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高田馬場の物件に出会う 【開業記4】

今のシロッコがある物件を見つけたのは、会社を辞めてから1ヶ月経たない2017年9月下旬のことです。


来店いただけた方はお分かりでしょうが、なかなかここでお店をはじめるのは勇気がいる場所です。入りにくいお店になることこの上なかったからです。

今はオープンして1年半たちましたが後悔はしていません。より繁盛するかは自分次第ですね。場所のせいにはしたくないです。考えてここにしました。こう書くとあっさりした感じですがしっかり考えましたよ。

様々な意見があると思いますが、直感も僕は大事だと思いました。

物件に入った時に感じた、思ったことはなんとなくでも大事にしたほうがいいと思います。後はイメージがその物件にはまるか。頭の中には自分が思い描くお店があるわけで、その描くお店が今いる場所でどれくらい再現できるか。

ここにカウンター、ここにテーブル、とイメージしていって、うまくはまるとどんどんイメージが出来上がっていきます。自分に合わない物件だとそのイメージの妄想が途中で終わってしまいます。

ここにイスを置きたいけどこの壁が邪魔になる、この場所の梁が邪魔だ、みたいに。もちろん完璧を求めてもきりはないのですが、そういう感じで決めました。

ここでちょっとしたトラブルがありました。

最初この物件はかなり大手の不動産会社のサイトから見つけました。そこにお願いして物件を見たのですが、こちらとしては決めたとなれば急ぐわけです。相手はもちろん忙しいのでしょうが、前々から反応の遅さが気になっていました。

決め手となったのは次の週の予定を決めたくて、土日と休みになるのはわかっていたため金曜までに連絡をくれるようお願いしたのに(当日留守電にも入れた)連絡がなく、月曜日に何も気にすることなく電話をしてきたのでそこでもうやめることにしました。

それぞれの言い分があると思いますので詳しくは書きませんが、途中で何回か連絡をくれていた地元の不動産屋に変えました。


物件の契約の進め方はいろいろあるとは思いますが、全額自己資金ではなく国からお金を借りてお店を作る場合、内装工事の見積もり書が必要になります。

見積書があるからこそ具体的な金額を借りられるわけで、逆に見積書がなければ借りられません。

実際適当に借りられると思っている人もいてびっくりするのですが、なんとなくこれくらいじゃ借りられません。ということはお金を借りられることが決まらない限り、物件も内装も契約できません。だから大抵は手付金などを払って契約はしないけど他の人にとられないように押さえておいてもらうことをします。その期間も限りがありますし、とにかく物件をここと決めたら1日でも早く予定を進めたいのです。その辺の食い違いから仲介してくれている不動産屋を変えたのですが、これは正解でした。大家さんもいい方で、また不動産屋さんの頑張りで手付金なしで待ってもらえました。やったね。融資の話はまた別に書きます。

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見てきた物件の中でダントツの何もないところでした。もはやスケルトンというより廃墟w


ご来店お待ちしております。

日本ワイン専門ワインバー
高田馬場早稲田口より徒歩1分
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Wine Bar Sirocco
〒169-0075
東京都新宿区高田馬場2-19-8阿部大竹ビル2F
営業時間 18:00~0:00 定休日なし
チャージ・サービス料はありません
sirocco.wine@gmail.com
https://www.instagram.com/sirocco.wine/
https://www.facebook.com/sirocco.wine/
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【ワインバーシロッコについて】
https://note.mu/marino_wine/n/naa8c6eef6395

2020年4月現在は、サポートはお店のために使わせていただきます。