃコールしてました。ラスサビ前Cメロのコール楽しすぎる。しっかり予習しといてよかった。左のピンクネキと思わず目を見合わせる。ああマジミラってこうだったよな、と2019年の初めて参加した時のことを思い出しました。


セトリふりかえり

「あくまでレポとかではなく感想」と言い訳がましく主張していますがちょっと今年のセトリは思うことがありすぎて語りたい内容が多すぎるので、流石に全曲は語りませんがセトリの振り返りをしたいと思います。

2曲目:神っぽいな

例年この枠は「文句なしに流行った曲」の枠だと思っています。2019の「テオ」、2020の「太陽系デスコ」、2021の「ダーリンダンス」の枠。個人的に今年は「サラマンダー」かな、とか根拠もなく思っていたのですがこちらも間違いないヒット曲ピノキオピーさんの「神っぽいな」でした。

3曲目:ローリンガール

wowakaさんの曲は無条件で涙腺にくるので軽率にやらないでほしい(もっとやれ)。もう今年でwowakaさんが亡くなって4年が経ちました。4年経った今も彼の名曲が親しまれて、ライブで演奏されることに感動せずにはいられませんね。個人的には2019のアンコールでの「アンハッピーリフレイン」のことを思い出したりしました。

6曲目:スキキライ

「え!?それやるん!?」という往年の名曲をマジミラはいつも思い出させてくれます。この枠を「え!?それやるん!?枠」と私は呼んでいます。去年で言うと「おこちゃま戦争」の枠。「スキキライ」もボカロにハマり始めたころ何度も聞いていました。現地参加はしていなかったのですが世代的には私は2014のセトリがド直撃で、この曲も2014のセトリに入っていたなあとか思っていました。

ところで2014のライブ盤はサブスクで聞けるのでみんな聞こう。

8曲目:きみとぼくのレゾナンス

2020のオフィシャルアルバムにも収録されていた曲ですね。2020もいろいろあった年で思うところがたくさんありました。オリンピックの影響で大阪と東京で時期をずらして開催しなければならなくなったり、コロナで開催自体が危ぶまれたり、結果一時延期し各日のキャパを減らし開催日数を増やし、なんとか開催に成功した経緯などが思い出され感慨に耽っていました。

今更やけど大丈夫この記事?マジミラ厄介オタクの自己満一人語りになってない?

10曲目:2次元ドリームフィーバー

これも2014のセトリに入ってる世代ド直撃曲です。マジミラで現地で聞いてみたいと長らく思っていた曲で「え?今年、私のためのマジミラでは??」とすら思っていました。

12曲目:Never Die

そしてまた2019の曲。本当に私を泣かせに来ていると思いました。推しのパフォーマンスを前に、左隣のピンクネキのテンションもピークを迎えているようでした。

18曲目:ネクストネスト (マジカルミライ2014 テーマ曲)

ここは昼公演から入れ替わりの枠だったそう。いやこれが聞けたのは昼公演参加勢には申し訳ありませんが「勝ち」でした。対戦ありがとうございました。2014のテーマ曲でありながら当時は演奏はされず(通称ネクストネスト事件)、ついに10th (2022)で演奏されたのですが去年はまだコロナ禍ということもありコールができずもったいないなあと思っていたところに2年連続のセトリ入りですよ。全力で「ネスト!ネスト!」って言わせてもらいました。

19曲目:ブレス・ユア・ブレス (マジカルミライ2019 テーマ曲)

本当にありがとうマジカルミライ。
初めて参加したマジカルミライ2019、こういった類のライブイベントに参加した経験がなかった私は周りの熱気に圧倒されなかなかコールできなかったのを覚えています。
しかしネガティブな気持ちになったわけではなく、「自分よりボカロが好きな人間がまだこんなにもたくさんいたんだ」ということを感じられたことの嬉しさしか頭にありませんでした。
自分も来年からはコールも参加して、全力で楽しもうと思っていたところに訪れたコロナ禍、それ以来、あの時のようなマジカルミライは失われたままでした。
そうしてついに今年、あの時のマジカルミライが戻ってきた、そしてあの時コールできなかったブレス・ユア・ブレスのコールができた、これだけでも今年のマジミラに参加した価値があったと自信をもって言えます。
「それぞれ歩き出すんだ さあミライへ」という歌詞が当時以上に重い意味を持って胸に刺さり、流石に泣きそうになりました。

24曲目 HERO (マジカルミライ2023 テーマ曲)

本当にあのメインビジュアルのまんまのミクさんが現れカッコ良すぎて言葉を失いました。
なんか色々ありすぎたのですがもう楽しすぎてあまり覚えていません。
とにかく「愛の惑星」たるボカロ界隈がこれからも発展し続け、マジカルミライができればいいなと思いました。


以上

ここまでオタクの妄言怪文書にお付き合いいただきありがとうございました。この記事を読んで「マジカルミライ参加してみたいな」と思っていただけたなら幸いです。「うわマジミラのオタクキモ…行くのやめとこ…」と思っていただけたなら最悪です。

ありがとうございました(?)

それでは、また。

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