頑張れ!涌井!
同級生のダルビッシュ有に圧倒感こそ劣るものの打たれても抑えても淡々とマウンドに立ち続ける。
そんな涌井秀章の姿が2024年にも見れて嬉しい。
「点が入ると思うから疲れる。僕が若いときはダルビッシュや杉内と投げ合っていた。1点取られたら負けだった。だから入らなくても何とも思わない」
いつかのインタビューから。
ポーカーフェイス
その単語が涌井に一番似合う。
感情を露わにする投手は嫌いだ。
限界値が見える気がして。
川上憲伸 高橋尚成 斉藤和巳 杉内俊哉 和田毅 攝津正 岩隈久志 田中将大 則本昂大 ダルビッシュ有 金子千尋 山本由伸 成瀬善久 渡辺俊介 石川歩 岸孝之 牧田和久
上の全てのピッチャーと涌井は投げ合ったことがある。
横浜高校から西武ライオンズに入団、千葉ロッテマリーンズ、楽天イーグルスそして中日ドラゴンズと経て今や2024年。
君がいるから
共に闘えるよ
僕らは待ってる
喜びのヒーローさ
そーれ涌井!頑張れ頑張れ涌井!
スタメン発表の後先発涌井秀章のコール。
西武ドームレフトスタンドから聞こえる応援歌はもう聞けないかも。
それでも今は涌井の背中を押すのは西武ファンだけじゃない。
「頑張れ!涌井!」
ロッテ楽天中日ファンだけでもない。
当時のパ・リーグを知るプロ野球ファン全員が涌井の活躍を待っている。
1986年世代は残るところ涌井秀章(中日)、ダルビッシュ有(パドレス)と美馬学(ロッテ)のみ。
野手は去年の大野奨太(中日)で全員引退。
涌井秀章37歳。
2005年3月29日、同級生の中で一番早く一軍のマウンドに立った。
2005年6月15日、ダルビッシュ有が86年世代初勝利。
2005年6月18日、涌井秀章初勝利。
涌井秀章vsダルビッシュ有
この二人が簡単にマウンドを降りるはずもない。
交代する気なんかない。
早々と引退する訳がない。
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